夫の働き方変化、IT業界だけではなくあらゆる業種に広がる今後...

夫の働き方変化、IT業界だけではなくあらゆる業種に広がる 今後は、妻の家事サポート意識の変化を期待

妻からみたコロナ感染拡大による「夫の働き方・家事負担」の変化

東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者数が連日100人を超え、第2波への警戒が強まっています。感染拡大によりテレワークや時差出勤などが日常化し、夫の働き方の変化を妻はどのように捉えているのでしょうか。


そこで今回は、フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)では、20代~60代の当社に登録する全国のキャスト会員528名(平均年齢49歳/ご主人が就業中の働く既婚女性)を対象に、「新型コロナ感染拡大前後における夫の働き方・家事負担の変化について」調査を実施しました。調査期間は2020年6月25日~6月29日です。

調査結果では、業種別でみる夫の働き方の変化だけではなく、夫婦自宅で過ごす時間が増えたことにより、夫の家事参加意識の変化や、夫婦仲を保つ秘訣などをまとめました。

 

まず最初に、新型コロナ感染拡大前後で夫の働き方の変化を調査をしました。


夫の働き方に変化を尋ねると、半数以上の方が「変化があった(52.7%)」と回答し、「変化はない(45.3%)」を7.4ポイント上回る結果となりました。

次からは、夫の業種別で働き方の変化を調査しました。


まず、夫の勤務先の業種について、上位6業種「製造業(N=120名)」、「サービス(N=93名)」、「建設・不動産(N=60名)」、「IT関連(N=35名)」、「金融(N=22名)」、「官庁(N=20名)」に勤務する夫の働き方の変化を例にみていきます。(以下コメントは「変化あり」と回答した方)


製造業では、6割近くが「変化あり(59.2%)」、4割以上が「変化なし(40.8%)」となり、その差18.4ポイントとなりました。

「週に3度は在宅、そのほかは時差出勤となった(夫50代)」や、「交代勤務ですが、夜勤がなくなり、早番・遅番を1週間交代。勤務後1週間休み。休日出勤、残業全てなくなった(夫40代)」といった、在宅勤務や働く日数や時間が減少したといった声がありました。


サービス業では、「変化あり(50.5%)」、「変化なし(48.4%)」となり、その差2.1ポイントとなりました。「宿泊業なので職場は6月18日まで休館となり社員はほぼ全員休業となった(夫40代)」といった、外出自粛の影響や、人と接する仕事をしている方は、休業状態となったという声や、「在宅勤務が週3日程度あり、出勤時は車通勤になった(夫50代)」といった在宅勤務や通勤時の感染リスクを減らすための通勤方法に変えたといった声がありました。


建設・不動産では、「変化あり(46.7%)」、「変化なし(51.7%)」となり、その差5ポイントとなりました。

「在宅勤務が出来ない職種のため通常通り出勤していたが、在宅勤務の人の仕事のフォローをしなくてはならず、仕事量が増えていた(50代女性)」といった声や、「材料が入らず、工期が伸びた(40代女性)」や、「内装やリフォーム等、民間の仕事ストップと中国からの材料未入荷でキャンセルとなった(40代女性)」といった、物流の混乱による資材の滞りが影響し、工事の延期や中止などが働き方の変化に影響したといった声がありました。


IT関連においては、多くの方が「変化あり(82.9%)」と回答しました。

「4月5月は完全在宅勤務になりました。6月は週3ほどの出社になった(40代女性)」や、「在宅勤務となり、出勤は月にほぼゼロになった(50代女性)」といった、出社は最低限で在宅勤務が日常化していることがわかります。


その他業種の働き方の変化においては、金融は半数以上が「変化あり(59.1%)」、官庁は3割以上が「変化あり(35.0%)」となりました。


図表2のコメントにもありましたが、「夫の働き方が変化した方(N=278名)」を対象に、働き方の変化選択肢で尋ねると、「在宅勤務になった(52.9%)」が半数以上を占め最多となり、それに次ぐ「働く時間が減った(25.5%)」、「働く日数が減った(23.0%)」を大きく上回る結果となりました。在宅勤務を導入した企業が急速に広がったことがわかります。その他、「出張がなくなった(18.0%)」、「時差出勤になった(18.0%)」が続きました。

