ENZAMINの主要成分“菌体外多糖EPS(レバン)”が 腸内バランスを改善し腸内バリア機能を高め、 メタボを予防することを発表

ENZAMINのメタボ予防メカニズムは腸内環境改善にあった

創業から45年、独自の有用菌生産物質「ENZAMIN(エンザミン)」の供給を行う株式会社エンザミン研究所(本社:大阪市北区、代表取締役:後藤 謙治)は、腸内環境への影響を研究する中で、ENZAMINのメタボリック シンドローム予防のメカニズムの一部を明らかにしました。また、本研究結果は、国際医学誌「Nutrients」に掲載されました。( https://www.mdpi.com/1936574 )



1. 本研究のポイント

ENZAMINのメタボ予防のメカニズムが腸内環境の変化から明らかに

(1)ENZAMINは、高脂肪食によって悪化した腸内細菌バランスを整える

(2)ENZAMINは、高脂肪食によって低下した腸管バリア機能を回復させる

(3)ENZAMINは、血中のLPS濃度を減少させる

→ENZAMINは、腸内細菌バランスを整えることで、細胞間結合とムチン粘膜層の腸管バリア機能を回復し、血中のLPS濃度を減少させることで、脂肪細胞での炎症を抑え、メタボを予防する



2. 研究の背景

美容業界で45年以上の歴史をもつENZAMINですが、その体感の高さから健康食品としても広く使用されおり、2型糖尿病、高血圧および血栓性疾患に対して予防的な効果があることが証明されています。

さらに、2014年に発表したメタボリック シンドローム予防に関する研究では、(1)脂肪組織における炎症反応・酸化ストレスの抑制、(2)脂肪組織のアディポサイトカイン分泌障害の改善、(3)インスリン抵抗性改善による高血糖状態の改善、(4)筋肉内における脂質代謝の促進により、ENZAMINのメタボリック シンドロームへの予防効果が明らかになりました。

今回の研究では、このメカニズムを解明するため、通常食、高脂肪食、高脂肪食+ENZAMINを与えたマウスの腸内環境を比較し、メタボに関係する腸内細菌叢へのENZAMINの影響を調べました。



3. 研究の概要

(1)高脂肪食によって悪化した腸内細菌バランスを正常に戻す

腸内細菌の中で約7割を占める日和見菌。この代表として知られるのがフィルミクテス門とバクテロイデス門です。この2種のバランスは肥満に関連していることが知られており、高脂肪食の食事によりフィルミクテス門が増加、バクテロイデス門が減少したとの報告があります。

ENZAMINの摂取により、バクテロイデス門が増加、フィルミクテス門が減少したことで高脂肪食により悪化した腸内細菌叢のバランスが調整されることが示されました。


腸内細菌バランスの改善


(2)高脂肪食によって低下した腸管バリア機能を回復

腸は最大の免疫機関であり、上皮細胞同士を繋ぐ細胞間結合(タイトジャンクション)やムチン粘液層などによる腸管バリア機能により、有害な菌や物質などが体の中へ入らないよう防御しています。高脂肪食により腸内細菌叢のバランスが崩れると、細胞間結合の減少やムチン分解菌の増加により、このバリア機能が損なわれ、腸内LPSが血中へ侵入してしまいます。

ENZAMINの摂取により、高脂肪食により減少した細胞間結合やムチン粘膜層のバリア機能を回復し、LPSの血中への移動を防止することが示されました。


腸管バリア機能の回復


(3)血中のLPS濃度を減少させる

免疫を高めると言われているLPS(リポポリサッカライド・リポ多糖)ですが、血中に移動したLPSは病原性因子として知られており、内毒素とも言われています。また、LPSの体内への移動は肥満やメタボリック シンドロームにおける炎症にも関与する可能性が示唆されています。

ENZAMINの摂取により、細胞間結合とムチン粘液層が回復し、腸管バリア機能が正常化されることで、LPSの血中への移動が防止され、血中のLPS濃度が減少することが示されました。


LPSの血中移動


4. 研究の結論

以上の研究結果から、ENZAMINは日和見菌であるフィルミクテス門やバクテロイデス門の腸内細菌叢バランスを整えることにより、細胞間結合やムチン粘液層などの腸管バリア機能を回復させます。

これにより、LPSの血中への移動が防止され血中LPS濃度が減少し、メタボの主要要因である脂肪細胞での炎症が抑えられることで、“メタボを予防する”ことが確認されました。



5. ENZAMINとは

エンザミン研究所の独自原料である「ENZAMIN(エンザミン)」は、京都大学医学博士 赤澤一三が開発した赤澤菌を二段階培養することにより得られた「有用菌生産物質」です。

一次培養で赤澤菌によって生産された様々な物質が、二次培養で菌の自己融解酵素等により低分子化されます。

これによりENZAMINには、菌体外多糖EPS(レバン・β-グルカン)・フラクトオリゴ糖・メラノイジン・低分子ペプチド・ポリヌクレオチド・その他菌体構成成分など様々な機能性成分が含まれています。



6. 今後の展望

今回の研究から、ENZAMINは腸内細菌叢のバランスを整えることが確認されました。これはプレバイオティクスの作用であり、ENZAMINに含まれる菌体外多糖EPSが関係していると考えられます。菌体外多糖EPSには、腸内環境改善のほか、免疫刺激、抗炎症、抗腫瘍、コレステロール低減、抗ウィルス、マクロファージ活性、抗酸化、高血糖抑制等の作用が世界各地で研究報告されています。

エンザミン研究所では、これらの効果とENZAMINの多数の研究結果が一致していることから、ENZAMINの機能性の一部をEPSが担っていると考え、赤澤菌が産生する菌体外多糖EPSに着目。これを強化した新原料「ENM-Q」シリーズを近々発表する予定です。



7. 会社概要

社名  : 株式会社エンザミン研究所

代表者 : 代表取締役 後藤 謙治

所在地 : <本社>〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満1-6-8-11F

      <東京オフィス>〒140-0001 東京都品川区北品川1-12-9-503

      <京都工場>〒612-8255 京都府京都市伏見区横大路六反畑55-8

設立  : 1977年10月12日

事業内容: 健康食品/清涼飲料水/化粧品の企画・製造・販売

資本金 : 1,000万円

会社URL : http://www.enzamin.com

公式SNS : https://www.facebook.com/enzamin.jp

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