エネルギーハーベスト型無線電流センサノードを発売

電源・配線レスで、設備の消費電力を簡単に見える化

セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:小林 哲、本社:千葉県千葉市)は、このたび電源、配線工事不要で、簡単に施設・設備の消費電力の見える化を実現する、エネルギーハーベスト型ワイヤレス電流センサノード「SW‐42D0‐1000」を発売いたします。

工場やビルの省エネを実現するには、建物内のどこで、どれだけのエネルギーを消費しているかを把握することが必要です。しかし、多くの企業では、エネルギー監視システムは導入しているものの、電力消費の多くを占める設備単位の消費電力の把握・管理については、工事の手間や費用がかかることから導入が進んでいないのが現状です。


そこでSIIでは、設備の分電盤の電源ケーブルに、CT(カレントトランス)を接続することにより電流値を測定、920MHz帯無線で送信すると同時に、その電流を電源とし、継続動作が可能な、エネルギーハーベスト型のワイヤレス電流センサノード「SW‐42D0‐1000」を開発しました。これにより配線工事や定期的な電池交換をすることなく、継続的に設備の稼働状況や消費電力を見える化をすることが可能になります。


本製品は、10月15日~18日まで、幕張メッセで開催される「CEATEC  2019」のSIIブースに出展いたします。

 

主な特長:    

(1)電源・通信配線レスで簡単設置

分電盤の電源ケーブルに、CTを接続することで電流値を測定し、920MHz帯無線で送信。また測定電流を電源とするので、電気工事や定期的な電池交換が不要です。

(2)1Aあれば動作・測定・送信が可能

測定電流が1A以上あれば、測定、送信することが可能。消費電流の少ない機器なども電流・電力の見える化をすることが出来ます。

(3)測定は独立4系統で、3つの配電方式に対応

測定回路は4系統あり独立で測定。一般的な配電方式である単相2線、単相3線、三相3線に対応しています。

(4)電力量を簡易測定

本体に仮想電圧、仮想力率を設定することで有効電力、および積算電力の簡易測定が可能です。

(5)広範囲通信や安定した通信が可能

別売のルータ(中継機)を利用することで、マルチホップ接続による広範囲な通信や複数ルートでの安定した通信が可能です。

 

設置例:      

工場内に点在する分電盤内に電流センサを設置、LAN環境のある管理室に親機を設置し、遠隔にて本社管理室でデータ監視と分析を行う。


主な仕様:    

項目
仕様
配電方式
単相2線(1CT)、単相3線(2CT)、三相3線(2CT)
電流測定範囲
0~600A (レンジ毎に30A、100A、300A、600A のCTが使用可)
電流測定精度
1%FS(各レンジ ±0.3A、±1A、±3A、±6A)
送信周期
1、5、10分
測定項目
電流(rms)、有効電力、積算電力量(プロパティ設定による)
無線方式
920Mhz 特定小電力無線(ARIB‐STD-T108)
外形寸法
68×22×110.2  W×D×H (mm)

価  格:オープン価格


出荷開始:10月下旬


出展情報:

 名称:CEATEC 2019

   期間:10月15日(火)~10月18日(金)

 場所:幕張メッセ ホール4 G034 セイコーインスツル株式会社ブース


以上 

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