世界初!AIと“仕草”によるエンパシーコミュニケーションを実...

世界初!AIと“仕草”によるエンパシーコミュニケーションを 実装した等身大アイドルロボットのデモンストレーションを実施  11/20~11/22開催の組込み総合技術展/IoT総合技術展で公開

ロボットプラットフォームを提供するスピーシーズ株式会社(東京都武蔵野市、代表取締役:春日 知昭)とJASA OSS(オープン・ソース・ソフトウェア)活用WGは、11月20日~11月22日の組込み総合技術展/IoT総合技術展(Embedded Technology 2019/IoT Technology2019)にて等身大AI会話ロボット“高坂ここな”のデモを行います。


高坂ここな 全体像


スピーシーズ株式会社の等身大アイドルロボット“高坂(こうさか)ここな”と、AXE エッジAI(JASAOSS活用WGで選定したOSSを使用)を組みあわせて、AIと“仕草”によるエンパシー(感情移入型)コミュニケーション(会話)機能を実装し、お客様との会話のデモンストレーションを行います。


“未来の宇宙の場末のバーにお客様が来た!”という設定で、ここなママがお客様との会話のお相手をいたします。OSS活用の、アイドルロボットへの適用の実例として、AXE(株式会社アックス: http://www.axe-inc.co.jp/ )のエッジAIと連携することで実現しました。


下記はデモの一部の紹介ビデオになります。

http://robo-pro.com/download/HS-MOFI/kaiwa-demo.MOV



【AIにとって重要な前提条件】

AIによる会話の機能を突き詰めて参りますと、自然なコミュニケーションには音声だけではなく、ボディーランゲッジや表情などによる感情移入も重要になってくると考えられます。感情移入が成立した場合のコミュニケーションとそうでない場合では会話の内容の深さに大きな違いが生じます。例えば、お互いに心を許して会話した場合では、そうでない場合には話されないような感情的な内容までも話されます。そのようなエンパシーコミュニケーションは、AIがお客様の購買要求などのビッグデータを収集する場合にも、真の要望を収集するための重要な前提条件となります。


今回のデモでは、表現力の豊かなアイドルロボットと複雑な判断が可能なハイブリッドAIとディープラーニングのニューラルネットワークアルゴリズムを利用して音声を高精度で認識するGoogle Cloud Speech APIの組み合わせで、人とロボットのエンパシーコミュニケーション機能を実現しました。その第一回目のデモンストレーションとして、これら機能の連携が容易であり実用的で有ることを披露いたします。また今後もその連携の在り方を改善したり、各機能がより進化することでシステムとしての完成度は上がってまいりますので、継続して改善してまいります。会場でもデモを実施しながらお客様の反応を見てよりインタラクションを改善する作業も並行して行ってまいります。



【アイドルロボット高坂ここなについて】

アイドルロボットプロダクション所属の等身大アイドルロボットです。推定年齢は20歳。人間界のプロモーション活動をお手伝いするため、2019年1月にバーチャルアイドルワールドから人間界にやってきました。先日お手伝いした吉祥寺:大原商店での販促イベントを撮影したビデオはFacebookで100万リーチを達成しました。今年9月には神田明神で大畑杏雛ちゃんとアイドルユニット:プリティーエンジェルを組み巫女舞の奉納を行い、その様子は9月26日のNHKのニュースシブ5時で報道されました。いまや世界的なアイドルになりつつあります。


Facebook: https://www.facebook.com/speecys/videos/462096247679497/

YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=AXhOfPghTpQ&t=



【AXE AIの特徴】

■AXE AIの基本コンセプト

- エッジ機器で動作

- Progressive(進歩性) これまでにない実現法のAI

- Stable(安定性) 間違いの少ないアウトプットが出せること

- Maintenance(保守性) 間違いを解析して、修正・改善ができること、説明のできるAI


■ AXE AIは、記号論理推論機構+機械学習AI

- AXE AIは、帰納論理推論を採用

- Prologと同様のセマンティックの実行

- Lisp で推論エンジンを記述


■ 機械学習も使用

- 規則による論理推論AIと、機械学習AIのハイブリッドAI

- 規則による論理推論とは、記号論理による「言語アプリ」

- 機械学習は、「動物OS」(東京大学 松尾先生による)


