.NET開発環境下のバーコード作成ツール「Barcode.net」がバージョンアップ ~劣化しない、自由な幅のバーコードを作成可能に~

    有限会社パオ・アット・オフィス(本社:千葉県習志野市、代表取締役:村井 誠、以下 Pao@Office)は、.NET開発環境下でのバーコード作成ツール「Barcode.net」をバージョンアップし、「Barcode.net ver 2.4」(税込21,000円)を2013年1月17日にリリースします。

    バーコードサンプル(CODE128)


    ■ver 2.4へのバージョンアップについて

    【1.バーコード精度アップ】
    (1)黒バーを塗りつぶすように変更
    バージョンアップ前までの「Barcode.net」では、複数の細線で太い線(黒バー)を構成していました。今回のバージョンアップで、太い線(黒バー)は複数の細線で構成するのではなく塗りつぶすように変更したことで、バーコードの読み取り精度が格段にアップし、描画速度も速くなりました。

    (2)内部的な画像形式変更
    内部的なバーコード画像フォーマットを、ビットマップからメタファイル形式に変更しました。これまで画像拡縮によりバーがギザギザになるケースがありましたが、今回の改変で改善されました。
    ※指定幅に合わせて画像拡縮描画を行うDrawメソッドにのみ関連する改変です。

    【2.バーコードを画像ファイルへ保存可能に】
    各バーコードに、画像保存用のコンストラクタ及びメソッドを追加しました。バーコードを画像に保存する場合は、次の手順で行っていただけます。

    (1)コンストラクタに、次の2つの引数を指定
    -画像ファイル名
    -画像形式(ImageFormat):ImageFormat.Png/ImageFormat.Jpeg(※1)

    (2)必要に応じて次の2つのプロパティを指定
    -ImgDpi   :保存画像解像度(dpi)
           →既定値:600
    -ImgDrawUnit:描画単位(GraphicsUnit)
           →既定値:pixel
            他:mm・inch・Point・Display・Document・World

    (3)描画
    上記コンストラクタ呼び出しとプロパティ設定を行えば、通常の Draw / DrawDirect / DrawDelicate メソッドで画像出力可能です。(※2)

    ※1 解像度(dpi)が有効になるための推奨フォーマットは、png及びjpegです。pngでは背景は透明になります。jpegは背景が白塗りつぶしになります。他の画像形式も指定できますが、保存画像解像度プロパティ(ImgDpi)が無効になります。
    例:Code128 barcode = new Code128(@"c:\image.png",ImageFormat.Png);

    ※2 ただし、これらのDraw系メソッドを呼び出すタイミングで、コンストラクタで指定したファイル名以外の画像ファイルに出力するケースも考えられます。その場合は、Draw / DrawDirect / DrawDelicate をオーバーライドして引数の最後にファイル名を指定可能にしております。こちらをお使いください。
    例:barcode.Draw(code,x,y,width,height,@"c:\image.png");

    【3.標準料金代理収納用バーコード(コンビニバーコード)の横幅指定が可能に】
    これまでPao@Officeは、「UCC/EAN-128 標準料金代理収納ガイドライン(財団法人 流通システム開発センター)」に準拠したコンビニバーコードを出力するために、プリンタのdpiから自動的にバーコードの幅を決定して描画していました。
    しかしこの度、前述した文書はあくまでガイドであることがわかり、なおかつ方式は完全ではない、という独自の判断をいたしました。(※3)
    そこで、コンビニバーコードでも通常のバーコード同様に幅を指定することができるようにオーバーロードメソッドを追加いたしました。
    ただし、単位はmm(ミリメートル)のみです。mmの小数値指定は可能です。
    例:ean128.DrawConvenience(code,mmX,mmY,mmWidth,mmHeight);

    この機能追加により、自在な幅のコンビニバーコードを描画できるようになりました。

    ※3 「UCC/EAN-128 標準料金代理収納ガイドライン(一般財団法人 流通システム開発センター)」の内容を調査したところ、ガイド内で使われているバーコード幅の判断材料であるプリンタのdpiとは、現在多くのプリンタで使われているdpiではなくサーマルプリンタ(感熱紙プリンタ)のDPMの考えを元にしたのであろうと推測し、「現在のレーザプリンタなどでは少し矛盾が発生するのではないか」という考えに至りました。
    ガイド通りのドット数でバーコードを描いた場合、ガイドで記述されたバーコード幅よりも大きくなるという矛盾があります。モジュール幅ドットをプリンタdpiを基準にmmに変換した場合、ガイド通りにはならず、小数点4桁以降も端数が出ますが、ガイドでは小数点3桁までで端数は切り捨てられています。小数点4桁以降の端数が入っている値が、正常にドットをmmに変換した値のはずなので、そのまま計算すれば、バーコード幅はガイドで記された幅より大きくなります。

