五月山のふもと、新緑美しい池田城跡公園 特設水上能舞台で能・...

五月山のふもと、新緑美しい池田城跡公園 特設水上能舞台で 能・狂言を鑑賞!! 「第二十三回 いけだ薪能(たきぎのう)」開催のご案内

世界最古のミュージカル“お能”と笑いの古典芸能“狂言”を 夜の池田城跡公園で!古(いにしえ)の時代へタイムスリップ!

いけだ市民文化振興財団は、能・狂言が鑑賞できる「第二十三回 いけだ薪能」を、五月山の麓(ふもと)にある「池田城跡公園 特設水上能舞台」にて2022年5月21日(土)に開催いたします。


詳細URL: https://azaleanet.or.jp/ikeda-takiginoh/


いけだ薪能 過去の様子1


■行事名称 第二十三回 いけだ薪能

池田城を背景にかがり火で照らし出された舞台、夜空に響く謡や鼓の音色・・・。

新緑さわやかな夕暮れのひととき、あなたを幽玄の世界へいざないます。

今回の能の演目は、希代の陰陽師・安倍晴明の祈祷もかすむほどの、捨てられた女のすさまじい恨みを恐ろしい鬼の姿で表す能『鉄輪(かなわ)』を。

また、征夷大将軍・坂上田村麻呂の雄々しい戦記を颯爽とした舞いで物語る『田村』を。他に、大酒呑みの妻と、その妻が留守の間に離縁して新しい妻を得ようとする夫の顛末を描いた狂言『因幡堂』と仕舞を上演。


■日時

2022年5月21日(土)開場16:30・開演17:00

(17:00~17:30は五月山児童文化センター能教室による上演、17:30より番組上演開始)


■会場

池田城跡公園 特設水上能舞台(大阪府池田市城山町3-46)

(雨天の場合、池田市民文化会館へ会場を移し、開場17:30・開演18:00に時間を変更)


■入場料

前売自由席(税込) 一般3,000円/学生1,000円/小中学生500円

※当日券は一般・学生のみ500円増

※未就学児の入場はご遠慮願います


■演目・出演(上演順)

半能「田村(たむら)」    井戸良祐、江崎正左衛門 他

狂言「因幡堂(いなばどう)」 善竹隆平、小西玲央 他

能 「鉄輪(かなわ)」    梅若猶義、江崎欽次朗 他

              ※出演者は変更になる場合があります


■チケット取扱

池田市民文化会館/いけだ市民文化振興財団/池田城跡公園/池田市役所1階会計管理室/ローソンチケット(Lコード:53685)

※3月5日(土)チケット発売

※箕面市内のプレイガイドでも購入可能です。

 詳細はホームページをご覧ください。


■ホームページアドレス

第二十三回 いけだ薪能 : https://azaleanet.or.jp/ikeda-takiginoh/

いけだ市民文化振興財団: https://azaleanet.or.jp/


■主催・問合せ

いけだ市民文化振興財団

TEL:072-761-3131(池田市民文化会館内)



~「いけだ薪能(たきぎのう)」について~

・このイベントの1番の特徴は、桜の名所 五月山の麓にある池田城跡公園で日本の伝統芸能を鑑賞していただける点です。黄昏時からの開演、夕闇へと空が変わる中、お能と狂言、仕舞をお楽しみください。池田城を背景に特設された水上能舞台で上演される能は優美でクラシックな雰囲気たっぷり。新緑美しい季節の開催ですので、客席となる芝生広場では小鳥のさえずりや樹々の香りを感じながら、リラックスして鑑賞していただけます。特別な空間での特別な時間を体験しに、池田市内や北摂にお住まいの方はもとより、関西一円から多くのお客様が観に来られます。また、日本の文化に触れたい外国人のお客様も年々増えています。


・お能を観たことがありますか?

