墨壺と筆を携帯、日本古来の旅文具「矢立」を奈良からお届け 2年で100万人減の書道人口、 未来に繋ぐ「筆文化」クラファン2/28まで

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    2023年2月20日 14:30

    奈良県で文筆具を製造販売する文殊房(本社:奈良県桜井市 代表:萬谷 万起子)は、墨壺と筆が一体となり携帯できる日本古来の旅文具、「矢立(やたて)」をリターン商品としたクラウドファンディングを2023年2月28日(火)まで実施しています。多くの方にユニークで愛着の持てる文筆具を提案することで、産業規模の縮小、後継者不足の課題に取り組み、筆文化を後世に繋げて参ります。


    日本古来の旅文具、「矢立」


    クラウドファンディングURL: https://kibidango.com/2295



    ■書道人口の減少、作り手の高齢化、後継者不足・・・「筆文化」を絶やさないために

    時代の流れとともに筆文字に接する機会は失われており、その減少数は2年で100万人に上るとのデータがあります(2020年レジャー白書より)。書道人口の減少に伴い、毛筆文化を支えてきた文房具の生産も衰退の傾向にあります。作り手の高齢化と後継者の不足も顕著となり、これまで培われてきた技術や知識が失われつつあります。


    このような状況の中「筆文化」を未来に繋げたいという想いから、クラウドファンディングという試みを実施しています。「矢立」という永い歴史を持ちながらも斬新なこだわりに満ちた文筆具を提案し、たくさんの方に知っていただくことで筆文字に親しんでいただけるきっかけを生みたいと考えています。さまざまな情報伝達技術が発達している現代においても、手書きの筆文字でしか伝えられない温かさや想いは不変です。今後もさまざまな試みを通して、日本古来の「筆文化」を後世に繋いで参ります。



    ■矢立とは

    矢立とは筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記用具です。古来の日本、行く先々で文字を書く必要のあった文人商人たちにとって、なくてはならない持ち運ぶことのできる書道具でした。その後さまざまに贅を尽くした矢立が生まれ、優雅で工夫を凝らしたものは工芸品として美術館にも収集されています。しかし時代を経るにつれて、万年筆などさまざまな文筆具が登場し、矢立は姿を消すようになりました。現在骨董品として売買されている矢立は毛先が腐食したものが多く、使用には難があるものが大半です。


    この度のクラウドファンディングではこの矢立を再現しました。工芸的な価値のあるものから手軽に使える入門用まで、こだわりに満ちた商品を幅広くご提案しています。


    野外で筆文字体験(墨壺)


    野外で筆文字体験(書く)


    古くて新しい、持ち運べる旅文具


    ■クラウドファンディング概要

    プロジェクト名: アウトドアでも活躍する「矢立」という名の旅文具/

             繋ぎたい未来へ「筆文化」

    URL      : https://kibidango.com/2295

    募集期間   : 2023年1月1日(日祝)~2023年2月28日(火)


    リターン例:

    <矢立「雅」77,000円(送料・税込)>

    柿の形をした墨壺に希少な材である「黒柿」を使用。蓋その他白い部分には鹿角を使い、持ち手部分は根来塗という技法を凝らしています。床飾りとしてもお使いいただける、まさに美術品。


    柿を模した矢立「雅」


    <矢立「招福」/入門用 8,500円(送料・税込)>

    矢立入門用として、手軽にお使いいただける品です。持ち手部分は竹・墨壺はABS樹脂を使用しています。


    手軽に使える入門用「招福」


    ■会社概要

    社名  : 文殊房

    代表者 : 萬谷 万起子

    所在地 : 奈良県桜井市三輪1186-1

    事業内容: 文筆具の製造販売

    HP   : https://monjyubo-nara.com/

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