目を酷使する現代人へ向け、正しい角膜ケア情報を発信 WEBサ...

目を酷使する現代人へ向け、正しい角膜ケア情報を発信  WEBサイト「現代人の角膜ケア研究室」を開設

目を酷使する現代人へ向け、正しい角膜ケア情報を発信する「現代人の角膜ケア研究室」は、2020年9月30日(水)に公式WEBサイトを開設いたしました。WEBサイトでは、角膜の構造や角膜の傷がもたらす影響、角膜をケアする方法について、眼科専門医監修のもとヘルスリテラシーを高める正しい情報を発信いたします。

URL: https://www.kakumaku-lab.jp/


現代人の角膜ケア研究室


withコロナ時代は、テレワークや空調環境での滞在時間の増加、自宅でのTV・動画視聴時間増加など、目を酷使する頻度が以前よりも高まっています。特にPCやスマホ、TV視聴などのモニターを使用する作業は、瞬きの回数を約1/4に減らしてしまうため、角膜が乾き、傷つきやすくなってしまいます。角膜が傷つくことで、文字等が見えづらくなったり、最悪の場合は角膜の傷から感染症を引き起こすリスクもあるため、日頃から角膜のケアを怠らないことが重要です。



◆現代人の角膜ケア研究室とは

「現代人の角膜ケア研究室」とは、近年増加していると言われている「角膜上皮障害(角膜に傷がついた状態 等)」から現代人の目を守るため、角膜の専門家によって構成された第三者機関です。正しい角膜のセルフケアの方法や、角膜上皮障害の可能性が分かるチェックリストなど、角膜に関する情報を分かりやすく、紹介しています。


~参画メンバー~

順天堂大学医学部附属 静岡病院 眼科 先任准教授 土至田 宏先生

東邦大学医療センター 大森病院 眼科 教授 堀 裕一先生

杏林大学医学部 眼科学 教授 山田 昌和先生



◆土至田 宏先生監修:目の疲労、不調がある方のセルフケア方法

コロナ禍では外出機会が減った一方で、在宅中のTV視聴時間やPC・スマートフォン等のモニターを見る時間が増加し、目の疲労や不調を感じていませんか。2019年にライオン株式会社が、眼科専門医を対象に実施した「角膜の診療実態」についての調査では、6割以上(63.4%)の眼科医が、スマートフォンが普及し始めた10年前に比べて、「角膜上皮障害を伴うドライアイ患者」が増えていると回答しており、VDT作業による目の酷使が、角膜を傷つけている可能性があります。※VDT作業とはPCやタブレット等モニターを使用する作業のこと


これからも目を使い続けるために重要な、正しい角膜のセルフケア方法について、順天堂大学医学部附属 静岡病院 眼科 先任准教授 土至田 宏先生に伺いました。


~正しい角膜のセルフケア方法~

●モニターやデバイスの使い方

・PC画面、スマホ、タブレット端末などのモニターは適切に。

 部屋を明るくして、モニターの明るさは抑えましょう。

・モニターは少し見下ろす位置に置き、画面を目線の真正面から見るようにしましょう。

・空調を直接浴びると角膜が乾燥します。風向きを工夫して直接浴びないようにしましょう。


●目をしっかり休める

・1時間作業をしたら、モニターから目を離し適宜目を休めるのが目安です。

 窓の外を見る/1m以上遠くを見る/目を閉じる などして休めましょう。


●目薬の活用

・目の疲れや目の乾きを感じたら、2~3時間に1回を目安に、目薬で目を潤すことも効果的です。

・刺激の強いクールタイプよりも、人工涙液か防腐剤無添加の目薬、保湿効果のある目薬や、角膜修復機能のあるビタミンA入りの目薬などがお勧めです。


●目を温める

・目が疲れたらホットアイマスクや清潔な温かいおしぼりなどで目を温め、目の周辺の血流を良くすることも有効です。


●アイメイクは、優しくしっかり落とす

・まつ毛周辺の化粧をする人は、化粧をしたり落としたりするときに角膜を傷つけやすくなります。しっかり化粧を落とさないと涙の油層を守るマイボーム腺が詰まることも。


●入浴

・入浴は心身をリラックスさせると同時に、入浴時に蒸しタオルで目を温めると、マイボーム腺から油成分が出やすくなります。入浴で緊張状態をほぐして自律神経を整え、涙の状態の安定化を図りましょう。


土至田先生コメント:「目の疲労」や「不調」は目を休めたり睡眠をとるだけでは十分改善されません。まずはホームケアでも良いので、しっかりと目をケアすることが必要です。それでも症状が続く場合は速やかに眼科を受診してください。


~監修者 土至田 宏先生 経歴~

1992年3月  聖マリアンナ医科大学 卒業

1992年6月  順天堂大学医学部 眼科入局

1998年3月  順天堂大学大学院 修了

1998年12月 米国ルイジアナ州立大学 眼科 リサーチフェロー

2004年2月  順天堂大学医学部 眼科 臨床講師

2014年6月  順天堂大学医学部附属 静岡病院 眼科 先任准教授

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