インテック、ブロードバンドインターネット時代の新しいインターネットEDIソフトを提供開始

    サービス
    2005年9月15日 15:00

    報道関係各位                      平成17年9月15日

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                              株式会社インテック

      ブロードバンドインターネット時代の新しいインターネットEDI ソフト
           「B-ixServ AS2 Connector」の提供開始について


     株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役執行役員社長:
    宮地秀明)は、インターネットを介してセキュアなデータ交換を実現できる
    通信ソフトウェア「B-ixServ(ビックスサーブ)AS2 Connector」の販売を
    9月15日より開始しました。公衆回線網を使って行われていた電子商取引(EDI)
    を、インターネット上へ置き換えることを可能にするものです。「B-ixServ
    AS2 Connector」を使うことで、セキュリティを確保するとともに、ブロード
    バンドインターネットを使って大容量のデータを短時間に伝送することが
    できます。

    ■ブロードバンドインターネットで安全に大容量のデータ交換

     インテックの新しいインターネットEDIソフトウェア
    「B-ixServ AS2 Connector」は、EDIのネットワークを、これまでの公衆回線
    網からインターネットへ安全に置き換えることができます。インターネット上
    の盗聴、改ざん、成りすまし等の脅威への対策を、暗号化、電子署名といった
    機能で実現します。HTTPを用いているため、ファイアウォールなど既設の
    インターネット接続環境を活用して容易にインターネットEDIを実現でき、
    さらにブロードバンドインターネットを活用することで、短時間での伝送が
    可能になります。従来の公衆回線網によるEDIに比べ10分の1以下(回線速度や
    データサイズによって変動)で送受信ができます。
     また、ファイル連携、FTP連携、外部コマンド連携などの機能によって、
    容易に基幹システムと連携できることも特長です。ユーザインターフェースは
    シンプルでわかりやすく、運用者の負担を軽減しつつ、実務を支援する機能を
    提供します。

    ■通信手順のグローバル標準EDIINT AS2に準拠

     「B-ixServ AS2 Connector」は、インターネットのEDI標準「EDIINT AS2(注1)」
    に準拠しています。EDIINT AS2はインターネット上で電子商取引(EDI)を行う
    ための通信手順です。WebサーバとWebブラウザの間で使われるHTTPを用い、
    暗号化技術や電子署名などを使用してインターネット上で安全な情報交換を
    実現します。欧米においては大手流通業が採用したことで標準の通信手順と
    して普及し、国際的な商品マスタの同期化ネットワークGDSN(注2)にも、標準
    通信手順として採用されています。日本では、日用品化粧品業界EDIネット
    ワーク運営会社のプラネット(注3)が8月よりEDIINT AS2対応インターネット
    EDIサービス「SMOOTHEDI(スムースイーディーアイ)」を開始しています。

    ■B-ixServシリーズ第一弾、廉価版も提供

     「B-ixServ AS2 Connector」は、インテックが今後リリースを予定している
    B-ixServシリーズの第一弾です。高速・大容量が必要とされる場面で、また、
    流通業界や海外との取引のある業界で活用できます。接続先や用途を限定した
    廉価版も同時に提供し、インターネットEDIの普及を促進してまいります。
     インテックはEDIINT AS2に代表されるグローバル標準に容易に対応できる
    ようにすることで、お客さまのインターネット活用型電子商取引システムの
    構築を広く支援してまいります。
    ※B-ixServ AS2 Connectorの価格:40万円より

                                   以 上

    注1) EDIINT AS2:Electronic Data Interchange-Internet Integration
      Applicability Statement 2。IETF(インターネット技術の標準化組織)で
      標準化されたインターネットEDI標準。RFC4130として公開されている。

    注2) GDSN:Global Data Synchronization Network。GS1(注4)が推進する
      世界的な商品データベースの同期化ネットワーク。GDSNに接続している
      各社に共通で必要な情報を同期することによって、全世界の様々な商品に
      ついての情報取得を効率化することができる。

    注3) 株式会社プラネットは、日用品・化粧品業界を中心に一般消費財の流通
      ネットワークを支えるインフォメーションオーガナイザーである。現在、
      参加企業1025社の間での発注データ、請求データなど24種類のデータ交換
      (EDI)を提供している。

    注4) GS1は、消費財流通の国際標準化団体である。国際EAN協会
      (EAN International)が、2002年11月にUCC(米国の流通コード機関)とECCC
      (カナダの流通コード機関)の加盟した後、名実ともに地位を固め、2005年
      1月に改称した。GS1の加盟機関は、各国・地域を代表する流通コード機関
      で、現在、103の国・地域の101の機関が加盟している。


    ■この件のお問合せ先
    株式会社インテック B2B-ix事業部
    マーケティング担当 山家(やまか)、深澤(ふかさわ)、栗田(くりた)
    Mail: net_info@intec.co.jp  TEL: 03-5665-5113
    FAX: 03-5665-5099