 

次からは、働き方の変化や自宅で過ごす時間が増えたことによる、ご自身の家事負担の変化について調査をしました。

夫の家事参加に対する意識の変化はあったのでしょうか。


新型コロナ感染拡大前後で、家事負担が増えたか尋ねると、「減ったと思う(4.4%)」は1割に満たず、働く女性にとっては厳しい結果となり、「増えたと思う(48.7%)」もしくは「変化なし(47.0%)」と、多くの方が回答していまいた。


それぞれコメントをみると、まず「減った」と回答した方からは、「在宅勤務の時は家事分担するようになった(40代女性)」や、「掃除は分担制のような形になった(50代女性)」といった、ご主人だけではなく、「主人が、夕食をつくってくれ、中学生の娘が洗濯をとりこんでくれるので、夕方の家事が減った(50代)」といった、お子さんがサポートしてくれるようになったといったうれしい声がありました。

一方で「増えた」と回答した方からは、「在宅の日は昼食を用意しなければならなくなった(50代女性)」や、「外食が出来ない分食事の用意が多くなった(60代女性)」といった、食事の用意や片付けの頻度が多くなり負担が増えたと感じている声が多くありました。

 

アンケートでは、ご主人と家庭で過ごす時間が長くなった中でも、夫婦仲を保つ工夫などを尋ねたところ、「お互いに違った趣味を持って、別々の部屋ですごし、干渉しない(40代女性)」や、「自分だけの時間、空間を確保する(40代女性)」といった一定の距離を保ちながら過ごしている方と、「一緒に映画を観る時間を作る(50代女性)」や「一緒にお酒を飲む(50代女性)」などといった、あえて何か一緒に楽しむ時間を作る方がいました。

 

今回の調査結果からは、新型コロナ感染拡大前後で夫の「働き方が変化した」と回答した方が、半数以上を占めており、在宅勤務やリモートワークが以前から導入している企業が多かった「IT関連」だけではなく、「製造業」や「サービス業」などといった、今まで在宅勤務が進んでいない業種まで急速に広がっていることがわかりました。

また、家事負担の変化では、半数近くが「負担が増えた」と感じていましたが、これを機に夫の意識が変わり、少数派ですが「負担が減った」と感じている方がいることは事実です。


新型コロナの長期化に備え、在宅勤務を恒久化する企業が増えてきています。働き方だけではなく、今後は夫婦ともに生活の意識を変化させることが大切なのではないでしょうか。お互いに「思いやりをもって接する。自分がコーヒーを飲むときは、必ず相手にも必要か聞くなど…(50代女性)」といった、さり気ない気遣い・やさしさを持つことで、「主人が家にいる時間が多くなり、家事を手伝ってくれるようになり、有り難い(50代)」といった、うれしい場面が増えることを期待したいと思います。

 

【調査概要】



【ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要】

URL : https://www.sbfield.co.jp/

 

ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(市場名:東証1部・4779、本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ92,555名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など187,000店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。

本社所在地  :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階   

設  立 :2004 年7 月 / 資本金 :151,499,329円

代表取締役社長  :木名瀬 博     

「木名瀬  博のフィールド虎の巻」 URL:https://www.sbfield.co.jp/toranomaki

 

Work Story Award 2019

「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」部門受賞

一般社団法人at Will Workが主催する「Work  Story Award 2019(※)」において、当社が提供する「フィールド・クラウドソーシング」が評価され、「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」のテーマ部門賞を受賞しました。

(※)働き方を選択できる社会づくり"の実現を目指す一般社団法人at Will Workが主催するアワードで、働く"ストーリー"を集める5年間限定のアワードプログラムです。

https://www.puchittona.jp/sbf/view/sustainable/award2019/index.html




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