福山の通信制高校生が見つけた自己表現の道 - おおぞら高校生による初個展「糸ー泉」12月開催
おおぞら高校(広域通信制屋久島おおぞら高等学校 (校長 茂木健一郎)/おおぞら高等学院 (学院長 小林英仁) の総称) 福山キャンパスに通う3年次生の沖浦美緒さんが、2025年12月19日から25日まで広島県福山市のiti SETOUCHI(it's CUBE)にて初の個展「糸ー泉」を開催することをお知らせします。
自分の時間を活かして見つけた芸術への道
近年、Z世代を中心に自分らしさや個性を大切にする価値観が広がり、教育においても画一的な学びではなく、一人ひとりの興味関心に沿った学習機会の提供が重視されています。通信制高校はそのニーズに応える教育形態として注目を集めており、文部科学省の統計によれば、通信制高校に通う生徒数は過去10年で約1.5倍に増加しています。
沖浦さんは通信制高校であるおおぞら高校の柔軟なカリキュラムを活用し、自分のペースで学業に取り組みながら、アート活動にも積極的に時間を投じてきました。デザインへの興味は以前からあったものの、本格的に学び始めたのはここ1年ほど。その間に描き続けてきたイラスト作品が実を結び、今夏には福山市美術展覧会デザイン部門で入選するまでに成長しました。
沖浦さんは「気になった事や興味のある事に対して、受動的じゃなくて能動的に考える方が、自分にとってメリットがあると思うので、積極的に動こうと意識してます。」と語ります。

絵を通じた自己表現の探求
今回の個展「糸ー泉」では、沖浦さんが制作した約30点の作品が展示される予定です。作品のテーマは「潜在的な思想や価値観」。彼女独自の視点で捉えた日常の一場面を、手描きの独特のタッチで表現しています。
沖浦さんは「自分でも理解できないけどなぜか存在している負の感情の発散として、一部作品を制作しています。ネガティブな感情を昇華させる方法は様々ですが、私は絵を描く事で心の平穏を保っています。そんな私の潜在的な思想や価値観を作品、作品名から感受していただけると嬉しいです。」とコメントしています。
おおぞら高校福山キャンパス 白井キャンパス長は「生徒一人ひとりの可能性を信じ、それぞれの道を応援することが私たちの教育理念です。沖浦さんのように自分の興味を深め、それを社会に発信していく姿姿は、他の生徒たちはもちろん、我々大人のコーチたちですら、大きな刺激を受けますので、キャンパス全体でその活動を応援したいなと思っています。」と語っています。
なりたい大人
沖浦さんのなりたい大人は「残された選択肢を楽しめる大人」です。おおぞら高校では、年に一度生徒たちに「将来、あなたはどんな大人になれたら幸せか」を問う授業があります。おおぞら高校の生徒たちがつづる「なりたい大人作文 おおぞら100選」は こちらからご覧になれます。
https://www.ktc-school.com/campuslife/ohzora100/
個展概要
- 展示会名:糸ー泉展
- 会期:2025年12月19日(金)~25日(木)
- 開場時間:10:00~21:00
- 会場:iti SETOUCHI(it's CUBE)
- 住所:広島県福山市西町1丁目1-1 エフピコRIM 1F
- 入場料:無料
- 主催:沖浦美緒
おおぞら高校 福山キャンパス
- 住所:広島県福山市三之丸町9-16山陽第2ビル1F
- 電話番号:084-931-0700
- 担当:白井
https://www.ktc-school.com/campus/fukuyama/
法人概要
法人名: 学校法人KTC学園
理事長: 前田 益見
所在地: 〒891-4406 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2
設 立: 2002年4月
事業内容:
・広域通信制・単位制 屋久島おおぞら高等学校の運営
・通信制高校サポート校 おおぞら高等学院の運営
公式サイト:https://www.ohzora.net/
教育プログラム「なりたい大人になるための学校®」2024年度グッドデザイン賞受賞























