「鬼滅の刃」で育った子どもたちがつくる未来 〜架空の物語が子どもに与えるポジティブな影響について〜

    週刊マガシン 第一回目の記事は大人気作品「鬼滅の刃」について

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    2020年12月5日 23:10
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    マンガのイメージ化とストーリー化の力(マンガ思考)を使ったメンタルケア・ライフデザイン事業を行うオフィスしやすく(所在地:京都市)の代表寺田彩乃が、「週刊マガシン」の記事第一弾として「『鬼滅の刃』で育った子どもたちがつくる未来 〜架空の物語が子どもに与えるポジティブな影響について〜」を公開しました。

    「鬼滅の刃」で育った子どもたちがつくる未来 〜架空の物語が子どもに与えるポジティブな影響について〜

    2020年12月4日、鬼滅の刃の最新刊が発売された。

    発売翌日の今日も、書店には単行本を購入する人が並び、SNSのタイムラインを開けば誰かしらが鬼滅の刃を話題にした投稿をしている。

    鬼滅の刃は今、「日本経済の柱」だと話題になるほど、一大ムーブメントを起こし、映画は興行収入275億を超え、その経済効果は少なくとも2700億に上ると言われている。

    コロナだ、不景気だ、少子化だ、と不安が高まる話題の多い現代日本で、大きな希望の光に間違いない。

    この鬼滅の刃について、私が確信していることがある。

    それは、

    鬼滅の刃は今現在だけでなく、20年後の日本をも救うだろう

    ということだ。

    鬼滅の刃を読んで育ったこども達が創る未来

     「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」の著者として有名なアダム・グラントは、別の著書「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」の中で、物語が子ども達に与える影響について言及している。

    奇抜な目標を達成する子ども向けの本がたくさん出版されると、次の世代の人たちはイノベーションを起こす可能性が高いという研究もある
    奇抜な目標を達成する子ども向けの本がたくさん出版されると、次の世代の人たちはイノベーションを起こす可能性が高いという研究もある

     驚くべきことに、奇抜な目標を達成する子ども向けの本がたくさん出版されると、次の世代の人たちはイノベーションを起こす可能性が高いという研究もある。
     心理学者によるある研究では、一八〇〇年から一九五〇年までに出版されたアメリカの子ども向けの本に出てくるストーリーを追跡した。
     ユニークな目標の達成を題材としたアメリカの子ども向けの物語は、一八一〇年から一八五〇年までのあいだに六六パーセント増加していたのだが、それとともに一八五〇年から一八九〇年にかけての商業における特許査定率が、七倍にはね上がっていたのだ。

    引用:ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

     「たかがマンガ」「作り話」と侮ることなかれ、子どもたちは成長の過程で出会った物語に強く影響を受けて育つということだ。

     今、鬼滅の刃を読んでいる子どもたちは、20年後の世界でどんな活躍をするだろう。

    フィクションが人の可能性を最大化する

     ベネッセコーポレーションが小学生を対象に実施した意識調査によると「小学生が選ぶ!2020年 憧れの人物ランキング」で、「鬼滅の刃」のキャラクター7人がトップ10入りを果たしたらしい。

     私は、この「憧れの人物ランキングの上位10名のうち過半数がマンガ(アニメ)のキャラクター」という結果を、今にもメガホンを持って近所中にふれまわりたいくらいに嬉しく思っている。

    架空の人物を「お手本」にすることが、人の可能性の最大化には必須だと考えているからだ。

     現実世界の人物を「お手本」にする、ということは、「限界の基準」がそこになってしまう。
      
     対して架空の人物は、多くの場合、現実を超越する。

     現実には(まだ)ありえない力や方法で、問題を解決し、目標を達成していく。

     そのため、架空の人物をお手本にしている人の基準は「今の世界で実現できていること」ではない。

     だからこそ、今不可能なことを可能にすることができるのだ。

     事実、常識破りな成果を上げている経営者やクリエイターは、「マンガ」「アニメ」「小説」など、フィクションの物語が好きな人がとても多い。

     例えば...

    コラム執筆者

    寺田彩乃
    寺田彩乃

    寺田彩乃 オフィスしやすく代表

    大阪教育大学 教養学科 芸術専攻を卒業した後、デザイン会社、住宅販売および会員制リゾート事業を行う会社のIT戦略室、マーケティングコンサル会社の3社を経て、独立。

    「〜しにくい」を「〜しやすく」して生きやすい社会を作っていきたいという想いから「オフィスしやすく」という屋号で活動中。

    自身が「マンガ」に助けられて生きづらさを克服した経験から、マンガの「人を楽しませ、夢中にさせる技術」を人生やビジネスに活用できるように体系化した「マンガ思考」を開発。
    現在、オンラインを中心に、「マンガ思考」のワークショップや講座を行う他、マンガ思考とデザインの技術を活用して、スタートアップ企業や一人起業家の方々のサポートも行なっている。

    マンガ思考とは

    マンガ思考イメージ
    マンガ思考イメージ

     開発者の寺田自身が、10代の頃からメンタルに問題を抱えており、18歳の時には自殺未遂も経験しました。
    自分自身の心理状態を解決しようと試行錯誤する中で、大好きな「マンガ」の表現方法や考え方が非常に活用しやすいことを発見し、認知行動療法などの知識と組み合わせ、セルフカウンセリング・セルフコーチングの方法を確立して克服。
     寺田自身はこの方法を使うことで、メンタル疾患を自力で克服し、自分の「やりたい」仕事にどんどんチャレンジし、夢を叶え、2019年にはフリーランスのデザイナーとして独立することができました。
     そして自分と同じようなことで困っている人に伝えたいと考え、2019年1月よりモニターさんやプロのマンガ家さんにもご協力いただきながら、「マンガ思考メソッド」を完成させ、2020年〜メソッドを広める活動をスタートさせました。

    事業所概要

    オフィスしやすく
    代表 寺田彩乃
    TEL 080-3590-5729
    ホームページ https://mangathinking.com/
    〒 604-8187 京都府京都市中京区御池通東洞院東入笹屋町436永和御池ビル606号

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