【ノーコードでPoC】MVPアプリはなぜ「見た目や使いやすさ(UI/UX)」で差別化してはいけないのか?

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    2022年9月22日 00:00
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    新規サービスの開発で「見た目をかっこよくしたい」「もっと使いやすくしたい」という要望があります。
    誰しもそう考えるのは当然ですよね。これからサービスを立ち上げるのですから、より良いものを作りたいと思うのは当然です。
    ただ、新規サービス・MVPなのに「それだけが差別化ポイント」になっている計画を見ることがよくあります。
    どういうことかこれから説明していきたいと思います。

    ちなみにMVP、PoCとは?

    MVPとは「Minimum Viable Product」のことで「必要最小限の価値を提供できるプロダクト」のこと。
    PoCとは「Proof of Concept」のことで、「アイディアが本当に実現可能であるかの検証」です。
    厳密には両者は違いますが、どちらも似てる概念ですし、同じような意味で使ってる人も多いです。
    要は、「本当にこのサービスいけるの!?」っていうことを最短の期間・最小のコストで検証する、ような意味として捉えて良いかと思います。

    すでにレッドオーシャンなのに差別化ポイントがないケース

    これはよくあります。
    既にレッドオーシャンの領域で、似たような大手のアプリが複数ある状態で『それでもやりたい』といって参入しようとする新規サービスはよくあります。
    それも戦略としてはアリかもしれません。
    もしその会社やそのアイデアに、他にはない差別化ポイント・活かせる強みがあるのなら。
    しかし、
    「既存のアプリは〇〇ところが使いにくいからアプリに〇〇な便利機能をつけたい」
    だとか、
    「Tiktokみたいなパッと見でユーザーを惹きつけるようなUIデザインで集客したい」
    などの意見をよく見かけます。
    ざっくりいうと、使いやすさはUX的な話で、見た目のデザインはUI的な話ですよね。
    それはアプリを改善していく上でもちろん重要ですが、「本質的な」差別化ポイントにはなりません。

    我々がみているアプリは「売れているアプリ」だけ

    新規サービスでアプリを作ろうとするとき、当然我々は既に見知ったアプリを調査します。
    SNS的なサービスならFacebook、Twitter、Instagram・・・
    フリマサービスならメルカリ、動画ならネットフリックスやアマプラ、ECならアマゾン、出会い系マッチングならペアーズやTinder、仕事探しならクラウドワークスやココナラ・・・
    当然チェックしますよね。
    そして、これらにあるアプリの機能は全部取り込みつつ、さらに便利に改良しようとします。
    ですが、これらは一体いくらで作られているでしょうか?
    これらはすべて売れて大成功しているサービスです。
    ここまでのアプリに成熟するまでにかけている金額は、予算のないスタートアップ企業とは全く違います。
    数千万どころか億単位の金額感です。
    さらに毎月エンジニアの体制を維持してそのコストも莫大です。

    予算が違うので見た目で差別化するのは不可能

    売れているサービスは当然エンジニアだけではなく、UXデザイナー、UIデザイナーも優秀です。
    そういった一流のデザイナーたちが描き、一流のエンジニアたちが作ったアプリに対し、低予算で見た目で差別化することは可能でしょうか?
    予算のないスタートアップでは、間違いなくそれは無理です。
    ではどう言った方向性で差別化していくのが良いでしょうか?

    差別化戦略:USP

    よく言われるのがUSPという手法ですね。

    Unique 独自性
    Selling 提供するもの、強み
    Proposition 提案、メリット

    自社の商品に独自性があるか、何が強みか、ユーザーのメリットは何か、を考えましょう。
    他社には真似できない、自社だけの価値のことをコアコンピタンスと言いますが、まさにコアコンピタンスを活かしたものである必要があります。

    差別化の例

    例えば、ちょっとビジネスモデルが今までにない形のクーポンアプリを作りたい、とします。
    ですが、クーポンアプリ自体は世の中に溢れています。
    そうすると、どうやって広めていって使ってもらうことができるか、を考えなくてはいけません。
    しかし、例えばこの会社が、クーポン関連のノウハウはなかったとしても、特定の飲食店業界に対しコネクションがものすごくある会社だったとしたらどうでしょう。
    そういった「自社の強み」は差別化になります。
    アプリの見た目や使い勝手ではなく、「良いコンテンツをたくさん集められる」ことが強みだからです。
    そうすると、「他社では手に入らない情報がこのアプリで手に入る」という面を押し出せるので、初期フェーズでは必要以上に「アプリの見た目や使い勝手」にこだわる必要はありません。
    より最速でシンプルな機能のアプリをリリースし、市場にこのコンテンツ群に重要があるかを問うのです。

    MVP・PoC開発にはノーコード

    MVP、Minimum Viable Productというくらいなので、とにかくミニマムで早くリリースしたいですよね。
    上記のように差別化ポイントが明確であればUIやUX(見た目や使い勝手)にこだわりすぎる必要はなく、シンプルな機能でリリースできるはずです。
    であれば、ノーコードが役に立ちます。
    Bubble、Adaloなどのノーコードツールを活用しつつ、スタートアップ立ち上げの有識者とチームを組んで2〜3週間から1ヶ月でリリースする。
    コストもゼロから作った場合と比較し10分の1以下に抑えられることもあります。
    ノーコードのメリット・デメリット
    まずは小さく作成しリリース。マーケットの反応を見て次の一手を打つ。
    机上でのディスカッションはあくまで机上。「こんな機能がないと使ってもらえないよ!」というのはあくまで想像で、実際にリリースして生の声を聞くと、全く違う意見・アイデアが出てきます。
    ぜひ、ノーコードを活用し最速でビジネスを進めてみてください。
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