あの子の語彙力は何年生レベル? 小中学生対象 学校・塾向けオンライン無料語彙力測定システム 「ごいす~」試作版を公開

    測定時間10分、個別最適化された学びの支援ツール

    サービス
    2021年6月29日 11:00
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    読解力研究会(東京都国立市、代表:森川 聡)は、インターネット上で小中学生の語彙力を測定するシステム「ごいす~」の試作版をリリースいたしました。語彙力は読解力の土台であり、文部科学省も「語彙力の強化」を打ち出しています。しかし、これまで学校や塾などが手軽に使える児童・生徒の語彙力測定ツールは存在しませんでした。「ごいす~」は児童・生徒が小学校/中学校の何年生相当の語彙力を有するかを判定します。「個別最適化された学び」が求められるこれからの時代、1人1人の語彙力を把握することは、必要不可欠です。学校や塾などの教育機関向けの「団体利用モード」では、学年・クラスなど任意のグループで語彙力を測定した後、結果をダウンロードできます。インターネット上で使える教育機関向けの無料の語彙力測定システムは日本初となります(当団体調べ)。また、「個人利用モード」では、個人・家庭での利用も可能です。


    語彙力測定システム「ごいす~」

    https://dokkai.org/tool/vocab_assess/



    ■語彙力測定システム「ごいす~」とは

    <10分間で、児童・生徒の語彙力が何年生相当かを判定>

    「ごいす~」は小中学生を対象としたオンライン語彙力測定システムです。スマホやタブレットなどの端末から、その児童・生徒が小学校あるいは中学校の何年生程度の語彙力をもつか判定します。所要時間は10分間です。「ごいす~」には教科書に頻出する語彙約4,000語が収録されており、測定時には、その中から約60問が出題されます。問題は絵や文に合った語を選ぶ四択形式です。出題される言葉の難易度は、その児童・生徒の解答の正誤に応じて自動的に調整されます。

    測定からダウンロードまで流れ1


    <児童・生徒の語彙力の測定結果を一括閲覧&ダウンロード>

    教育機関向けの団体利用モードでは、最初に先生が自分の学校や塾を登録し、学年やクラスなどのグループを作ります。次に、児童・生徒が語彙力の測定を行います。児童・生徒はそれぞれのPC・タブレット・スマホなどの端末からログインし、語彙力を測定します。測定結果は、データベースに保存され、先生は、全員の測定結果をネット上や、ダウンロードして確認できます。

    測定からダウンロードまで流れ2


    <現役小学校教員が開発、現場で使える信頼性>

    開発者の森川は、現役の小学校教員です。自分の教える子供たちの語彙力を「ごいす~」で測定したところ、その結果は児童の実際の語彙力とおおむね一致するものでした。今回は試作版ではありますが、現時点で教育現場で使用に耐える信頼性があります。



    ■「ごいす~」誕生の背景

    <日本の国語教育をアップデートする為に>

    開発者の森川は小学校教員として、読解力の低い子供たちが勉強で苦労する姿を見てきました。そうした子供たちを救おうと、国内外の言語教育を調べる中で、アメリカの言語教育に感銘を受けました。言語学、心理学、脳科学などの理論や実践データに基づいた実践例が数多くあったからです。


    一方、日本の言語教育(国語教育)は残念ながら、理論やデータではなく、非科学的な方法が数多く残っています。文部科学省は「読解力を支える語彙力の強化」が必要だと言っていますが、学校現場には語彙力を測定するツールすら普及していません。そこで、森川は現状打破の為に、子どもの語彙力を測定するシステム「ごいす~」を開発しました。


    日本の国語教育を理論とデータに基づいたものにするために、「ごいす~」は生まれました。「無料」、「児童生徒のデータ一括管理」、「何年生程度の語彙力か分かる」語彙力測定システムは、日本初です。



    ■「ごいす~」を使う場面

    学校の場合、4月・10月の2回測定がお勧めです。4月に測定し、その児童・生徒の語彙力に応じた指導を半年間行います。学校の国語教育はこれまで、おおむね一斉授業形式で行われてきましたが、今後は1人1台PCやタブレットが子供に渡され、「個別最適化された学び」が基本となります。1人1人の語彙力を正確に把握することは、その実現に必要不可欠です。4月に語彙力を測定し、その後半年間は個に応じた指導を行います。10月に再度語彙力を測定し、語彙力の伸びを調べます。十分な伸びを見せていれば、現在の指導で良いですし、不十分であれば、何らかの対策を取る必要があります。

    半年ごとの定期測定


    塾の場合は入塾時および、半年に一度の定期測定がお勧めです。学校同様、測定結果を元に個に応じた指導を行います。半年後には、再び語彙力を測定してその伸びを調べ、指導に反映していきます。



    ■読解力研究会について

    読解力研究会は、子供の読解力を向上させることを目的とした非営利団体です。活動内容は

    (1)子供の読解力向上のためのツールと教材開発

    (2)子供の読解力向上のための情報発信

    です。日本の子供たちの読解力向上に貢献のためであれば、他団体との連携は大歓迎です。

    お気軽にご連絡ください。


    団体名 : 読解力研究会

    所在地 : 東京都国立市

    代表者 : 森川 聡

    設立  : 2020年4月

    URL   : https://dokkai.org/

    活動内容: (1)子供の読解力向上のためのツールと教材開発

          (2)子供の読解力向上のための情報発信



    【お客様からのお問い合わせ先】

    読解力研究会

    e-mail: info@dokkai.org

    担当 : 森川 聡(代表)

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