4つの無駄、その改善策は? クチコミプラットフォーム「buzzLife」アンケートレポート

    業績報告
    2013年9月3日 11:00

    インタラクティブ・マーケティングをワンストップで手がける株式会社イーライフ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤原 誠一郎)は、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」(バズライフ、 http://www.buzzlife.jp/ )の会員約19万人に対して、無駄だと思うものに関するアンケート調査を行いました。

    表1 無駄なものは何ですか?(問2)

    buzzLife会員は、商品の新しい価値を発見する「創造的消費」を行い周囲と積極的に交わる、いわゆるアクティブ・コンシューマーの要素が強く、無報酬の活動にも関わらずbuzzLifeの諸活動に積極参加し自分の意見を発信する特徴があります。今回は「無駄なもの」をテーマにアンケートを実施したところ、約3,614名の会員から自由記述を伴う回答が寄せられました。
    ※この「buzzLife」アンケート結果は、「buzzLife」ホームページ内でも公開しています。
    URL: http://www.buzzlife.jp/survey/2013/130801/


    ■年代・世代を問わずこれが無駄!の4つ
    まずは無駄なものの有無を尋ねたところ、全体の7割弱が「ある」と回答。性別・年代等による差は見られませんでした。

    そして、無駄なものが「ある」と回答した人(3,127名)にその内容を自由記述で尋ね、その内容から頻出単語をカウントしたところ
    ・議員・政治家・国会などの「政治家」
    ・包装・ケースなどの「過剰包装」
    ・お中元・お歳暮・年賀状などの「慣習」
    ・タバコ・パチンコ・ゲームなどの「趣味嗜好」
    の4つに関連する単語が多く見られました。

    そのうち政治家・お中元はアンケートの回答時期(2013年7月上旬、参議院議員選挙期間中)にも影響を受けていると見られます。
    性別では女性の方が過剰包装を、また年代別では20代でタバコ、30代で過剰包装を挙げる人がそれぞれやや多い傾向が見られたものの、こちらも全体傾向と大きく異なる部分は見られませんでした。つまり性別・年代を超えて無駄と感じるものは同じということになります。

    表1 無駄なものは何ですか?(問2)
    http://www.atpress.ne.jp/releases/38358/1_1.png


    ■どうして無駄なのか? 改善策は? それぞれの理由
    続いて、無駄なものを挙げた理由と対策についても自由記述で回答してもらい、頻出の係り受け(名詞と動詞/形容詞の組み合わせ)をカウントしました。そこから見えてきた理由と改善策は?

    【政治家】
    無駄と思う理由としては「人数も多すぎるし、給与もなんでこんなに多いのか、それほどの仕事をしているようにも思えない。」(40代女性)に代表されるように、「人数が多い」「給料が高い」わりに「役に立っていない」と考えている人が多いようです。改善策としては「議員の定数を大幅に削減し、歳費も削減。」(60代男性)と、人数や給料を減らすという意見が大多数でした。

    表2 政治家
    http://www.atpress.ne.jp/releases/38358/2_2.png

    【過剰包装】
    理由としては「全部ゴミになる。資源の無駄。」(50代女性)「環境にも良くないしもったいない」(50代男性)と、無駄&ゴミが増えることによる環境への影響が多数。近年、ゴミ袋を有料化する自治体も増えてきていることなども、過剰包装を無駄と感じる一因かもしれません。
    改善策では、「有料にする。店員さんが要る要らないを確認する。」(50代女性)「誰もが買い物袋を持参して少しでも無駄をなくしていくようにしたら良い。」(50代女性)など、既に世間で行われている施策や個人の取り組みを中心に、具体的な意見が多く見られたのが特徴的です。

    表3 過剰包装
    http://www.atpress.ne.jp/releases/38358/3_3.png

    【慣習】
    理由は「心が無い義理だけの贈り物は必要ないと思う」(50代女性)と、気持ちがこもっていないものにお金や手間をとらされるから。
    改善策は「機械的に送る年賀状は、思い切って止める。」(30代女性)とストレートな方法が挙がる一方で、「ハガキか、手紙で、感謝の気持ちを伝える」(50代男性)など、形式的・儀礼的なものにならないようにすることで解決する方法も提示されていることが興味深い点です。心がこもっていれば決して無駄なものではない――そう考えている人も少なからずいることが分かります。

    表4 慣習/趣味嗜好
    http://www.atpress.ne.jp/releases/38358/4_4.png

    【趣味嗜好】
    「趣味嗜好」の大半はタバコ。「タバコは、身体に悪いし、吸っている人の周りの人にまで悪影響を与えるから。」(20代女性)と「身体に悪い」「迷惑」が多く挙がっています。また、ほかの趣味嗜好については「パチンコとスロットでお金や時間を使うことが本当に無駄だと思います。」(30代女性)など、お金・時間の浪費が目に付きます。
    改善策としては「たばこ税を引き上げて、海外並みの高価格設定にするべき!」(40代女性)「法律によるパチンコの禁止。」(40代男性)など、いずれも法律や値上げによる規制を求めており、ほかの「無駄なもの」と比べてやや厳しい姿勢が見られました。


    ■自分の無駄は前向きに解決!
    年代・世代を問わず無駄とされる4つについて見てきましたが、個人の自覚や行動に負うところが大きい「過剰包装」「慣習」に対して、法律やルールによって改善すべき「政治家」「趣味嗜好」という違いが見られました。前者は自分が無駄の原因であり主体的に解決しようと努力する意向がうかがえる反面、後者はどこか他人事であり、個人ではどうしようもないと半ば諦めているようにも見えます。
    そのような中、慣習については、心がこもっていないから無駄なのであり、慣習そのものが無駄なのではない、と考える一面も。一様に「無駄なもの」と切り捨てるのではなく、本当に無駄なのは何なのかを見極め、時には逆転の発想で無駄をなくそうとする――そのような前向きな姿勢がうかがえます。


    ≪調査概要≫
    調査対象  :「buzzLife」会員登録者
    調査地域  :全国
    調査実施日 :2013年7月11日(木)~16日(火)
    有効回答者数:3,614名


    【株式会社イーライフ 会社概要】
    商号    : 株式会社イーライフ
    代表者   : 代表取締役CEO 藤原 誠一郎
    所在地   : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-29-9
            日本パーティビル2F
    設立    : 1999年9月
    主な事業内容: インタラクティブ・マーケティング戦略/
            インタラクティブ・マーケティング基盤構築/
            対顧客コミュニケーション/調査・分析
    URL     : http://www.elife.co.jp/

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