■ RDBを使用し、大容量データを扱う

- AI処理のために、RDB内の大容量データを使用

- ユーザの周期性行動の学習などが可能になっている


■ 大量のデータから、ユーザのために、AIがデータを掴み出す

- ex.ユーザが欲しがりそうな写真を掴みだし、ユーザに提示


なお、今回の“高坂ここな”へのAIと“仕草”によるエンパシー(感情移入型)コミュニケーション(会話)機能の実装に関して、“高坂ここな”のソフトウェア開発全般でお世話になっている2社にもご協力いただきました。株式会社ニッコムがAIプラットフォームとロボット基本ソフトウェアとのインタラクティブ機能を、冨澤 瞬氏が仕草(モーション)の制作を担当しました。



【プラットフォームとしての等身大アイドルロボット『高坂ここな』】

各種ビジネスシーンでの応用が可能となるように、人と同等な寸法・外観を備え、感情を『仕草』で伝えられるロボットとして開発されました。滑らかな動きによる表現力を有する『美しくスリムで繊細な動きのロボット』=『美しい等身大アイドルロボット』のプラットフォームです。

等身大のキャラクターがしなやかに艶やかに動くさまは、従来の武骨なロボットでは得られない感情移入感を見る者に与えることが出来、これまでにない斬新な経験を顧客に提供することが可能となります。

一般店舗での集客やイベントでの企業のプロモーション活動を促進することも目的としており、特徴として目の動きや指の動きも可能な42の関節自由度を持ち、一般のマネキンの様に衣服を自由に取り換えることが出来ます。一般的な自立型ロボットと異なり倒れる危険性がない為、人の近くに置いても安全であることも大きな特徴で、実際一般店舗での実演も行っています。



【アイドルロボット『高坂ここな』の技術的背景】

≪ロボットの課題「美しくスリムで繊細な動きのロボット」を実現する特許技術≫

ロボット技術を応用してフィギュアーなどの美しいキャラクター商品を静かに動かす事が出来れば、大きなビジネスの可能性が有る事は多くの人が論じています。しかし、関節部分にサーボモーターを内蔵する従来型のロボットの構造ではサーボモーターの大きさと重さ、モーターの発する音がネックで“美しい動くロボット”は実現出来ませんでした。そこで当社ではそのための技術開発を行うとともに必要な特許を4件国際出願(2件はすでに国内で取得済み)しています。新たな特許技術(特許第6408748号)として美しい外観と関節を構成する方法やモーターの配置と回転力による駆動力の伝達方式(リモートモーター方式)を取得し、最適なメカ構造を得ています。

それにより、入手が容易でメンテナンスがしやすい一般産業用サーボモーターを用いてスリムな少女型の体形をも実現する事が可能となりました。



【製品情報】

受注開始日    :2019年1月16日

製品カテゴリー  :等身大アイドルロボット

          並びにプロフェッショナルエンタテインメントシステム

プラットフォーム名:高坂ここな

ロボット身長   :約155cm

外形寸法(おおよそ):W 60cm×D 80cm×H 180cm

外装       :樹脂、シリコン、塗装などに対応可能

関節自由度    :42自由度

          ・頭部 6軸

          (水平旋回、左右傾き、前後傾き、目上下、目左右まぶた開閉)

          ・腕 8軸×2本

          (肩回転、肩開き、上腕回転、肘、手首×3、指開閉)

          ・足 6軸×2本

          (もも前後、もも回転、開き、膝、足首×2)

          ・体内腰部 5軸

          腰(水平旋回、左右傾き、前後傾き)