能は約700年の歴史を持ち、現存する世界最古のミュージカルと言われています。

伝統芸能というと「敷居が高い」とか「難しそう」といったイメージがありますが、能は「源氏物語」や「平家物語」といった古典からの題材も多く、馴染み深い歴史上の人物が度々登場します。また、扱っているテーマは人間の強さや弱さ、悲しみなどいつの時代も変わらないものなので、現代に生きる私たちも共感し感動することができます。美しく色を変える空の下、リラックスした雰囲気の中でお能を観て、ストーリーに入り込んでみられてはいかがでしょう。


・物語はシテ(主人公)とその他の登場人物によって演じられます。

地謡(じうたい)による荘厳なコーラスが場面進行を説明し、和楽器によるお囃子と共にクライマックスを盛り上げます。能面や美しい装束も見所ですが、何といっても主役の華麗な舞いはダイナミックそのもの!観る者を惹きつける事間違いありません。

お能ってカッコ良い!と、きっと思っていただける事でしょう。


☆17時からは五月山児童文化センター能教室の子ども達による仕舞と太鼓を披露いたします。子供たちは大勢のお客様の前で、とても緊張しますが、がんばって日頃の練習の成果を発揮します。



※会場ではビール・日本酒やソフトドリンク、各種軽食の販売も行いますので、くつろぎながら鑑賞していただけます。

 (新型コロナウイルスなどの状況によって、販売しない場合があります)

※ホームページ(アゼリアネットで検索)をご覧いただきますと、過去の画像などを掲載しておりますので、是非ともご高覧くださいませ。



■番組みどころ・あらすじ

【田村(たむら)】

東国の僧が都見物に出、弥生なかばに清水寺につき、爛漫と咲くたそがれ時の桜花に見とれていると、箒を手にした一人の童子が現れ、木陰を清めます。

そこで僧が、この寺の来歴を尋ねると、それに応じて、清水寺建立の縁起を詳しく語ります。またあたりの名所を教え、ともに桜月夜の風情を楽しみます。その様子が常の人とはどうもちがうのをいぶかった僧が、童子に名を尋ねると、我が名を知りたくば帰る方を見て下さいと、田村堂の内陣へと姿を消します。〈中入〉僧が夜もすがら桜の木陰で経を読んでいると、威風堂々たる武将姿の坂上田村麻呂の霊が現れます。そして勅命を受けて、鈴鹿山の賊を討伐すべく軍を進めたが、合戦の最中に千手観世音が出現し、その助勢によって、敵をことごとく滅ぼした有様を物語り、これも観音の仏力であると述べます。


【鉄輪(かなわ)】

都に住む一人の女が、自分を捨て、新しく妻を迎えた夫の不実を恨んで、洛北、貴船の社に日参し、祈願をかけています。今日も社前に進むと、待ち構えていた社人が、「頭に鉄輪をいただき、その三本の足に火をともし、顔に丹を塗り、赤い着物をきて、怒る心をもてば、たちまち鬼となって願いがかなう」と神託のあったことを告げます。女は人ちがいだといいますが、そういう内にも顔色が変じ、つれない人に思い知らそうと走り去ります。〈中入〉一方、下京の男は、悪い夢見がうち続くので、陰陽師、安倍晴明のもとを訪れ、事情を述べて占ってもらうと、女の恨みで今夜にも命が尽きるといわれ、急いで祈祷を願います。安倍晴明は、祭壇を調え、男と新しい妻の人形を作って置き、祈り始めます。すると、悪鬼となった女の霊が現れ、夫の心変わりを責め、後妻の髪をつかんで激しく打ちすえますが、守護する神々に追っ立てられ、神通力を失って、心を残しながらも退散します。


◆狂言◆

因幡堂(いなばどう)

大酒飲みの妻が里帰りをしたのを幸いに夫は離縁状を送りつけます。

夫は因幡堂の薬師如来に新しい妻を授けてくれるようにと願を掛けます。

それを知った妻は、薬師如来になりすまし『西門(さいもん)の石の階段(きざばし)に立っいる女を妻と定めよ』と告げます。

夫が大喜びで西門に行ってみると、そこには立ち姿も美しい被衣(かづき)で顔をすっかり隠した女性が。早速家に連れて帰り祝言をあげますが・・・。

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