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【歌舞伎町の前身は高級住宅地】 新タワー誕生で再注目される「まち」の今昔を元新宿歴博館長が解説

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年3月22日に『すごい!新宿・歌舞伎町の歴史 ~進化し続けるカルチャータウン~』(橋口敏男著/税込1320円)を発売します。2020年まで新宿歴史博物館館長を務めた著者は、「歌舞伎町」の軌跡を徹底調査しました。本書は、江戸時代から現代まで300年の変遷をたどる、もう一つの歌舞伎町ガイドです。「東急歌舞伎町タワー」開業で話題を集める、日本屈指の歓楽街の素顔に迫ります。

■歌舞伎町に関わり続けた40年の集大成

1970年代後半に新宿区役所の職員となった著者は、40年以上にわたって区庁舎がある新宿・歌舞伎町で働き、変貌する街を見守ってきました。新しいビジネス・文化の誕生や副都心開発を目の当たりにする中で、興味をそそられたのが街の成り立ちです。史料をあたったり、当時を知る人に話を聞いたりすることがライフワークとなりました。「江戸時代には旗本や大名の屋敷があった」「明治期に大きな池があった理由」「昭和初期は総理大臣が自宅を構え、女学生が通う瀟洒な学校も存在」など、収集した意外な事実は枚挙にいとまがありません。それらを時系列でまとめた本書は、新宿・歌舞伎町を職場や遊び場にしている人はもちろん、ちょっと怖いと思っている人にも、「この驚きを共有してもらいたい」という著者の集大成ともいえる、地元愛にあふれた1冊です。

本書の発刊あたっては、4月14日、新宿TOKYU MILANO跡地に「東急歌舞伎町タワー」を東急㈱と共同で開業する㈱東急レクリエーション社長の菅野信三氏が、コメントを寄せています。
新宿・歌舞伎町には知られざる歴史と、いくつもの伝説がある。
そして今、このまちの新たな章が幕を開ける。
株式会社東急レクリエーション 代表取締役社長 菅野信三

■本書で紹介する歴史トリビア&意外なドラマ

●江戸中期に「新宿」誕生
信州高遠藩主内藤家内に開設された「新」しい「宿」場が「内藤新宿」と呼ばれたのが始まり

●現在の新宿東宝ビルあたりは巨大な池だった
明治の華族、大村純雄伯爵が鴨猟のために造成

●新宿に遊園地があった!?
大正期に「新宿園」花園神社東側に開園

●歌舞伎町の前身は高級住宅地
昭和初期に岡田啓介、平沼騏一郎、阿部信行ら、総理大臣が自宅を構えていた

●戦後の復興計画で「歌舞伎町」誕生
「歌舞伎劇場」建設は幻となり、町名だけが残った
当時の様子がわかる貴重写真も多数掲載 (写真は「新宿園」)
当時の様子がわかる貴重写真も多数掲載 (写真は「新宿園」)

■『すごい! 新宿・歌舞伎町の歴史』について

【著者】

橋口 敏男(はしぐち・としお)
元新宿歴史博物館館長。1955年長崎県生まれ。77年法政大学卒業後、新宿区役所に入所。まちづくり計画担当副参事、区政情報課長、区長室長など歴任。2016年歌舞伎町タウン・マネージメント事務局長、17~20年公益財団法人新宿未来創造財団に在籍し、新宿歴史博物館館長を務めた。著書に『新宿の迷宮を歩く 300年の歴史探検』(平凡社新書)がある。

【書誌情報】

タイトル:すごい! 新宿・歌舞伎町の歴史
サブタイトル:進化し続けるカルチャータウン
著:橋口 敏男
判型製本:四六判並製
定価:1,320円(税込)
発売日:2023年3月22日
ISBN:978-4-569-85430-4
発売元:株式会社PHP研究所

※書評などのための献本も承っておりますので、お申し付けください。

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