日本電子:新型高分解能核磁気共鳴装置ECZ Luminousを販売開始  - 更なる高性能を! より小さく! より簡単に! -

日本電子株式会社(代表取締役社長兼COO:大井 泉、証券コード:6951)は、核磁気共鳴装置ECZ Luminous(JNM-ECZLシリーズ)を2021年11月1日から販売開始しました。

本製品は「更なる高性能を」「より小さく」「より簡単に」をコンセプトに、最先端のデジタル技術と高周波技術により、分光計の小型化と高い拡張性を同時に実現した高分解能核磁気共鳴装置です。


JNM-ECZL Rシリーズ



製品URL: https://www.jeol.co.jp/products/detail/JNM-ECZL.html



■主な特長

1. 世界最高性能を世界最小筐体に

ECZLは600MHzや500MHzの高磁場や固体NMRも可能な高性能機でありながら、世界最小の筐体サイズを実現しました。設置自由度の高い最新のNMR分光計は、様々な場面での最先端研究に貢献します。

2. 安定、高速、高感度

高品質スペクトルの取得に必要な高い安定性を保つように、高周波受信回路やNMRロック回路など、デジタル化が有効な全ての回路をデジタル化しています。従来機種から踏襲されたSTS(Smart Transceiver System)は、周波数、位相、振幅変調の時間分解能5nsを実現し超高速制御が可能です。

3. 多重共鳴測定

標準構成(2チャンネル)の分光計でHFX、HXP、HCNなどの多核種多重共鳴測定が可能です。STSを最大限活用して新たに開発されたMFDS(Multi Frequency Drive System)により、発振器やパワーアンプの増設を行うことなく、高度な多重共鳴測定が身近なシステムで可能となります。

4. リモートアクセス、オートメーション

操作端末から独立稼働する分光計は、ネットワーク上のどのコンピューターからも、多対多のリモートアクセスが可能であり、複数の操作者が同時にアクセスしても互いの操作を阻害しません。オートサンプルチェンジャーと組み合せることで、溶液/固体いずれの測定も、リモートでの連続自動運転が可能となります。



■ECZ Luminousラインナップ

1. ECZL G series(400MHz~1.3GHz)

フラッグシップモデルで3ch以上の拡張、ハイパワーアンプ、高出力磁場勾配に対応しています。多様な拡張性能を持ちながら、従来相当機に対して設置面積は約半分になりました。

2. ECZL R series(400~600 MHz)

固体NMR測定が可能なパワーアンプを備えた高性能機でありながら、従来機の半分以下の設置面積、体積にしてわずか1/3の世界最小サイズを実現しました。

3. ECZL S series(400MHz)

上位シリーズと全く同じアーキテクチャを持ちながら、400MHz溶液測定専用に特化することで価格を抑えたエントリーモデルです。


本体標準価格

33,000,000円~(税込)


販売予定台数

250台/年間



■会社概要

社名  : 日本電子株式会社(JEOL Ltd.)

所在地 : 〒196-8558 東京都昭島市武蔵野3-1-2

代表者 : 代表取締役社長兼COO 大井 泉

設立  : 1949年5月30日

資本金 : 213億9,418万円

事業内容: 理科学計測機器(電子光学機器・分析機器、計測検査機器)、

      半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造・販売・開発研究、

      およびそれに附帯する製品・部品の加工委託、保守・サービス、

      周辺機器の仕入・販売

URL   : https://www.jeol.co.jp/



■本件に関するお客さまからのお問い合わせ先

日本電子株式会社 科学・計測機器営業本部

お問い合わせフォーム: https://www.jeol.co.jp/support/support_system/contact_products.html

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