テクノプロジェクト、Rubyを用いた医療機関向けシステム開発において オープンソース帳票ソリューション「ThinReports」を採用

株式会社テクノプロジェクト(本社：島根県松江市、代表取締役社長：吉岡 宏、以下 テクノプロジェクト)は、株式会社マツケイ(本社：島根県松江市、代表取締役社長：吉岡 宏、以下 マツケイ)が開発したオープンソース帳票ソリューション「ThinReports」を、Rubyを用いたシステム開発業務において採用しました。 【「ThinReports」採用の背景】 テクノプロジェクトでは、インターネットサービスの開発で人気の高いプログラミング言語Rubyを、自治体や企業における業務システム分野の開発に活用してまいりました。Rubyを用いたシステム開発においては、開発生産性を高めるフレームワーク「Ruby on Rails」などのツール類が充実しており、スピーディーにソフトウェアを開発することができます。 しかし、自治体や企業の業務システムにおいては、公文書や伝票など帳票出力が必要とされるケースがあり、帳票開発のためのRuby関連ツールが整っていないという課題がありました。テクノプロジェクトでも帳票開発においては、他言語で実装されたツールを利用したり、商用製品を利用したりせざるを得なく、Rubyで開発することによる開発生産性とコスト優位性というメリットを損なう原因となっていました。 「ThinReports」は、Rubyで実装された帳票開発ツールです。そのため、帳票開発においても一貫してRuby技術を用いることができ、生産性を落とすことなく帳票開発を行うことができます。この度、テクノプロジェクトでは、医療機関向けのシステム開発において「ThinReports」を採用し、短期間での帳票開発を実現しました。 【「ThinReports」について】 「ThinReports」は、Webアプリケーションにおける帳票機能を実現するシンプルで新しいソリューションです。テクノプロジェクトのグループ企業であるマツケイが開発し、同社が運営する「Matsukei Open Source Center」上で、オープンソースソフトウェアとして開発が進められており、公式サイトや「Matsukei Open Source Center」から誰でも自由にダウンロードできるようになっています。 「ThinReports」は、専用レイアウトエディタ「ThinReports Editor」と、専用ライブラリ「ThinReports Generator for Ruby」によって帳票開発を効率化します。これらはいずれも、公式サイトやマツケイが運営する「Matsukei Open Source Center」からダウンロードできます。また、2011年春には、有償サポートサービスの開始も予定されています。 テクノプロジェクトでは、今後も「ThinReports」を積極的に採用することで、高い生産性を保ったまま、低コストで帳票開発を提供してまいります。 「ThinReports」の関連情報 公式サイト　　　　: http://www.thinreports.org/ プロジェクトサイト: http://osc.matsukei.net/projects/thinreports/ 　　　　　　　　　　※Matsukei Open Source Center内 【今後の展望】 テクノプロジェクトは、自治体基幹システムをはじめ、業務システム分野でのRuby導入に先進的に取り組んでまいりました。業務システム分野で求められる高い要求に対し、スピーディーでリーズナブルなRubyソリューションを提供してまいります。 【株式会社テクノプロジェクト　会社概要】 商号　： 株式会社テクノプロジェクト 設立　： 1984年3月1日 代表　： 代表取締役社長　吉岡 宏 本社　： 島根県松江市学園南2丁目10-14　タイムプラザビル 資本金： 1億円 URL　 ： http://www.tpj.co.jp/ 【株式社マツケイ　会社概要】 商号　： 株式会社マツケイ 設立　： 1970年7月28日 代表　： 代表取締役社長　吉岡 宏 本社　： 島根県松江市乃木福富町735番地211 資本金： 25百万円 URL　 ： http://www.matsukei.co.jp/