チップス&メディア、超高解像度半導体IP 「c.WAVE120」で初のライセンス契約を締結

9月3日、ソウル - ビデオおよびコンピュータービジョン半導体IPの大手グローバルプロバイダーであるチップス&メディア株式会社(以下、チップス&メディア)は、本日2020年9月3日(木)、超高解像度半導体IP(c.WAVE120)を、台湾のテレビおよびセットトップボックス向けSoC(System-on-Chip)大手企業にライセンスする契約を締結しました。



c.WAVE120は、低解像度画像から高解像度画像を生成するディープラーニングベースの超高解像度半導体IPで、2020年4月に正式に発売されました。今回、8K解像度テレビや多様な解像度を持つセットトップボックス向けのSoCにc.WAVE120を実装するライセンス契約を締結しました。COVID-19パンデミックの影響により、世界経済市場は苦戦しており、世界中の多くのビジネスが縮小されています。しかしながら、マルチメディア市場では、8K解像度のマルチメディアの需要が堅調に成長し続けています。8K解像度を直接コンテンツに求めることは、メディア業界の革命を後退させる可能性があります。超高解像度アップスケーリングは、既存のコンテンツを低解像度から高解像度に変換するため、コンテンツへの制限をなくす唯一の手法です。



c.WAVE120は、720pや1080pの画像を4Kまたは8Kの高解像度画像に変換しても、人間の視覚上必要な画質レベルを満たすことができます。「超高解像度IPがマルチメディアデバイス市場のゲームチェンジャーになることを期待しています」チップス&メディアのマーケティングディレクターのJeiff Kim氏は述べています。「当社のc.WAVE120は、低消費電力でありながら、高性能な8K @ 60fpsのスループットを提供します。今後、超高解像度IPの製品ポートフォリオをさらに展開し、電力、性能、メモリー帯域幅、サイズ等を選択できるオプションを提供してゆく予定です」。


チップス&メディアは、9月15日から25日まで、2020 Embedded Vision Summit Virtual Conferenceに出展します。9月15日、17日、23日の8:00pm(PST)、(日本時間では、9月16日、18日、24日1:00pm)からチップス&メディアのコンピュータービジョンおよび画像信号処理部門のテクニカルリーダーであるWilly Kwonにより「リアルタイムアプリケーションの超高解像になぜ専用アクセラレーターが必要なのか?」というテーマのライブQ&Aセッションを行う予定です。


詳細については、 https://embeddedvisionsummit.com または https://www.chipsnmedia.com をご覧ください。


[従来の超解像vs. c.WAVE120超解像の例]


■チップス&メディア社について

世界的な半導体ハードウェアIPのリーディング・プロバイダーであるチップス&メディア社は2003年に設立されました。同社は、最初のビデオコーデックIPの開発以来、専門技術を蓄積し、ビデオコーデックの技術のほかに画像信号処理、ディープラーニングベースの超解像度画像生成や物体認識等へソリューションを拡大してきました。C&M社のハードウェアIPは、低メモリーバンド巾、低消費電力、高性能で費用対効果が高く、そのため広範囲なアプリケーションに使用されています。


詳細については、 https://www.chipsnmedia.com をご覧ください。また、LinkedInおよびYouTubeでフォローしてください。

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