          上半身(水平旋回、左右傾き)

          ・ロボットドライブ部 3軸 (水平移動はオプション)

          (ステー上下、ドライブ水平移動【前後+左右】)

駆動方式     :多関節回転力伝達方式(リモートモーター:特許取得済み)

関節可動範囲   :最大200度程度(部位による)

ホストとの接続  :Wi-Fi、LANなど

          MOFI-OS ver3.0搭載

          (LINUXベース:PCやスマホなどからHTTPにて操作可能)

          MikuMikuDanceにてモーション作成

          (.pmx、.vmdファイル利用)



【スピーシーズ株式会社概要】

ロボットプラットフォームを提供するスピーシーズ株式会社(東京都武蔵野市、代表取締役:春日 知昭)は、世界初の美しい等身大仕草ロボット『高坂(こうさか)ここな』とそれを用いたプロフェッショナルエンタテインメントシステムを主な事業としています。

スピーシーズ株式会社(Speecys Corp.)は、大学・企業での研究用途、業務用などに多くの導入実績を持つロボットならびにロボット開発プラットフォームを提供するロボット開発企業。ロボットは“動くUI”という基本理念に基づき、オープンなOSやネットワーク環境、アプリ開発環境の提供はロボット利用者にとって必要不可欠なものであるとの考えで、他に類を見ないユニークなロボット製品とシステムの開発を行っています。

今回の“美しい等身大アイドルロボット”の開発には構想から約2年をかけて原理試作機からスタートし、今回発表する『高坂ここな』の完成に至っています。今後、これらの特許取得済みのモーションフィギュアー技術とリモートモーター技術を各種の業務用エンタテインメントシステムに応用し、お客様のニーズに答えていきたいと考えております。


商号 : スピーシーズ株式会社

所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-32-5

設立 : 2001年12月6日

資本金: 8,755万円

代表者: 代表取締役 春日 知昭(かすが ともあき)

URL  : http://speecys.com/



【JASAについて】

組込みシステム(組込みソフトウエアを含めた組込みシステム技術をいう。以下同じ。)における応用技術に関する調査研究、標準化の推進、普及及び啓発等を行うことにより、組込みシステム技術の高度化及び効率化を図り、もって我が国の産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的とする。

昭和61年8月7日創立(平成24年4月1日 一般社団法人へ移行)

http://www.jasa.or.jp/


JASA OSS活用WGは、OSSC共同セミナー、WG会議、RISC-Vエコシステム調査、組込みOSS鳥瞰図作成、OSS普及セミナー、OSSドローンの運用も含めた諸事情の調査、広報資料作成、広報資料作成などを行っている。



【株式会社ニッコム概要】

ロボット本体の制御からユーザーインターフェイス、外部インターフェイスおよびモーション変換までのソフトウェア開発全般をサポートしています。弊社では幅広い基礎技術力をベースに、組み込みソフトウェアからサーバーソフトウェアまで、ロボティクス、ドローン、AI、IoTなど、複合したブレークスルーが必要な様々な先端技術開発のお手伝いをさせて頂いております。


URL : http://www.nickom.co.jp

Mail: info@nickom.co.jp



【3DCGクリエーター:冨澤 瞬について】

TEL : 070-3969-2356

Mail: tomyshun2014@gmail.com


MMD、CINEMA 4D、MotionBuilder、Maya等のCGソフトウェアで、モーション作成、モーションキャプチャの修正などのお手伝いをさせて頂いております。

(主に関わった業務)

・TVアニメ

 直球表題ロボットアニメ

 てさぐれ!部活もの

 Hi☆sCoool!セハガール

 イケメン戦国

 ケムリクサ


・劇場アニメ

 劇場版gdgd妖精s

 ひらがな男子


・イベント

 ニコニコ超パーティーボカロライブ

 初音ミクシンフォニー舞台映像

プレスリリース動画

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。