エステル交換を行わずに菜種油で発電するシステム「Compac...

エステル交換を行わずに菜種油で発電するシステム 「CompacCanola(コンパクキャノーラ)」の販売開始 ~放射能汚染土壌の有効利用に~

株式会社テクノシグマ(本社:千葉県松戸市、代表取締役:池森 眞二)は、9月にドイツ・ライナルツ社のエステル交換(※1)を行わずに圧搾菜種油で発電するシステム「CompacCanola(コンパクキャノーラ)」の販売を開始します。最大で400kWの発電が行えます。(一般家庭約800世帯分の発電量)

システム全景
システム全景

詳細URL: http://www.technosigma.com/CompacCanola

※1:エステル交換
昨今普及が進んでいるバイオ燃料は、菜種などが原料となっています。これら原料から油分を抽出したのち、「エステル交換」と呼ばれる処理を行いバイオ燃料となります。
この「エステル交換」の工程ではオペレーションの知識が必要となることや、副産物としてのグリセリンや、廃水処理の問題などが発生します。各種インフラも必要で、初期投資も大きくなります。


■製品紹介
「CompacCanola(コンパクキャノーラ)」は、圧搾菜種油をそのまま燃料として使用できるジェネレーターを採用しています。
・全てのシステムは、20フィートコンテナ2台に収納されています。
・第1コンテナでは、菜種の圧搾及び、ろ過が行われ菜種油を生産します。
・第2コンテナでは、第1コンテナで生産した菜種油から特殊設計のジェネレーターにて発電を行います。
・稼動に必要となる電力を自らの発電でまかなう自立式システムです。各種インフラが無い所でも稼働できます。
・エステル交換が不要なため、副産物のグリセリンや排水の発生が無く、オペレーションも容易です。
・可動式ですのでシステムが必要とされる場所へ移動し、直ちに運転を開始する事ができます。
・システムのサイズは、発電量35kWのものから400kWのものまであり、お客様の仕様に基づき選定致します。
・400kWを1時間連続発電するのに必要な菜種の量は、400kgです。


■システム投入先市場
福島第一原発による汚染土壌は800平方kmに及ぶとも言われています。菜種には、土壌中の放射性セシウムを吸収する性質があるとされており、今後作付の動きの活発化が予想されます。収穫された放射性物質を含む菜種を、少ない投資且つ容易なオペレーションにて有効利用できるシステムとして、各自治体へのアプローチを予定しています。


■システム参考価格
400kWジェネレーターを装備した最大能力のもので約7,000万円となっております。
※1,000kWの風力発電設備の初期費用は、約3億円程度と言われています。


■技術開発メーカー
本システムは、ドイツ・ライナルツ社によって開発されました。ライナルツ社はコールドプレスとよばれる、原料を加熱せずに圧搾を行う高品質の圧搾機を製造しております。当社は同社の日本国内における独占販売代理店となっております。


■当社について
当社は技術系商社として、各種食品会社に設備を導入して参りました。食用油製造設備としましては、業界大手の株式会社J-オイルミルズ様の全工場に食用油抽出関連の設備を導入頂いております。


■会社概要
商号   : 株式会社テクノシグマ
代表者  : 代表取締役 池森 眞二
本社所在地: 千葉県松戸市日暮1丁目1-6
設立年月日: 1994年3月18日
業務内容 : 米粉、精麦、食用油を製造、貯蔵、輸送、包装をする設備及び、
       その資材の販売、輸入及び設備の設計、施工並びに請負
資本金  : 1,200万円(払込資本)、4,000万円(授権資本)
URL    : http://www.technosigma.com

カテゴリ:
商品
ジャンル:
技術・テクノロジー

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。