ソリッドがテレコムアプリケーションに対し新たなデータベースの...

ソリッドがテレコムアプリケーションに対し新たなデータベースの測定基準を公開

報道関係者各位
プレスリリース                     2004年11月22日
                           ソリッド株式会社
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        ソリッドがテレコムアプリケーションに対し
         新たなデータベースの測定基準を公開、
       業界をリードするデータベースベンダーの生んだ
           データ処理速度のベンチマーク

        業界初のオープンソースベンチマークを公開
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2004年11月18日(現地時間)米カリフォルニア州マウンテンビュー発―
ネットワークインフラに組込みデータ管理ソリューションを提供するデータベー
スベンダーのリーダーSolid Information Technology(以下ソリッド)は、本日、
テレコムおよびネットワークインフラのアプリケーションでデータベースを使
用する際にその速度を計測するための、TM1(Telecom One)という測定基準を発
表しました。
新たに設計されたエンタプライズやEコマースのアプリケーションに基づく今
までの測定基準、TPC(Transaction Processing Council)とは異なり、TM1ベン
チマークは、特にHLR(Home Location Register)でのデータ処理を計測の対象
とします。HLRは主に携帯電話のアカウントユーザやアカウントの優先権のリ
スト、サービス、課金オプションの情報を提供する主要部分です。携帯電話か
ら行われるすべての呼び出しに、最低でも1度はHLRへのアクセスが必要となり
ます。

通信メーカーの研究に基づくこのベンチマークは、フィンランドのヘルシンキ
大学に提起されたToni Strandell氏の修士論文「Open Source Database
Systems: Systems study, Performance and Scalability」に記載されており、
2003年の世界的に最新のコンピューティング教育と研究を推進するDepartment
of Computer Scienceから出版されています。

戦略市場査定会社であるWinterGreen Research社のCEO兼社長Susan Eustis氏
は、次のように述べています。「この発表は極めて有力なものです。こうした
測定基準は本来縦産業特有なものです。TPCは主に着目しているEコマースや一
般的なエンタプライズアプリケーション意外の業界に対する注目が不十分なま
ま現在に至っています。ここへきてはじめてテレコムや通信市場のデータベー
スベンダーやハードウェアベンダーが信頼できる測定基準が作られ、こうした
市場に向けたアプリケーションの製品速度が的確に測られるようになります。
テレコムベンダーは速度に準じた異なるソリューションへのランク付けが可能
になり、TM1ベンチマークの結果を計画の見通しに役立てることができるよう
になります。ソリッドがこの新しい測定基準を公有してくれることを称賛しま
す。」

測定結果の信頼性
実際にシミュレートするため、ソリッドのTM1データベーススキーマはHLR
(Home Local Register)構造に基づいています。あらかじめ定義された7つのト
ランザクションはHLRに対し講じられた処理に典型的に類似します。これらの
トランザクションはデータベース内のデータに対し行われる、あらゆる挿入、
更新、削除、クエリを実行します。各トランザクションは存続しているアプリ
ケーションにあるトランザクションの実際の頻度の典型として確かな確率を持
ちます。実体面に見られるように、ほぼ80%の処理がread-only、残る20%が
データベースの違いを生むこととなります。

TM1ベンチマークの結果は、ターゲットとなるデータベースシステムの、毎秒
のトランザクションにおける7種類のトランザクションの平均からMQTh
(Maximum Qualified Throughput)として測定された、システム全体の処理能力
を示します。それに加え、各トランザクションに配信するレスポンス時間も報
告されます。これら二種類の結果が統合されると、アプリケーション速度を提
供し、また個別のトランザクションをデータ管理システムが扱う方法での例外
を浮き彫りにします。

ソリッドのCTO、Ari Valtanen(アリ・バルタネン)は次のように話しています。
「弊社のお客様が常に懸念されているのがパフォーマンスの示す数字です。今
までは、各お客様に対してそのとき一度限りのベンチマークをいちいち作って
おり、コストもさることながら時間のかかる非効率なものでした。中には生産
に結びつく環境にない場合もありました。今となっては、明確なベンチマーク
に基づきパフォーマンスの数字を公表することができ、企業側だけでなくお客
様にも評価しやすくなりました。」

ソリッドはこのベンチマークの解説を、同社のウェブサイトにソースコードを
含めて掲載するとともに、ウェブからのフリーダウンロードを提供します。
ダウンロードページ http://www.solidtech.com/TM1/

この成果を法的に有効にするため、この検証をあらゆるデータベースのプロフェッ
ショナルにより再現するに十分な情報を含め、公になる結果が第三者によって
作成され監査される必要があります。

ソリッドの代表取締役社長兼CEO、Jussi Harvela(ユッシ・ハルヴェラ)は次の
ように話しています。「ソリッドは、テレコムアプリケーションのパフォーマ
ンス測定における新天地を切り開きます。このベンチマークのコードが普及す
るための支援ができることを嬉しく思っていますし、また競合ベンダーが出し
た結果に対しても課題として取り組む所存です。お客様はこうしたアプリケー
ションに採用する組込みデータベースの査定がご自身でできるようになるので
す。」

ソリッドはTM1ベンチマークを管理するためのコンソーシアム設立を支援し、
近い将来他のベンダーから公表される数多くの結果を期待しています。

ソリッドについて
Solid Information Technology Corp.は、ネットワークインフラのアプリケー
ションに対応するよう設計された、オートノミック・データ管理プラットフォー
ムを提供しています。Solid platform powers mission-critical applications
of many kinds in the network infrastructure精巧な構造基盤上に設計され
たSolidのソリューションは、ミッションクリティカルな数多くのネットワー
クインフラを協力にサポートします。Airespace、EMC,Hewlett-Packard、
Nortel、Sonim Technologies、Turin NetworksなどがSolidの技術を駆使して
拡張性高くフォルトトレランス機能を備えた高性能なスマートアプリケーショ
ンの構築に励んでいます。
ソリッド株式会社は、Solid Information Technologyの日本法人として2001年
5月に設立され、日本市場をはじめアジア全体に製品の提案、提供および関連
するすべてのサービスを提供しています。
米カリフォルニア州に本社を置くSolidは主要投資企業やフィンランド政府間
連団体より出資を受けた非公開会社です。現在は、アメリカ、ヨーロッパ、日
本を拠点として活動を展開しています。
詳しくはWebサイト( http://www.solidtech.com/ )をご覧ください。

Solidロゴ、Solid Autonomic Data Management Platform、Solid Autonomic
Data Management Suite、Solid EmbeddedEngine、Solid BoostEngine、Solid
Availability、Solid SmartFlowはSolid Information Technology Corp.の
商標です。その他すべての名称は、各社の商標、登録商標です。


【お問合せ先】
ソリッド株式会社 マーケティング部 担当:泉
Tel: 045-224-2527 Fax: 045-224-2535
Email: yuki.izumi@solidtech.com
〒220-8143
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー43F


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