78歳が新入社員!?人材確保が難しい今、年齢や国籍を超えた雇用は突破口になるか。中小企業だからこそできる「人を大切にする経営」の極意が1冊に

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    2023年10月18日 10:00

    株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『新入社員は78歳 小さな会社が見つけた誰もが幸せを感じられる働き方』(市川 慎次郎/著)https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276966を2023年10月18日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売いたします。

    ◆平均年齢57.8歳、社員33人の中小企業が躍進の理由とは?

    足立区綾瀬に本社を置く中央シャッター/横引シャッターは、社員33人の中小企業。
    従来上げ下げしていたシャッターを横開きできるように開発して、「上吊り式横引きシャッター」として特許を取得、駅の売店などに多く採用されています。

    そんな会社がNHK「ニュースウォッチ9」、フジテレビ「Live News イット」など、さまざまなメディアに取り上げられ、話題となっている理由は、その「職場のあり方」。
    小さい会社だからこそできることを愚直に追い求め、定年のない雇用、病気になっても安心して働ける職場づくりを行ってきました。
    その考え方の根本には、仕事を人に当てはめるのではなく、人に合わせて仕事をつくっていくという市川慎次郎社長の思いがあります。

    ただ、このような経営の形に至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。
    9億円の借金、激減した社員とゼロからの出発、コロナ禍……。きれいごとだけでは経営はできませんが、社員の幸せのために動くことで、会社の業績も上がっていきました。

    働くとは何か、経営とは何か。懐かしくも新しい、幸せ経営が教えてくれることが、この1冊に詰まっています。

    ◆市川慎次郎社長が目指す「人を大切にする経営」とは?

    ──はじめに より再構成

    横引シャッターは、私の父・文胤が1970年に興した中央シャッターというシャッターの修理業の会社を母体として、1986年に設立されました。今では横に引くシャッターでは業界トップクラスのシェアを占めるようになりました。
    そんな企業がなぜ多くのメディアに取り上げられるのかというと、社員の扱い方が特徴的だからだとよく言われます。
    確かに数年前に入社した社員は78歳でしたし、94歳まで働いた社員もいました。年齢だけでなく、国籍や人種もさまざま、障がいがある人だっています。そうした人たちを雇うのは当然、戦力としてであって、小さな会社が生き残るためのパフォーマンスでは決してなく、私は信念をもって彼らを雇用しているのです。
    その信念とは、創業者の先代社長である文胤が遺してくれた、「人を大切にする経営」哲学でした。

    社員にはどんな戦力になってほしいかを伝えて本人に目標を定めてもらいますし、時には数値目標を与えることもあります。そこはシビアに社員に課しています。「社員を大切にする」というのは、「なんでも許す」という意味ではないからです。
    単に優しいだけでなく、社員の成長につながるようにマネジメントすることが、「社員を大切にする」ことになるのだという思いが私にはあります。
    ただし、稼ぐ以外のところはうるさく言いません。働き方に関してもモラルを破ったり、チームの和を乱したりしなければ叱ることもありません。
    正々堂々と利益を出して、その利益をみんなに還元して、みんながハッピーになる。それが私の目指す「幸せ経営」なのです。

    社長という人たちは誰もが、社員に長く幸せに働いてほしいと願っているはずです。本書がそんな意気ある経営者の何かしらのヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。
    幸せに働く人や、そんな人が集まる会社が増えることを願って――。

    【目次】

    第1章 中小企業が、9億円の借金を6年で7億円返すまで
    第2章 積小為大、1を積み上げ大と為す
    第3章 社長がやるべきことは社員のモチベーションを上げるマネジメント
    第4章 自ら考え動く、社員鳴動の極意
    第5章 行きついた「人を大切にする経営」の秘訣
    第6章 社員が自慢できる会社へ

    【著者プロフィール】

    市川 慎次郎
    ◉──1976年、埼玉県生まれ。東京都内に本拠を置く、株式会社中央シャッター、株式会社横引シャッター代表取締役。父の先代社長が、従来上げ下げしていたシャッターを横開きできるよう開発して、「横引きシャッター」として特許を取得している。
    ◉──高校卒業後、中国の清華大学へ留学し、北京語言文化大学(現・北京語言大学)漢語学部経済貿易学科を卒業。帰国後、父の経営する株式会社中央シャッターに入社。父の下で創業者の精神を叩き込まれ、総務部部長・経理部部長を兼任し、当時9億円を超えていた負債を圧縮して会社を立て直した。2012年、父の急逝を受けて代表取締役に就任。先代社長の遺志を受け継ぎ、地域とのつながりを大切にする着実な経営で安定した業績を残している。
    ◉──東京青年会議所足立区委員会委員、東京商工会議所足立支部建設分科会副分科会長などを歴任。駅の売店に多く採用されている横引きシャッタ―の普及や、定年のない雇用、がん患者が働ける職場づくりを実現させたことで知られ、こうした実績に基づく講演などを各地で行っている。

    【書誌情報】

    書名:『新入社員は78歳 小さな会社が見つけた誰もが幸せを感じられる働き方』
    定価:1,650円(税込)
    判型:46判
    体裁:並製
    頁数:212頁
    ISBN:978-4-7612-7696-6
    発行日:2023年10月18日
    https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276966

    amazon:https://amzn.asia/d/fXIEwzE
    楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17660551/

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