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    一般社団法人 日本美術継承協会

    東日本大震災復興支援企画展 第2弾  六田知弘 写真展「時のイコン 2021」 神楽坂・√K Contemporaryにて3月11日より開催

    会場|√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー) 東京都新宿区南町6|03-6280-8808

    イベント
    2021年2月25日 10:30

    一般社団法人 日本美術継承協会(東京・新宿)は、今春2つの東日本大震災復興支援企画展を開催しております。同展の第2弾として、東日本大震災からちょうど10年を迎える3月11日(木)より、写真家 六田知弘が震災後、津波に流され地面に残されたものたちや福島第一原発周辺地域で撮った「時のイコン 2021」展を開催いたします。

    六田知弘「時のイコン 2021」メインビジュアル



    「時のイコン」の作品群は、相田みつを美術館(2013年)や渋谷区立松濤美術館(2014年)をはじめとした国内外の美術館等で展覧され、また写真集『時のイコン 東日本大震災の記憶』(2013年 平凡社 刊)として出版されて沢山の人々に衝撃と感動を与えてきました。

    本展では会場内に砂や小石、さらには水槽が設置され、写されたモノたちが置かれていた当時の姿を想起させます。

    津波にながされ、時を経て新たな「生」が芽生えた小さな靴。福島第一原子力発電所の傍で力強く咲く桜。震災前とは異なるモノたちの姿と育まれる命の姿にはある種の美しさがあり、自然の脅威とその存在の大きさを改めて感じさせます。

    震災から10年というこの節目の年に、ぜひご高覧ください。尚、本展の収益金の一部は東日本大震災復興支援金として寄付いたします。


    2012.5.30 宮城県気仙沼市

    2012.11.9 福島県楢葉町

    2013.5.4 福島県楢葉町



    【アーティスト ステートメント】

    被災地で見つけたモノを、持参した白い紙の上に置いて撮った。「モノの記憶」をカメラで記録した。

    モノには時間が堆積している。

    被災する前にそれらを生活の中で使っていた人たちの時間、3.11の津波の瞬間の時間、

    そして3.11以降、撮影されるまでの時間が堆積している。

    写されたモノたち自身が語る声に耳を傾けてほしい。白紙の上に載せて撮ったのは、より鮮明にモノたちの声を聞くためである。

    その声を記録し、伝えることが、写真家としての私の仕事だと考えた。

    私は鎮魂と祈りの気持ちを込めて、それらモノたちの写真を「時のイコン」と名付けた。

    六田知弘



    【アーティスト|六田知弘】

    1956年 奈良県御所市に生まれる。1980年 早稲田大学教育学部卒業。1982年よりネパールヒマラヤ山中のシェルパの村に暮らして撮影。1988年 最初の個展「ひかりの素足―シェルパ」を開催。以降、「自然や宇宙との根源的なつながり」を遠くに探りながら、モノ、人物、風景、建築、道、石など様々な事象を対象に撮影し、写真展や出版を通じて発表する。また、「祈り」と「時」をキーワードに、仏像などの日本美術のほかヨーロッパのロマネスク美術、雲岡石窟やボロブドゥール等アジア各地の仏教遺跡など、文化財、古美術品の撮影も多い。国内外での写真展、写真集多数。

    http://www.muda-photo.com

    六田知弘



    【六田知弘「時のイコン 2021」開催概要】

    会場  | √K Contemporary (新宿区南町6)

    会期  | 3月11日(木)~ 3月26日(金)(会期中 月曜のみ定休)

    入場料 | 800円(収益の一部は東日本大震災復興支援活動に寄付いたします)

    主催  | 一般社団法人 日本美術継承協会

    協力  | SEI-RIN、√K Contemporary

    企画展HP| https://root-k.jp/exhibitions/tomohiro-muda-icons-of-time-2021/

    *コロナウイルス感染拡大状況により、開催内容が変更となる可能性がございます。何卒ご了承ください。



    【六田知弘「時のイコン 東日本大震災の記憶」(平凡社刊)を会場にて販売】

    本展の作品が収録されている写真集「時のイコン 東日本大震災の記憶」を会場にて販売いたします。この機会にぜひお求めください。


    「時のイコン 東日本大震災の記憶」

    著者:六田知弘

    価格:2,750円(税込)



    【関連企画展 堀浩哉+堀えりぜ 「記憶するために―わたしはだれ?」 開催中】

    本展会場の地下では、東日本大震災関連企画展第一弾の堀浩哉+堀えりぜ「記憶するために―わたしはだれ?」を開催しております。東日本大震災に直面したアーティストたちが表現者として伝えるメッセージをぜひご覧ください。

    企画展HP| https://root-k.jp/exhibitions/kosai-hori_erize-hori_to-remember-who-am-i/



    【会期中のご来場について】

    新型コロナ感染拡大防止対策のため、入り口にて検温・消毒・マスク着用へのご協力をお願いいたします。また、会場内の状況により入場制限をさせていただく場合がございます。

    何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。



    【日本美術継承協会について】

    日本美術継承協会は日本固有の美術作品を後世に正しく継承することを目的として設立されました。美術品が私たちに語ってくれる歴史や文化を失う事なく、貴重な文化資産とし次世代へ残していくため、美術品の継承、保存・修復、そして美術振興活動を3本の柱として普及と啓蒙に務めております。


    HP| https://www.art-inheritance.org/

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