    【4.Windows 8 / Visual Studio 2012 / .NET Framework 4.5対応】
    今回のバージョンアップより、Windows 8 / Visual Studio 2012 / .NET Framework 4.5に対応しています。


    ◆製品の詳細はこちらをご覧ください。
    http://www.pao.ac/barcode.net/


    ◆試用版
    「Barcode.net試用版」のインストーラを配布しています。インストーラには、サンプルプログラムとマニュアルが含まれています。
    http://www.pao.ac/barcode.net/#download
    ※試用制限は、バーコードに「SAMPLE」と出力されます。
    ※試用版に、購入した製品ライセンスキーを入力すると、「SAMPLE」の試用制限が解除されます。


    【バーコード製品の実績】
    Pao@Officeは、2002年10月より.NET用バーコード作成ライブラリ、2006年7月よりJava用バーコード作成ライブラリ、2010年11月よりExcel等Microsoft Office製品向けバーコードコントロール、2011年3月よりPHP用バーコード作成ライブラリを販売しており、開発者向けバーコードツールにおいて開発・販売の実績を持っています。
    Pao@Officeのバーコード製品は、多くのユーザ、多くの業種・業務で利用されています。

    <「Barcode.net」の特長/優位点>
    【1.精密なこと】
    単なるバーコードリーダでの検査でなく、RJSのレーザーインスペクターModel L2000というバーコード検査機にて細かくバーコードの精度を検査しております。それにより、他社の従来のバーコード作成ツールに比べても精密なバーコードを作成することが可能です。
    プリンタによって線がにじみ、読み取り精度が悪くなる場合等、バーコードの線幅微調整も自在に行えます。

    【2.使いやすいこと】
    わかりやすいクラスのインタフェースになっており、機能的にも十分なサンプルが付属しています。マニュアルの使用例でも書かれていますが、2~3 Stepのロジックでバーコードの印刷等を行うことができます。

    【3.軽いこと】
    「Barcode.net」を利用してバーコード作成を行う場合、「Barcode.net」自体がシステムに与える負荷は微小で、数MBのメモリ上で動作します。

    【4.汎用性があること】
    バーコードのアウトプットは、System.Drawing.Graphicsオブジェクトです。従って、ユーザーがバーコードを作成するアプリケーションから、様々な用途で利用することが可能になっています。
    また今回の機能追加で、画像ファイルをバーコードのアウトプットとすることができるようになりました。

    「Barcode.net」を利用することで、多くの.NETを用いたWEBシステム開発においてバーコードの出力を容易で便利に行うことができます。

    <対応しているバーコード>
    通常使われてる以下のバーコードに対応しています。

    ・JAN13(EAN13)
    ・JAN8(EAN8)
    ・Interleaved 2of5(ITF)
    ・Matrix 2of5
    ・NEC 2of5(COOP 2of5)
    ・NW7(Codabar)
    ・CODE39
    ・CODE128
    ・GS1-128(UCC/EAN128)
    ・郵便カスタマバーコード
    ・QRコード
    ・標準料金代理収納用バーコード(コンビニバーコード)

    <製品価格>
    価格:1開発ライセンス 21,000円(税込)

    ※1開発ライセンス=「Barcode.net」を使用して開発するパソコン1台
    ※ランタイムライセンスは無償

    ◆動作環境
    OS      :Windows 2000 / XP/Vista / 7 / 8 / Server 2003 / Server 2008 / Server 2008 R2、32/64bit OS別に製品提供。
    .NET Framework:.NET Framework 1.0 / 1.1 / 2.0 / 3.0 / 3.5 / 4.0 / 4.5
            .NET Frameworkのバージョン別に製品提供。
            ただし下位互換あり。
    開発環境   :Microsoft Visual Studio 2002 / 2003 / 2005 / 2008 / 2010 / 2012
            Microsoft Visual Studioのバージョン別に製品提供。
            ただし下位互換あり。
    開発言語   :VB.NET / C# / C++ / J++ / J# / F#

    製品(「Barcode.net」)のFacebookページ
    http://www.facebook.com/pao.barcode.net

    会社(Pao@Office)のFacebookページ
    http://www.facebook.com/pao.at.office


    【会社概要】
    社名   : 有限会社パオ・アット・オフィス(Pao@Office)
    設立日  : 2001年10月10日
    資本金  : 350万円
    代表者名 : 村井 誠
    企業サイト: http://www.pao.ac/
    社員数  : 10名
    事業所  : 本社(千葉県習志野市谷津3-29-2-401)
           東京事務所(東京都港区新橋1-8-3 住友新橋ビル7F)
    事業内容 :1.システム全般に関するコンサルタント(企画・立案)
          2.ソフトウエアの設計・製造・販売
          3.システム運用サポート
          4.ソフトウエア開発支援ツールの開発、および販売

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