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    財団法人材料科学技術振興財団

    受託分析サービスのMST、食品・水・土壌環境の放射能測定サービス開始

    ~ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメーター導入~

    食品・医薬品・電子機器等の受託分析を行う財団法人材料科学技術振興財団(本部:東京都世田谷区、理事長:増島 勝、以下 MST)は、食品・水・土壌などの放射能(放射性物質が放射線を出す能力)を測定するサービスを2011年7月より開始いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

    【1.放射能測定サービスの背景】
    原子力発電所の事故により、産業界では製品の輸出時に放射能測定結果の提出が求められる動きや、株主より対応を迫られる動きがあります。また、一般の生活者においても放射能汚染への不安が広がっております。
    この問題の解決を支援すべく、MSTでは従来行っていた大気中の放射線量率測定・工業製品への放射性物質汚染有無検査に加え、食品・水・土壌環境の放射能測定サービスを開始いたしました。企業や団体・個人の皆様へのサービス展開を行って参ります。

    【2.放射能測定サービスの概要】
    (1).特徴
    食品・水・土壌などの放射能を測定。
    測定試料における放射性ヨウ素(ヨウ素-131)、放射性セシウム(セシウム-134、セシウム-137)の放射能(測定単位:Bq/kgもしくはBq/L)を報告します。
    厚生労働省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」-「ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法」に準じた測定が可能です。

    (2).測定機器
    ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリー
    検出器部   :オルテック GEM20-70
    多重波高分析部:セイコー・イージーアンドジー MCA7600

    (3).納期
    原則として、検体を受領した日から1週間程度で結果報告書を提出致します。

    (4).費用
    測定費用 ¥30,000(税別)/検体
    前処理が必要な試料の場合は別途費用をご負担頂く場合がございます。
    測定員による試料採取等が必要な場合、別途費用をご負担頂きます。

    (5).注意事項
    ・測定に必要な試料の量の目安は水の場合2L、野菜類は1kgです。
    ・簡易測定により、放射能が高いことが明らかになった試料については、
     別途ご相談させて頂きます。
    ・前処理が困難な試料の場合、別途ご相談させて頂きます。

    (6).お申込先
    Tel : 03-3749-2525
    Email: info@mst.or.jp

    【3.MSTの概要】
    TEM・SIMS・XRDなど最新の分析装置を世田谷区のラボ内に多数保有し、分析のご要望にお応えします。半導体・金属・電池などのエレクトロニクス分野、医薬品・化粧品・食品などのライフサイエンス分野に幅広く対応しております。「組成・形状評価」「製品調査」「信頼性評価」「故障解析」など、分析の目的に応じた分析プランをご提案しております。

    (1)商号    : 財団法人材料科学技術振興財団
    (2)代表者   : 理事長 増島 勝
    (3)所在地   : 東京都世田谷区喜多見1-18-6
    (4)設立年月  : 昭和59年8月
    (5)主な事業内容: 材料の受託分析サービス、研究助成・学会支援等の公益事業
    (6)URL     : http://www.mst.or.jp/

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