「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します...

「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。

日本画家 上村松篁の重要なテーマである熱帯花鳥の世界を中心に展覧

 近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、6月21日(火)から8月28日(日)まで、展覧会「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。

本展覧会では、上村松篁(1902~2001)のハワイやインドで出会った異国情緒あふれる熱帯花鳥の本画をはじめ、素描、下絵もあわせて展覧し、本画制作に至るまでのその過程をご紹介します。

17歳の頃、インドの熱帯の花鳥を色鮮やかに描いた石崎光瑤の作品に出会い感銘を受けた松篁は、40年余りの歳月を経てインドや東南アジア、ハワイなどを訪問する機会を得ます。長年憧れ続けた熱帯花鳥の取材は、独自の表現を確立し、松篁芸術の重要なテーマとして位置づけられます。

    幾層にも重ねられた赤や黄金の強い色彩を感じさせる熱帯花鳥の世界は、松篁の憧れの楽園としての夢をのせ、命輝く深遠な世界に誘います。


【展示作品の一部】

上村松篁「鳳凰木」昭和48(1973)年


上村松篁「ハイビスカスとカーディナル」 昭和39(1964)年



 上村松篁(1902~2001)は京都画壇の先輩である石崎光瑤の熱帯花鳥の世界と出逢い強い憧れを抱き、約40年後の昭和34年にインド、東南アジアへ、昭和38年にはハワイへ、その後も精力的に熱帯地方へ取材旅行をしています。約10数年の間に「鳳凰木」を含む熱帯をテーマにした作品を次々と創出し、松篁の長年の夢が爆発するかのように、エネルギーに満ち溢れた極彩色の熱帯花鳥の世界が展開していく様子が見て取れます。写生には、日本にはないエキゾチックな形態の花鳥たちが現地での湿潤な空気を纏い、生き生きと描かれています。

本展では、上村松篁の「鳳凰木」をはじめ、松篁が夢見た極彩色の楽園「熱帯花鳥」の世界を描いた作品に焦点を当て展覧いたします。

 

1. 名  称   「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」

2. 開催期間   令和4年6月21日(火)~令和4年8月28日(日)

          ●館長 上村淳之による美術講演会 6月25日(土)14時~15時

3. 主   催   公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社

4. 会  場  松伯美術館

5. 休 館 日   月曜日(但し、7月18日(月・祝)は開館し、翌19日(火)は休館)

6. 開館時間  午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)

7. 入 館 料   大人〔高校生・大学生を含む〕820円

        小・中学生410円

         ・20名以上は団体割引(入館料1割引)

         ・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引

8. 展示作品数 約100点(下絵、素描を含む)

9.  展示作品      上村松篁

         「樹蔭」昭和23年(1948)

         「水辺」昭和29年(1954)

         「草原八月」昭和31年(1956)

         「熱帯花鳥」昭和38年(1963)

         「ハイビスカスとカーディナル」昭和39年(1964)

         「燦雨」昭和47年(1972)

         「鳳凰木」昭和48年(1973)

        特別展示 

        上村松園

         「唐美人」大正13年(1924)

         「美人納涼」昭和7年(1932)

        上村淳之

         「銀鶏紅白梅図」(霰天神山胴掛原画) 平成14年(2002)


《参考画像》

上村松篁「樹蔭」昭和23年(1948)


上村松篁「水辺」昭和29年(1954)


上村松篁「草原八月」昭和31年(1956)


上村松篁「熱帯花鳥」昭和38年(1963)


上村松篁「燦雨」昭和47年(1972)


以 上


プレスリリース添付資料

カテゴリ:
イベント
ジャンル:
アート・デザイン 社会(国内)
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