なぜ今、家賃が上がっているのか? 背景とこれからの住まい選びの正解|property technologies

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    2026年9月4日 11:00

    「今月届いた更新通知を見て、思わずため息をついた」「ネットで引っ越し先を探しても、以前と同じ予算では条件が合わなくなってきた」――物価上昇のニュースが続く中、住まいの「家賃」にもその波が押し寄せているのをご存じでしょうか。実はここ数年、都市部を中心に住まいの賃料はじわじわと上昇していると言われています。

    なぜ家賃は上がっているのか、そして私たちはどう備えればよいのか。今こそ「家賃高騰」の背景と対策をキャッチアップしておきましょう。

    1. なぜ今、家賃が上がっているのか?

    家賃の上昇には、いくつかの要因が重なっていると言われています。資材価格や人件費の上昇で建築コストが高まり、新しく供給される住まいの賃料が高めに設定されやすくなっていること。利便性の高い都市部に住まいの需要が集まりやすいこと。さらに金利や地価の動向も、賃貸経営のコストを通じて賃料に影響すると考えられています。

    こうした要因が同時に進むことで、これまで横ばいだったエリアでも家賃が動き始めるケースが出てきているようです。

    2. 家賃が上がると、家計にどう響く?

    家賃は、毎月かならず出ていく固定費です。1か月あたりの上昇は小さく見えても、年単位・数年単位で積み重なると、家計に与える影響は意外と大きくなることがあります。

    一般に、手取り収入に占める住居費は無理のない範囲におさめるとよいと言われます(目安とされる割合は考え方により幅があるため、ご自身の家計に合わせてご確認ください)。
    図2は、家賃が上がった場合に負担がどう積み重なるかを示したイメージです(金額は説明用の仮の例です)。

    3. 「更新して住み続ける」か「住み替える」か

    更新のタイミングで家賃の上昇を知ると、つい「とりあえず更新」を選びがちです。中長期的な視点で、それぞれのメリット・デメリットを比較することが大切です。

    どちらが正解と決めつけず、お金には換算しにくい価値(利便性など)も含め、ご自身にとって何を優先したいかを整理してみるとよいでしょう。

    4. 「借りる」と「買う」、長い目で考える

    家賃の上昇が続くと「いっそ買った方がよいのでは」と考える方もいらっしゃいます。持ち家には家賃の値上がりに左右されにくい安心感がある一方で、購入時の費用や金利、固定資産税、修繕などの維持費もかかります。

    「借りる」「買う」のどちらが有利かは、住む期間・収入の見通し・金利の動向・ライフプランによって変わるため一概には言えません。長い目で総額を比べ、ご家族の将来像と照らし合わせて考えることが大切です。

    5. 迷ったときは、早めに情報を整理する

    家賃や住宅価格は社会や経済の動きによって変わっていきます。あわてて判断するのではなく、まずはご自身の家計や希望条件を整理し、相場の動きを知っておくことが納得のいく選択につながります。

    判断に迷う場合は、住まいとお金の両方が分かる専門家に早めに相談してみるのもよいでしょう。「もっと早く考えておけばよかった」と後悔しないために、ご自身の住まいにかかるお金を見直すことから始めてみませんか。

    まとめ

    現在の家賃高騰は、建築コストや需要の集中、金利・地価の変動など、さまざまな要因が絡み合って起きています 。毎月必ず支払う家賃だからこそ、少額の値上げであっても数年後には家計へ大きな影響を与えかねません。

    今後どうすべきか迷ったときは、「更新か住み替えか」「借りるか買うか」のどれか一つに最初から絞り込まず、まずはご自身のライフプランとお金の状況を整理してみましょう。早めの情報収集が、将来の安心につながります。

    【要点のおさらい】

    ▢家賃上昇の背景:
    建築コスト増や都市部への需要集中、金利・地価の動向などが複合的に影響しています。
    ▢家計への影響:
    固定費である家賃は、わずかな値上げでも長期的な負担増につながります。
    ▢今後の対策:
    「更新か住み替えか」「借りるか買うか」は状況次第です。焦らず家計と希望条件を整理し、早めに情報を集めることがカギとなります。

    (編集・執筆/property technologies 永江 直人)

    適用に際しての具体的な注意点
    ・上記は令和8年6月末時点の適用法令・通達等に基づき記載しております。
    ・上記事例等は一例であり実際に適用する場合にはご自身が適用要件を満たしているか専門家等にご確認の上適切にご対応頂きますようお願い致します。
    ・本記事の記載内容にあてはめて適用することを保証するものではありませんのでご留意願います。


    監修/大谷 修太(おおたに しゅうた)

    齋藤久誠公認会計士・税理士事務所

    1級ファイナンシャル・プランニング技能士
    宅地建物取引士

    2012年にみずほ銀行へ入社後、2014年みずほ信託銀行へ出向。
    2024年まで相続・事業承継・不動産を専門とするコンサルタントとして毎年100家族以上のご相談に対応。現在は独立し「相続や事業承継で経済的に不幸になるご家族を一人でも減らしたい」という理念のもと、幅広い層の皆さまに最適なソリューションを提供。

    株式会社property technologies(プロパティ・テクノロジーズ)について

    「UNLOCK YOUR POSSIBILITIES. ~テクノロジーで人生の可能性を解き放つ~」というミッションを掲げています。年間36,000件超の不動産価格査定実績やグループ累計約15,000戸の不動産販売で培ったリアルな取引データ・ノウハウを背景に、「リアル(住まい)×テクノロジー」で実現する「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来に向け、手軽でお客様にとって利便性の高い不動産取引を提供しています。

    <会社概要>
    会社名:株式会社property technologies
    代表者:代表取締役社長 濱中 雄大
    URL:https://pptc.co.jp/
    本社:東京都渋谷区本町3-12-1 住友不動産西新宿ビル6号館12階
    設立:2020年11月16日
    上場:東京証券取引所グロース市場(5527)


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