公益財団法人 東京都公園協会

    <夜の庭園を特別開園&ライトアップ、伝統芸能公演も楽しめる>「浜離宮でお月見散歩~将軍の御庭で栗名月を愛でる~」を10/31(金)から開催!

    サービス
    2025年10月9日 14:00
    過去のライトアップの様子
    過去のライトアップの様子

    浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)では、10月31日(金)から11月5日(水)までの6日間、「栗名月」に合わせて21時まで開園時間を延長し、夜の園内をライトアップします。
    期間中には、月見台のお供え式や、伝統芸能公演をおこなう他、夜間ならではの見どころを紹介する「お月見特別ガイドツアー」の実施、さらに、お月見限定のお抹茶セットや普段は園内で取り扱っていない日本酒の特別販売なども行います。
    今年は「お伝い橋(おつたいばし)」の修復工事の影響により、今回だけの特別なルートで夜の景観をご覧いただけます。
    柔らかな灯りに包まれた小夜の日本庭園で、格別なお月見をお愉しみください。


    「栗名月(くりめいげつ)」とは?

    お月見と言えば、旧暦の8月15日(現代では9月中旬)を指す「十五夜」が有名ですが、その「十五夜」に次いで月が美しいとされるのが、旧暦で9月13日(現代では10月中旬)を指す「十三夜」です。
    それぞれの時期に収穫し、お供えした作物にちなんで、「十五夜」は「芋名月(いもめいげつ)(今年は10月6日)」、「十三夜」は「栗名月(くりめいげつ)(今年は11月2日)」とも呼ばれています。


    1.日時

    令和7年10月31日(金)~11月5日(水)

    9時~21時(最終入園は20時30分)

    ※17時以降、安全確保のため立ち入りを制限する区域があります。
    ※中の御門は17時に閉門します(最終入園は16時30分)。17時以降は大手門をご利用ください。
    ※本イベントは、夜間特別観賞券等は不要です。通常の入園料のみでご覧いただけます。

    特設サイト
    特設サイト

    ★詳細や最新情報は下記特設サイトをご確認ください。

    2.内容

    (1)夜の御庭でお月見散歩 ※荒天中止

    【日時】期間中毎日 日没~21時
    【内容】お月見に合わせて夜間、園内をライトアップし光と影で演出します。江戸湾に面した「浜御殿(はまごてん) 」の雰囲気をお愉しみ ください。
    お伝い橋が一部修復工事中のため、例年とは違った特別なルートで夜の景色をご覧いただけます。
    【参加費】無料(入園料別途)

    風情あるライトアップ(イメージ)
    風情あるライトアップ(イメージ)

    (2)小夜の調べ ※荒天中止

    【日時】期間中毎日
    18時から20時30分までの間に複数回 各回約30分
    【場所】可美真手命(うましまでのみこと)銅像付近
    【内容】能楽、里神楽、尺八、三味線、箏などの伝統芸能の公演を、各日2組の演者(10月31日のみ1組)が日替わりで行います。
    詳細は決まり次第、浜離宮恩賜庭園公式HPや浜離宮恩賜庭園公式X(旧Twitter)でお知らせします。
    【参加費】無料(入園料別途)、当日自由観覧
    ※本公演は立ち見でのご観覧となります。席のご用意はございませんので、あらかじめご了承ください。


    <出演者のご紹介>  日本古来の伝統芸能を5組の豪華な顔ぶれでお届けします。しっとりとした夜の「浜御殿」で、暗がりに浮かび上がる松を背景に、バラエティに富んだ内容の舞台をぜひご覧ください。


    常磐津三味線【五世 常磐津 文字兵衛】ごせい ときわづ もじべえ

    1977年常磐津 紫弘の流名を受ける。84年東京藝術大学音楽学部卒業。92年第5回清栄会奨励賞。94年より東京藝術大学非常勤講師。95年歌舞伎上演時のコンサートマスターにあたる「立三味線」となる。96年代々の名跡である、常磐津文字兵衛を五世として襲名。10年第66回日本藝術院賞。12年重要無形文化財「常磐津節」総合認定保持者。14年紫綬褒章受章。

