【国内初】震度連動型地震諸費用保険 (地震に備えるEQuick(イークイック)保険)の販売開始

東京海上日動火災保険株式会社(取締役社長：広瀬 伸一、以下「当社」)は、2020年8月から、お住まいの地域で観測された震度に応じて、定額の保険金を速やかにお支払いするインターネット専用商品「震度連動型地震諸費用保険(地震に備えるEQuick(イークイック)保険)」)を販売します。

この商品は、損害状況の確認を不要とし、自然災害等で観測された指標(インデックス)に基づいて定額の保険金をお支払いする保険(インデックス保険)であり当社が国内の損害保険会社で初めて販売します。

1. 「震度連動型地震諸費用保険(地震に備えるEQuick(イークイック)保険)」の特徴と概要

(1)商品の特徴

＜1＞ 最短3日で保険金のお受け取りが可能

●地震発生後、当社は、気象庁が公表する震度データに基づいてお支払対象となるご契約を特定し、保険金のお支払い手続きを開始します。

●家屋等の損害状況の確認が不要であり、観測された震度に応じて保険金をお支払いするため、地震発生から最短3日で保険金を受け取ることができます。

＜2＞スマホのみで各種手続きが完結します。

●最新のデジタル技術を活用し、お申込みや保険金お受け取り手続きが、スマホで簡単に完結します。

損害状況の確認を不要とし、自然災害で観測された指標(インデックス)に基づいて、保険金をお支払いする「インデックス保険」の開発は、国内の損害保険会社で当社が初めてとなります。

また、自然災害の指標に基づいて、システム的に保険金をお支払いする仕組みについて、ビジネスモデル特許を出願中です。

保険金お受け取り時の流れ

(2)商品の概要

商品概要

(*2)震度情報は、気象庁が公表する市区町村単位の震度情報を使用します。なお、エコノミープランの場合は、震度6強以上となります。

(*3)主に当社HP上で販売いたします。

本商品は、「被災直後の当座の生活資金」の確保を目的としており、被災者の生活再建を目的とした、地震保険の機能を補完する位置づけの商品です。

本商品の保険金額は地震保険と比べて少額(最大50万円)であり、より補償の充実した地震保険も合わせてお客様にお勧めしてまいります。

2. 背景

近年、熊本地震や大阪府北部地震、北海道胆振東部地震など、震度6弱以上の地震が複数発生し、大きな被害が生じています。

当社は、これらの地震をご経験された被災者の方へのアンケート(※)や地震保険の事故対応サービスを通じて、地震による被災直後には様々な費用支出が発生する実態や、これらに対する資金ニーズがあること、また、一般的な損害保険商品では、迅速な保険金支払に向けて取組んでいるものの、損害状況の確認等を行った上で保険金をお支払いするため、手続きに一定程度の時間を要するケースが生じていることを確認しました。

当社はこれらをふまえ、いち早く被災者のニーズに応えるインターネット専用の新商品 「震度連動型地震諸費用保険(地震に備えるEQuick(イークイック)保険)」を新たに開発し、2020年8月頃から提供を開始します。

申込みや保険金支払いの手続きをストレスなくスマホで完結し、大規模地震が発生した場合であっても被災直後の生活資金を早期に確保することが可能となります。

＜(※)被災直後に必要となった費用(当社実施アンケートによる)＞

●避難先で暮らすための一時的な備品・日用品・消耗品等

●自宅が被災して、車中泊を余儀なくされた時のための車のガソリン代

●子供を遠方の親戚宅に一時避難させるための交通費・生活費

●屋根の瓦がずれて、ブルーシート養生等を行う際の応急処置費用　等

画面イメージ

当社はこれからも、大規模化・多発化する自然災害のリスクに対して、デジタルテクノロジーを活用しながら、お客様の「いざ」を支える商品・サービスの開発を進めてまいります。

以上