「職場に求める理想とキャリアアップの矛盾点」キャリアアップの...

「職場に求める理想とキャリアアップの矛盾点」キャリアアップの設問において『給与を上げたい』と選択したが 『今より高い役職には就きたくない』女性が62%存在するとの調査結果に。

-働き方に関する意識調査 第2弾-

MRKホールディングス株式会社(代表取締役:岩本 眞二、本社:大阪市北区)のグループ会社である体型補整用婦人下着を販売するマルコ株式会社(代表取締役:岩本 眞二、本社:大阪市北区)は、「日経WOMAN 2021年6月号」におきまして『女性が活躍する会社ベスト100』にランクインした事をうけ、今後も女性にとってより良い職場環境を推進して行くため、全国の会社員(20代~50代の男女800名)を対象に働き方に関するアンケートを実施致しました。本調査を通じ、改めて、女性の活躍やキャリア志向、性別による認識の違い、職場に求めるニーズや課題について考察したいと思います。

※調査サマリーは働き方に関する調査 第1弾参照。

■職場に求める理想とキャリアアップの矛盾点(n=800)

当調査でのキャリアに対する設問において男女共に『給与を上げたい』男性(思う)85.5%、女性(思う)86.8%と最も多く、世代性別を問わず『給与面』に関しては誰もがシビアに見ている事が判断出来ます。また『職場に求める事(理想)』は『正当な人事制度(昇給や昇格)』男性81%、女性86.5%との結果になりましたが、『今よりも高い役職につきたいか』の設問では、男性(思う)46.3%に対して女性(思う)34.3%と最も低くなりました。企業において『昇給と昇格』は密接な関係に有る事から、これらの結果を基に下記の条件にてクロス集計を実施しました。

クロス集計の条件:キャリアに関する設問において『給与をあげたい』の選択者(n=689)に絞って下記条件で集計

クロス集計(条件1)に関しては、男性より女性の方に強い傾向が有り、キャリアの設問において『給与をあげたい』を選択した347名の女性のうち62%に相当する215名が(条件1)に該当する事が判明致しました。 

さらに条件を細分化して『あなたのお勤めの職場について(現実)』の設問において『正当な人事制度(昇給や昇格)』が整っていると自覚していても昇給はしたいが昇格したくない女性が約30%と一定数存在する事も明らかになりました。企業において正当な人事評価を経て給与面を充実させるには、昇格する事も必要となるので、これら矛盾した結果を考察すると女性が役職へ就く事の抵抗がより強く感じられます。
グラフ2
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グラフ3
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グラフ4
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グラフ5
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高い役職に就きたいと思わないと回答した478名にその理由をお聞きしました。最も多い回答は「ストレスが多そうだから」56.7%。次いで「責任が重くなるから」45.4%、「向いていないと思うから」42.3%と続く結果となりました。性別で比較をすると、女性の方が各項目回答した方が多い結果となっていますが、順位には変動はありませんでした。
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調査対象
調査対象

■調査サマリー

本調査において企業側が『正当な人事制度(昇給や昇格)』を整備しても、役職に対するネガティブなイメージが強く、給与は上げたいが昇格したがらない女性が多数存在する事が判明しました。しかし昇格や「管理職に就く」ことで責任の範囲は確かに広がりますが、スキルを活かし裁量を持って仕事をデザイン出来る、また自身のマネジメント次第では業務を最適化してワークライフバランスも調整できる可能性が高まるなどポジティブな側面が有る事も事実として認識しておきたい所です。

政府は2020年までに国会議員や民間企業の管理職の女性の割合を、30%以上にする目標を掲げておりますが、2021年現在も実現に至ってない状況です。「女性の管理職登用」は持続可能な社会の実現に向けて骨子とも言うべきテーマであります。しかし女性が管理職に対してネガティブなイメージを持ってしまうのは『ロールモデル』の少なさに起因している事も考えられます。

■MRKグループの人事制度に関して

当社グループでは、年齢や性別などに関わらず、能力・実績に応じた人事制度の運用に努めております。出来る限り、社員の能力や資質・成果が可視化された基準で定量的に評価できるようにし、これをダイレクトに処遇に活かすとともに、昇格・昇進などの人事処遇に偏りがでないようにしております。  
また、当社グループでは、「自己の成長に責任と関心を持ち、組織の中でも責任を果たせる」こと、といった自主性や協調性を重要視しており、また一方で 「専門的な領域での強みの発揮」といった個性も尊重し、高く評価しております。

