大型連休、家族の「家事・育児シェア」で働く主婦にもゆとりを

大型連休、家族の「家事・育児シェア」で働く主婦にもゆとりを

サステナブル∞ワークスタイルプロジェクトVOL.12 ~大型連休に関する意識調査~

[調査トピックス]

・今年の大型連休をどう感じているかを聞くと、「うれしくない」が39.5%で、「うれしい」の26.9%を12.6ポイント上回り、4割近くの働く主婦の方が「うれしくない」と感じている。

・「うれしくない」理由は、「1.どこに行っても混雑しそうだから」が55.7%で最多。他にも「4.仕事ができる日数が減り収入が減るから」が33.5%で上位となり、時給制・日給制で働く人の収入減が理由として挙がる。一方で、「うれしい」理由は、「家族と過ごす時間が十分にとれるから」が52.2%で最多となったが、その反面「家族と過ごす時間がとれるが、家事の負担が増えることが予想される(40代)」家事の負担の増加を心配する声が多く挙がる。

・大型連休の実際の過ごし方は、「1.家族と家や近場でゆっくり過ごす」が43.8%で最多となり、「2.普段の休日と変わらず過ごす」が37.1%と続き、大型連休でも普段と変わらずのんびり過ごす方が多い。

・一方で本当はどう過ごしたいか聞くと、「1.国内旅行(一泊以上)」30.8%が最多となり、「5.海外旅行」が18.0%でランクインするなど、普段と変わらず家でのんびり過ごすのではなく、旅行に行きたいと考える方が多い。


 皇位継承に伴う4月27日~5月6日の大型10連休が目前に迫っています。フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)が推進するサステナブル∞ワークスタイルプロジェクト(ライフステージが変わっても持続可能な働き方※1)第12回目は、「《働く主婦》大型連休に関する意識調査」を実施しました。アンケートの対象は、当社に登録するキャスト会員で、有効回答数は982名(平均年齢47歳)、実施期間は2019年3月22日~3月26日です。(調査概要は4ページに記載)


 最初に、前例のない今年の大型連休について、働く主婦のみなさんはどう感じているか調査をしました。

図表1

 今年の大型連休をどう感じているかを聞くと、「うれしくない」が39.5%で、「うれしい」の26.9%を、12.6ポイント上回る結果となり、4割近くの働く主婦の方が「うれしくない」と感じていることがわかりました。

図表2

 「うれしくない」と回答した方(388名)を対象に複数回答で理由を聞くと、「1.どこに行っても混雑しそうだから」が55.7%でもっとも多く、半数を超える結果となりました。「2.出費が増えるから」の48.2%、「3.家事の負担が増えるから」の47.7%を上回る結果となりました。他にも「4.仕事ができる日数が減り収入が減るから」が33.5%で上位となり「派遣社員なので給料が減るので困る(20代)」や、「有給休暇ではないので、無給になり給料が減るので困る(60代)」といった時給制・日給制で働く人の収入減が理由として挙がりました。また、大型連休中も仕事をする方からは、「サービス業の為大型連休は関係ないです。お客様が増えすぎるのもやはり困りそうです(40代)」や、「道路が混んで、仕事に行くのが大変(50代)」といった声が挙がりました。

図表3

 一方で、「うれしい」と回答した方(291名)を対象に複数回答で理由聞くと、「1.家族と過ごす時間が十分にとれるから」が52.2%でもっとも多く半数を超えましたが、その反面「家族と過ごす時間がとれるが、家事の負担が増えることが予想される(40代)」や「一人だと手抜きできるお昼ご飯も、家族と一緒だとしっかり作らないといけないのが憂鬱(30代)」といった、家事負担の増加を心配する声が挙がりました。

 次に、実際の大型連休の過ごし方と、本当はどう過ごしたいと考えているのかホンネを調査しました。


図表4

図表5

 大型連休の実際の過ごし方を複数回答で理由を聞くと、「1.家族と家や近場でゆっくり過ごす」が43.8%でもっとも多く、「2.普段の休日と変わらず過ごす」が37.1%と続き、「3.日帰りで出かける」の21.0%や、「5.国内旅行(一泊以上)」の12.4%を上回り、大型連休でものんびり過ごす方が多いことがわかりました。(図表4)


 一方で、大型連休を本当はどう過ごしたいか複数回答で理由を聞くと、実際の過ごし方と順位が入れ替わり、実際の過ごし方では12.4%であった「1.国内旅行(一泊以上)」が30.8%でもっとも多く、18.4ポイント上回る結果となりました。他にも「5.海外旅行」が18.0%でランクインするなど、家や近場でのんびり過ごすのではなく、いつもよりも少し遠出をして、国内旅行に行きたいと考える方が多いことがわかり、働く主婦のホンネが垣間見える結果となりました。


 大型連休については、観光やレジャーの盛り上がりが期待される一方で、企業活動や国民生活に支障をきたす懸念から、政府・関係省庁は大型連休への対応について、万全を期するとされていました。

 しかしながら調査結果からは、「子どもは休みなのに、介護関係の仕事は休めないから悩んでいる(50代)」や「仕事に行かなければならないのに祝日なので学童もお休みになり子供を預けることができない(30代)」といった子育て世代の働く主婦の方にとっては悩みの種となっていることや、大型連休を「うれしい」と感じている方からも、普段以上に家事負担の増加を心配する声が、多く挙がる結果となりました。

 働く主婦の方にとって、少しでも大型連休中ゆとりが持てるように、「家事・育児シェア」について家庭で話し合い、これを機に意識を変えていくことが大切なのではないでしょうか。


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