「今の子は足が長い」と思っているのはもう古い!l子どもの「胴長短足化」が進行中

    急激なプロポーションの変化の裏で、大きな健康問題が起きています!!!

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    2021年2月26日 11:50

    「今の子は足が長い」と思っていませんか?現在日本の子どもの平均身長は、17歳の全国平均値で見ると最も高かった時代より3ミリも縮んでいます。さらにその中身を見ると、座高は伸びているのに足が縮んでいるのです。17歳を見ると、足が最も長かった平成7〜10年頃よりも平均1㎝短くなっています。
    えっそんな馬鹿な、と思うかもしれません。しかし文部科学省が調査している報告書からも誰が計算しても同じ答えが出るのです。親の世代よりも足の占める割合は減少していて、胴長短足が進んでいるということになります。

    「スタイルがよい」ってどんなこと?

    「スタイルがよい」ということについては、人によってそれぞれ描くイメージが異なるかもしれません。たとえば肥満でなく均整の取れた体型、あるいは身長が高く足が長いということをイメージするでしょうか。
    「スタイルがよい」ということは単に身長が高ければよいということではなく、足の長さが問題であり、しかも「身長に占める足の長さの割合」が重要だということです。これは一般的にプロポーションがよいと表現し、「バランスがよい」ことを意味します。

    子どもたちのプロポ―ションを変えた要因とは?

    こうした足の長さの急激な変化は、いったい何によってもたらされたのでしょうか。さまざなば意見があると思いますが、平成10年頃から始まった足が伸びないことによる「胴長短足の現象」を説明できる根本要因は一つしかありません。そうです!携帯電話やテレビゲームなどの電子機器です。夜遅くまでゲームをしたり、メールのやりとりで寝不足だったり、生活が不規則になったりします。スマホによる運動不足、そしてからだの健康はもとより、精神的な健康にも害を及ぼしています。
    またスマートフォンの画面からは、ブルーライトと呼ばれる強いエネルギーを持った光が放出されています。これが脳に影響を及ぼし、健康面、精神面さらには「スタイル」まで弊害をもたらしています。

    健康でスタイルのよい子どもを育てるための3つのポイント

    ➀よい生活習慣を続ける
    ②子どもの発育状況や、健康状態を客観的に見るための成長曲線を描く
    ③物事に広い視野で科学的に考える態度を育てる

    子どもは日々、発育・発達することが最大の課題です。発育は決してとりかえしがつきません。子ども本来の素質を十分に伸ばして、上手な働きかけによって更なる成長を促し、健康でスタイルのよい子どもに育てる核心をしっかり身につけるとよいですね。

    『子どもの足はもっと伸びる!』

    ■小林正子/著
    ■978-4-7895-5004-8
    ■A5判 148mm×210mm  160ページ
    ■定価:1,400円+税
    ■発行年月:2021年2月

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