特に当社グループのマルコにおいては、現時点で女性管理職者は89名(執行役員4名)、全体に占める女性管理職の割合は73%と、多数の女性管理職者が活躍しております。今回の調査において、「役職に就くことに対するストレスや責任の重さ」を心配されている方も多い様ですが、当社グループでは役職位に見合った報酬水準の実現や、役職者がなすべきことを可視化し、人事評価制度とも連動した目標管理(PDCA)を明確にさせることにより、立ち位置不明な状況を作らないといった仕組みや、メンタルサポート(※注1)など、組織的なバックアップも実施しております。

また個人それぞれの事情に応じたライフスタイルに伴う働き方の提案(パートor 社員or 業務委託など)や、法定以上の時間短縮措置や時差出勤の適用の他、充実した福利厚生サービス(※注2)も提供しております。特に育児や介護への配慮には意識を強め、これらをサポートできる職場環境作りにも注力しております。

今後も当社グループでは、積極的に女性を管理職に登用してゆく所存です。

※注1 社員相談窓口の設置、メンタルヘルス委員の配置
※注2 福利厚生事業者活用、ベビーシッター、保育施設利用料支援、育児相談など

■人事スタッフから見るマルコ女性社員のモチベーションの高さ

当社グループのマルコでは、マルコ・社歌のタイトル『TOGETHER』を象徴するように、社員間の徹底した協力意識(TOGETHER 精神)と、唯一無二の自社商品やサービスへの愛着、社員同士の強い信頼関係や絆に満ちた帰属意識が存在します。また業務目標のマンネリ化を防ぐインセンティブ施策に加え、社員の努力(成績)とお客様の成果(プロポーション)を発表するイベト“MCSA(MARUKO CINDERELLA STORY AWARD)”(※注3)があり、女性社員が常に高いモチベーションで業務に取り組む姿勢が特徴です。

※注3 
2019年に開催したマルコの自社コンテスト「MARUKO CINDERELLA STORY AWARD」受賞者には、マルコの新イメージキャラクターに就任した俳優の斎藤 工さんと一緒にCMで共演いただくなど、マルコのビューティーアンバサダーを兼ねたメディアビューで、マルコのシンデレラストーリーを実感いただきました。

■引用・転載時のクレジット表記のお願い

※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
【例】「体型補整用婦人下着を販売するマルコ株式会社が実施した調査結果によると…」
【マルコに関して】

日本で初めて体型補整下着の価値を広め、販売しているパイオニアカンパニーです。
マルコでは、3D技術から生まれた下着用人体計測装置(3DBG)などの最新テクノロジーを導入。これらを駆使した科学的かつ多角的な分析により美しく輝く理想のプロポーションに補整するノウハウを蓄積しています。また、経験豊富なボディスタイリスト※4からのアドバイスで、お客様の体型を理想のプロポーションに導くお手伝いをさせて頂きます。

※4当社の店頭スタッフの総称になります。下着とボディメイクの技術を用いて、女性を美しいボディプロポーションに整える専門職。お一人お一人のご要望やお悩みに合わせて、採寸、サイズ選び、商品提案、ボディメイク、使いこなしのアドバイス等を行っています。
【会社概要】

・ 商号 : マルコ株式会社(英訳名 MARUKO CO.,LTD.)
・ 本社 : 大阪市北区大淀中一丁目1番30号
・ TEL : 06-6455-1205(代表)
・ 設立 : 2018年4月24日
・ 資本金 : 1,000万円(2020年3月31日現在)
・ 直営店舗数 : 210店舗(2021年8月2日時点)
・ 事業内容 : 婦人下着及びその関連事業
・ 代表取締役 : 岩本 眞二


【会社概要】
・ 商号 : MRKホールディングス株式会社(英訳名 MRK HOLDINGS INC.)
・ 本社 : 大阪市北区大淀中一丁目1番30号
・ TEL : 06-7655-5000(代表)
・ 設立 : 1978年4月22日
・ 資本金 : 64億9,136万円(2020年3月31日現在)
・ 従業員数(連結) : 1,907名(2020年3月31日現在)
・ 主な事業内容 : ボディメイク関連事業、マタニティ・ベビー関連事業、美容関連事業、婚礼・宴会関連事業
・ 代表取締役 : 岩本 眞二
・ 売 上 高(連結) : 18,919百万円(2020年3月期)
主要商品
主要商品
カテゴリ:
サービス
ジャンル:
その他ライフスタイル

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