GfK Japan調べ:電動アシスト自転車の販売動向

東日本大震災直後に需要が急拡大

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。

図1:電動アシスト自転車販売台数(指数)推移と販売実績のあったモデル数
図1:電動アシスト自転車販売台数(指数)推移と販売実績のあったモデル数

【2011年における電動アシスト自転車の販売動向】
 ガソリンが不要で子供を乗せることもできる電動アシスト自転車の販売は、エコおよび節約志向に後押しされ、右肩上がりで推移してきたが、東日本大震災直後、通勤・通学の手段としてその需要は短期間で急速に拡大した。2011年3月第3週(3月14日~3月20日)の販売台数は1月第2週(1月3日~1月10日)の約2.8倍を記録した。その後、販売はやや落ち着いたが、自転車の最大需要期である新学期を迎えていることもあり、引き続き高い水準で推移している。

図1:電動アシスト自転車販売台数(指数)推移と販売実績のあったモデル数
http://www.atpress.ne.jp/releases/19939/2_1.png


 販売実績のあったモデル数についても、東日本大震災直後から急速に増加した。新製品は1月時点で市場に出揃った状態にあったことから、消費者が移動手段として電動アシスト自転車の各製品を幅広く選択肢に入れたことにより、市場での販売モデル数、延いては販売台数の増加につながったと考えられる。


 自転車という商材においては、スポーツ車などがスタイル面に対する支持を集め、市場を拡大してきた。そして、電動アシスト自転車も東日本大震災を契機に、移動手段として今まで以上に幅広い層に受け入れられていると考えられる。生活の利便性を高めるという側面も然ることながら、生活必需品として消費者に価値が認知されつつあると言えよう。電動アシスト自転車の平均価格は8万5千円前後と、今のところ手軽に購入できる製品とは言い難い。しかし「一度乗ると、一般の自転車には戻れなくなる」と言われる様に、高いリピート購入が見込める商材でもある。この商材特性の認知は、購入者層が増えるに連れ広まって行くことから、電動アシスト自転車市場は底固い必需をベースに今後も着実に成長していくと見込まれる。


≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫
 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する調査会社、GfKグループの関連会社である。
 オプティックス製品、ゴルフ用品、映像ソフトウエア等の分野において、POSデータ・店舗監査データを基に推計した市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供している。

URL: http://www.gfkjpn.co.jp/

※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。

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