    <常磐津 文字兵衛HP>https://mozibei.jp/


    尺八【善養寺 惠介】ぜんようじ けいすけ

    東京藝術大学邦楽科卒業、同大学院修士課程修了。同大学在学中は山口五郎師(人間国宝)に師事。2002年、日本伝統文化振興財団賞受賞。箏曲山田流の山登松和氏との古典ユニット「ZEN YAMATO」で行った2017年のリサイタルで文化庁芸術祭大賞受賞。2018年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2020年、紫綬褒章を受章。
    令和7年7月、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。

    <善養寺 惠介HP>http://zenyoji.jp/


    箏【寺井 結子】てらい ゆいこ

    生田流箏曲宮城社大師範。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。NHK邦楽技能者育成会第55期修了。NHK邦楽オーディション合格。
    古典から現代作品まで幅広く取り組むと同時に、邦楽の普及のための教育活動も積極的に行い、日本独自の音楽の魅力を広めるために活動している。また、邦楽四重奏団としての国内外で演奏は多数、制作したCDはいずれも高い評価を得ている。

    <寺井 結子HP>https://yuiko-terai.com/


    能楽【宝生流能楽】ほうしょうりゅうのうがく

    大和猿楽四座のうち、外座(とびさ)を源流としている能楽シテ方宝生流は、歴代の徳川将軍家に仕え、特に、五代綱吉公からは贔屓にされ手厚い支援を受けていた。また、宝生流を嗜んでいた11代家斉公からの後援を受けて、最初の謡本「寛政版」を出版したことなど、徳川将軍家と縁が深い流儀である。
    現代に活躍する若手能楽師による、力強く気品があり、清雅かつ端正な「羽衣」を晩秋の夜に将軍の御庭でご覧ください。

    11月1日:シテ方/今井 基、田崎 甫、辰巳 和磨、笛方/森田流楽師 熊本 俊太郎
    11月5日:シテ方/今井 基、田崎 甫、辰巳 和磨、笛方/一噌流楽師 小野寺 竜一

    <辰巳 和磨HP>:https://tatsumi-kazuma.jp/
    <田崎 甫HP>:https://www.noh-ippo.jp/
    <宝生会HP>:https://www.hosho.or.jp/
    <宝生会春日教室HP>: https://www.hosho-kasuga.jp/

    能「羽衣」より
    能「羽衣」より
    能「羽衣」より
    能「羽衣」より
    今井 基
    今井 基
    田崎 甫
    田崎 甫
    辰巳 和磨
    辰巳 和磨

    里神楽【石森社中】いしもりしゃちゅう

    邦楽囃子方・石森裕也を中心に2016年頃発足。
    神社の祭礼にて里神楽や祭囃子の奉納の他、お正月の獅子舞など、様々な場面で活動。
    最近はYouTubeでの動画配信も行っている。また、今は行われなくなった演目を資料や映像から紐解き、”復刻お神楽“にも力を入れている。
    <石森裕也HP>https://www.yuyaishimori.com/

    『主な里神楽・囃子奉納場所』
    ・波除稲荷神社
    ・石浜神社
    ・素盞雄神社「菅苗町会」
    ・代々木八幡宮「富ヶ谷仲町々会」
    ・飯能市「下名栗諏訪神社」 等

    過去の小石川後楽園の様子
    過去の小石川後楽園の様子

    (3)月見台お供え式 ※雨天中止

    【日時】10月31日(金) 18時~18時15分
    【場所】横堀付近 芝生地
     ※お供え式開催日のみ、普段は立入禁止の芝生地を特別開放します。
    【内容】月見台に月見団子や野菜等をお供えし、笛の演奏を行います。
    【出演】石森 裕也(いしもり ゆうや) 氏
    2013年 東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子(笛)専攻卒業
    2015年 大学院修士課程修了 
    <石森裕也HP>https://www.yuyaishimori.com/
    【参加費】無料(入園料別途)、当日自由観覧

