Ayasan Holdings、インドネシア・ベトナムで事業拡大

    日本に本社機能を移し、東南アジアの法人向けサービスを強化

    その他
    2026年7月24日 06:00
    法人サービス (インドネシア・ジャカルタ)
    法人サービス (インドネシア・ジャカルタ)

    Ayasan Holdings(本社機能:横浜市 - https://ayasan.jp)は、インドネシア (https://www.ayasan-indonesia.com) とベトナム (https://www.ayasan.vn) における事業展開を本格化する。オフィス清掃やホテル運営支援、学校、大使館向けサービスなど法人向け事業を強化し、両国で2027年末までにそれぞれ約100法人との契約獲得を目指す。

    同社は近年、グループ全体の本社機能を日本へ段階的に移し、日本国内での事業拡大と経営管理体制の強化を進めている。日本をグループ経営の中核拠点としながら、成長余地の大きい東南アジア市場への投資を加速する。

    Ayasanは、オンラインプラットフォームやスマートフォンアプリを通じ、家事代行、ベビーシッター、介護支援、オフィス清掃などを手配できるホームサービス事業を展開している。これまでの累計利用者数は100万人を超え、法人利用は1,000社以上に達した。

    日本国内では、東京や横浜を中心に外国人居住者や共働き世帯向けの家事代行、ベビーシッターサービスを拡大している。日本でサービス品質や業務管理体制を整備し、そこで培ったノウハウを東南アジア各国へ展開する考えだ。

    プーケット支社にて
    プーケット支社にて

    同社はこれまでタイを中心に事業基盤を構築してきた。現在はバンコク、プーケット、パタヤ、チェンマイのほか、ラオスのビエンチャンでもサービスを展開している。キヤノン、サムスン、カシコン銀行、野村不動産、在タイ日本国大使館など、日系企業や現地大手企業、公的機関への導入実績を持つ。

    今後の成長市場と位置付けるのが、人口規模が大きく、都市化と外資企業の進出が続くインドネシアとベトナムだ。両国では個人向けサービスに加え、オフィス清掃、ホテル運営代行、インターナショナルスクール、大使館、商業施設などへの法人向けサービスを拡充する。

    法人向け事業の中でも、伸びが目立つのが福利厚生サービス「Ayasan Biz Plus」だ。契約企業の従業員が、家事代行やベビーシッターなどのホームサービスを割引価格で利用できる。企業側は自社で施設や人員を抱えることなく、従業員の生活支援を福利厚生に組み込める。

    Ayasan Holdingsの伊勢康太郎CEOは「東南アジアでも人材獲得競争が激しくなっている。企業は優秀な人材を採用し、長く働いてもらうため、給与だけでなく福利厚生の充実を重視するようになっている」と話す。

    共働き世帯の増加に伴い、家事や育児を外部サービスに委託する需要も拡大している。Ayasan Biz Plusは、従業員本人だけでなく、その家族の生活負担も軽減できる仕組みとして、企業からの評価が想定を上回っているという。

    Ayasanの強みの一つは価格競争力だ。同社はサービス内容や契約条件に応じ、競合他社より最大20%安い料金水準を目指している。ただ、同社がより重視するのは、海外でも日本と同等の透明性や信頼性を備えたサービスを提供することだ。

    東南アジアのホームサービス市場では、小規模事業者や個人仲介が多く、料金体系や契約条件が明確でないケースも少なくない。Ayasanでは、契約書や請求書、領収書の発行、スタッフの採用・研修、サービス品質の確認、トラブル時の顧客対応までを一元的に管理する。

    日本では一般的な領収書の発行や利用履歴の管理も、国や事業者によっては十分に整備されていない。同社はこうした基本業務を標準化し、法人顧客が安心して継続利用できる環境を整えている。

    言語対応も競争力となる。現地語に加え、日本語と英語による顧客対応を行い、日系企業や外資系企業、海外駐在員の利用を取り込む。各国でサービス内容や業務手順を共通化する一方、現地の文化や商習慣に合わせて運用を調整する。

    ヒューマノイドロボット by Ayasan Roboforce
    ヒューマノイドロボット by Ayasan Roboforce

    伊勢CEOは、ホスピタリティー分野で知られる米ネバダ大学ラスベガス校のホテル経営学部を卒業した。マリオット・インターナショナルやウォルト・ディズニーでの勤務を経て起業し、Ayasanを立ち上げた。

    ホテルやテーマパークで培った顧客対応、サービス設計、スタッフ教育の経験をホームサービス分野に取り入れている。「単なる人材紹介会社ではなく、東南アジアを代表するホスピタリティー企業を目指す」としている。

    同社は将来の成長分野として、ヒューマノイドロボット関連事業にも取り組む。ロボット開発企業に対し、現実空間での動作データ収集、各国向けのローカライズ、導入後の監視や保守支援などを提供する。

    清掃や介護、ホテル、家庭内サービスは、将来的にロボットの活用が見込まれる分野でもある。Ayasanは、現在の人材ネットワークや各国の運営拠点を活用し、ロボット企業が東南アジアへ進出する際の支援基盤を構築する考えだ。

    現在、Ayasanは日本、タイ、インドネシア、ベトナム、ラオス、カンボジアの6カ国で事業を展開している。今後はシンガポール、マレーシア、フィリピンへの進出も計画する。

    日本に本社機能を置き、日本国内のサービスを拡大すると同時に、東南アジア各国の事業を統括する。日本のサービス品質とデジタル技術、東南アジアで築いた人材・顧客基盤を組み合わせ、日本発のホームサービス・ホスピタリティープラットフォームとして成長を目指す。

    会社概要
    会社名:株式会社Ayasan Holdings
    本社:神奈川県横浜市西区浅間町1-4-3 ウィザードビル402
    事業内容:
    家事代行・ハウスクリーニング
    ベビーシッター・介護サポート
    法人向け清掃サービス
    ホテル・レストラン・介護施設向け人材サービス
    人材管理SaaS・DXソリューション
    AI・ヒューマノイドロボット関連事業
    展開国:日本、タイ、インドネシア、ベトナム、ラオス、カンボジア
    累計利用者数:100万人以上
    法人導入実績:1,000社以上
    公式サイト:https://ayasan.jp

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