パシフィコ・エナジー290億円規模の太陽光ファンド組成

パシフィコ・エナジー株式会社(本社:東京都港区 以下「パシフィコ」)は、太陽光発電事業向けの第2号ファンド(以下「ファンドII」)を組成したことをお知らせします。本ファンドは大型太陽光発電所5件、合計約216MWdc(直流ベース)で構成される予定で、この度、1回目のクロージングとして、栃木県所在の35MWdc規模の発電所1件を取得しております。その他4件は来年2020年に順次取得する予定です。


野村證券株式会社及びゴールドマン・サックス証券株式会社が本ファンドの私募の取り扱いを行い、国内機関投資家から290億円のコミットメントを頂戴しました。法律顧問は、べーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)が務めております。


またパシフィコは、1GWdcを超える太陽光発電所の開発を通して得られた知見と経験を活かし、対象とする発電所全案件に対してアセットマネジメント業務を提供します。


ファンドIIの組成に至るまでに、2017年9月には国内機関投資家から155億円の出資を頂戴し、太陽光発電事業向けの第1号ファンド(以下「ファンドI」)を組成しております。ファンドIは、太陽光発電所5件、合計100MWdc超で構成され、現時点においても当初の目標利回りを上回るパフォーマンスを実現しております。パシフィコは、自社開発案件及び外部から取得する案件で構成する再生可能エネルギーファンドを引き続き組成してまいります。今後2年間で、既存ファンド案件も含めて1GWdc超、総投資額は1,500億円にも上る見込みです。またファンド組入れ案件については、アセットマネジメントサービスも提供していく予定です。


我々パシフィコは、価値創造とサスティナブルな開発の両立をゴールとしており、日本のエネルギー自給率向上及び地域社会の発展に寄与する太陽光発電事業の開発に引き続き尽力してまいります。再生可能エネルギーは、安心で安全、かつ持続可能なエネルギー資源であり、地球全体の温室効果ガス排出量を削減する原動力だと確信しております。なお、ファンドI及びファンドII合計で年間160,000トンのCO2排出量の削減効果が見込まれております。


パシフィコの会長であるネーサン・フランクリンは次のようにコメントしております。「ファンドIIを組成し、日本国内の機関投資家様と再びご一緒できる機会を大変喜ばしく感じております。パシフィコは2012年の設立以来、日本の大型太陽光発電所に投資してまいりました。我々は、太陽光発電の可能性を強く信じており、環境にやさしいクリーンエネルギーを通じた長期安定利回りの投資機会を引き続き提供してまいります。」



【参考情報】

■ファンドについて

名称  :パシフィコ・エナジー・ソーラーファンド2投資事業有限責任組合

組成日 :2019年10月3日

投資対象:日本国内の稼働済み大型太陽光発電所

投資家 :無限責任組合員…パシフィコ・エナジー・ソーラーファンド2合同会社

     有限責任組合員…国内の機関投資家(複数社)

募集金額:290億円

運用期間:組成日から21年間



■発電所について

(1) 鬼怒川森林太陽光発電事業所

所在地  :栃木県塩谷郡塩谷町

パネル出力:約35.1MWdc

売電開始日:2018年5月


鬼怒川森林太陽光発電事業所


■パシフィコ・エナジーについて

パシフィコ・エナジーは2012年、再生可能エネルギー制度の導入と同時期に設立されました。以降、日本全国各地にて大規模太陽光発電プロジェクトを手掛けており、これまで11案件で合計1GWdc超の発電所開発および建設に携わってきました。さらに、現在も4件、合計300MWdc超の太陽光発電プロジェクト開発を進めており、来年中にも建設を開始する予定です。設立以来、国内海外の大手金融機関から調達した資金は、エクイティとデットあわせて35億米ドルにも上ります。

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