    昨年の月見台
    昨年の月見台

    (4)お月見特別ガイドツアー ※荒天中止

    【日時】
    日本語ガイド/11月3日(月・祝) 17時45分・19時15分(各回約60分)
    英語ガイド/11月1日(土) 18時30分(約60分)
    【集合】松の御茶屋(まつのおちゃや)
    【内容】夜間ならではの園の見どころや、趣向を盛り込んだ園内ガイドツアーを、御茶屋群の紹介を中心に日本語と英語で実施します。
    【参加費】500円(入園料別途、事前申込制、当日現金払い)
    【定員】各回20人(事前申込者優先) ※小学生以下の方は参加できません。
    【申込】下記フォーム にて、10月14日(火)10時より申し込みを受け付けます。
    https://form.run/@hamarikyu-otsukimi-guide

    お月見特別ガイドツアーの様子
    お月見特別ガイドツアーの様子
    お申込フォーム
    お申込フォーム

    ※定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合に、当日追加受付を松の御茶屋で行います。その際には、浜離宮恩賜庭園公式X(旧Twitter)にてお知らせします。

    (5)庭園ガイド ※荒天中止

    【日時】11月1日(土)~3日(月・祝) 11時・14時(各回約60分)
    【集合】大手門サービスセンター横 ガイド案内看板前
    ※各回開始時刻の15分前から受付を開始します。
    【内容】庭園ボランティアガイドが園内の見どころや歴史をご案内します。
    【参加費】無料(入園料別途)
    【定員】20人程度 ※各回先着順

    庭園ガイド 実施の様子
    庭園ガイド 実施の様子

    (6)中島の御茶屋〈お月見限定メニュー〉

    【日時】期間中毎日 
    昼の部: 9時~16時30分(ラストオーダー16時)
    夜の部: 17時~20時30分(ラストオーダー20時)
    【場所】中島の御茶屋
    【内容】園内随一の絶景を誇る中島の御茶屋で、イベント限定のねりきりと抹茶のセットや、日本酒などを販売します。
    夜の御茶屋を体験いただける数少ない機会です。
    ※席の予約はできません。

    ねりきり抹茶セット(イメージ)
    ねりきり抹茶セット(イメージ)

    (7)お月見処 ※荒天中止

    【日時】期間中毎日 10時~20時30分
    【場所】①芳梅亭(ほうばいてい)周辺 ②中島の御茶屋土間
    【内容】①キッチンカーによる軽飲食の提供や 浜離宮オリジナル提灯のテント販売など
    ②藍染、草木染スカーフやオリジナル商品の販売
    ※アルコールの販売は17時からです。
    ※営業時間及び営業場所を変更する場合があります。

    オリジナル提灯(イメージ)
    オリジナル提灯(イメージ)

    3.その他

    ・荒天または雨天の場合、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。ご来園前に浜離宮恩賜庭園公式ホームページ・公式X(旧Twitter)で最新情報をご確認ください。
    ・車いすをご利用の方は、安全確保のため一部区間をご利用いただけません。ご理解とご協力をお願いいたします。

    園内マップ

    周辺マップ

    ※17時以降は、中の御門入口は閉鎖します。
    大手門入口をご利用ください。

    お問合せ先

    浜離宮恩賜庭園サービスセンター
    03-3541-0200(9時~17時)

    浜離宮恩賜庭園について

    国指定特別名勝・特別史跡。承応3(1654)年に甲府宰相・松平綱重によって甲府浜屋敷としてつくられ、綱重の子・綱豊が6代将軍・徳川家宣になったのを機に、浜御殿と呼ばれる将軍家別邸となりました。以来、歴代将軍によって改修が行われ、11代将軍・家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成しました。明治維新後は宮内庁所管の浜離宮となりました。
    昭和20(1945)年に東京都に下賜され、翌年浜離宮恩賜庭園の名称で開園し、昭和27(1952)年に国の特別名勝及び特別史跡に指定され現在に至ります。

    【住所】
    東京都中央区浜離宮庭園1-1
    【開園時間】
    9時~17時(最終入園16時30分)
    【入園料】
    一般  300円
    65歳以上 150円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。

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