合同会社デジタル鑑識研究所のロゴ

    合同会社デジタル鑑識研究所

    機密情報のリークを世界の情報機関レベルで調査する、 ダークウェブ監視検索サービス「UGINT」が提供開始

    サービス
    2022年6月23日 09:30

    デジタル鑑識(デジタルフォレンジック)サービスを手掛ける合同会社デジタル鑑識研究所(本社:千葉県松戸市、代表:中村 健児)は、ランサムウェア被害等で漏洩した企業の機密情報がダークウェブ内にリークされていないかを調査するサービス「UGINT」(ユージント)の提供を2022年6月20日(月)に開始いたしました。


    サービスイメージ画像


    UGINT(ユージント)とは、Under Ground INTelligenceの略で、OSINT(Open Source INTelligence=公開情報)に対する概念として当社が考案した用語です(商標登録出願中)。



    【提供開始の背景】

    ●ランサムウェアの被害拡大

    昨年来、ランサムウェアの被害が急拡大しています。

    警察庁によれば、2021年中における国内の被害件数は146件(2021年上半期61件、下半期85件)であり、2020年下半期(21件)以降、右肩上がりで増加しています。その被害は、企業・団体等の規模やその業種等を問わず、広範に及んでいます。


    グラフ


    企業・団体等におけるランサムウェアによる被害件数の推移(「令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(警察庁)

    ( https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei.pdf )をもとに合同会社デジタル鑑識研究所作成)


    一方、JPCERT/CCが2018年に発表した調査報告書では、回答した企業の実に35%がランサムウェアの被害に遭っていると答えています。このことから、警察に届出がなされていない被害が相当数あると推測されます。

    ( https://www.jpcert.or.jp/research/Ransom-survey.html )



    ●機密情報のリークはダークウェブ上で行われる

    ランサムウェアの被害は主にデータの暗号化と情報の抜き取りです。

    暗号化されたデータを元に戻すために金銭を要求し、要求に応じない場合は抜き取った情報をリークすると脅迫する、いわゆる二重脅迫が行われます。

    ランサムウェアによる被害では、抜き取られた機密情報がリークされていないかどうかをダークウェブで確認し、状況に応じた適切な対応をとることが必要です。このことは、徳島県 つるぎ町立半田病院で発生したランサムウェア被害の有識者会議報告書でも指摘されています。

    ( https://www.handa-hospital.jp/topics/2022/0616/report_01.pdf )


    情報のリークはダークウェブ上でなされることがほとんどで、クリアウェブと呼ばれる一般のウェブ空間で行われることは極めて希です。

    しかし、ダークウェブはアクセスすること自体がリスクであると言われており、企業としてはそこに足を踏み入れるのを躊躇せざるを得ません。

    そこで当社が企業に代わってダークウェブ内の情報を検索し、機密情報リークの有無を調査いたします。

    また、恒常的にダークウェブを監視することで種火を発見することができ、火の手が回る前に鎮火させることも可能となります。



    【各国の軍隊や情報機関に採用されているシステム】

    UGINTで使用するのは、多数の国の軍隊や情報機関が採用しているダークウェブ専用の検索システムです。

    ロボットによる自動巡回のほか、元イスラエル軍のエンジニアがTelegramやDiscordといったインスタントメッセージ(IM)グループ、マルウェアのマーケット、招待制で非公開とされている犯罪者集団のフォーラムなど、ダークウェブ内のさらに深部に潜んでいるクローズドなコミュニティにまで直接潜入して収集したデータが蓄積されています。

    テキストデータだけでなく画像データも蓄積されており、ダークウェブの最深部までリーチすることが可能です。



    【料金】

    ■単体料金 165万円/回

    ■デジタル鑑識とのセット価格 デジタル鑑識料金+110万円

    ※標準調査期間1か月間(スポットでの検索も可能)。

    ※価格は標準的な事案における目安であり、事案の内容により変動します。

    ※いずれも税込価格です。



    【商号変更と事業内容についてのお知らせ】

    当社は2022年1月19日に、合同会社フォルクローレから合同会社デジタル鑑識研究所に商号変更いたしました。

    また、2022年4月1日よりデジタル鑑識(デジタルフォレンジック)サービスを開始いたしました。

    詳しくは当社プレスリリースをご覧ください。

    https://presswalker.jp/press/636



    【会社概要】

    会社名 : 合同会社デジタル鑑識研究所

    所在地 : 千葉県松戸市松戸

    代表者 : 中村 健児

    設立  : 2020年10月22日

    URL   : https://dflabo.co.jp/

    事業内容: サイバーセキュリティに関する次の業務

          ・デジタル鑑識(デジタルフォレンジック)

          ・重大性判定

          Twitterに特化したアカウント運用請負

          サイバーリスク保険の取扱い



    【本件に関するお客さまからのお問い合わせ先】

    合同会社デジタル鑑識研究所

    お問い合わせフォーム: https://dflabo.co.jp/contact/

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら。
    プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

    合同会社デジタル鑑識研究所

    合同会社デジタル鑑識研究所