KVH株式会社

KVH、超低遅延ネットワークを米国金融都市へ拡大

- シカゴと東京、アジア間で業界最高水準の低遅延接続を実現 -

企業動向

2010年11月2日 17:30

KVH株式会社(本社：東京都港区、最高経営責任者：リチャード・ウォーリー、以下「KVH」)は、米国シカゴに自社のPOP(Point of Presence：ネットワーク接続設備)を開設し、世界の主要な金融都市を接続する超低遅延ネットワークを米国に拡張します。新設するシカゴPOPは、2011年1月より本格運用を開始する予定で、自社施設による金融市場向けサービス提供で、初の米国市場への参入を図ります。

東京、シカゴ間の新ネットワークは、最新のイーサネットテクノロジーと最短ルートの海底ケーブルを採用することで、現段階で業界最高水準の低遅延を実現します。この最速ルートが「KVH Trading Avenue」(KVH トレーディング・アベニュー)に加わることで、米国からの取引参加者は、日本のみならずオーストラリアを含んだアジア太平洋地域の金融都市に、最も低遅延で接続することが可能となります。

「KVH Trading Avenue」は、超低遅延接続およびプロキシミティ・ホスティング・サービスを組合せた市場取引サービス分野に注力したソリューションです。高速ネットワークおよび主要取引所に近接したデータセンターを基盤に、日本やアジア市場でも本格化する最先端電子取引システムに最適なマネージド・ホスティング環境を提供しています。また、自社グローバル・イーサネット網による香港、シンガポールへの接続に加え、低遅延電子取引向けに最適化したマルチキャリアネットワークを一括管理することで、アジア、米国、ヨーロッパの主要な金融都市でもシームレスなサービスが利用できます。

KVHのテルコ兼国際ビジネスユニット執行役員の国忠敏(グォ・ジョンミン)は、「今日の取引環境において、低遅延なネットワークは、お客様の競争優位を高める上でますます重要になっています。日本およびアジア市場は、各取引所の次世代取引システム導入による高速電子取引の環境が整ったことで、堅調な伸びを示しています。今回、KVHの低遅延プロキシミティ・サービスを米国へ拡張することで、海外のお客様にも、成長著しい日本、アジア市場での取引機会を最大限に活用いただけます。KVHは、今後もネットワークの地理的拡大およびサービス拡充に努め、弾力性に富む高速アクセスによりお客様の利益を最大化できるよう努めて参ります」と述べています。

【KVHについて】

KVHは、日本にフォーカスした通信/ITサービスプロバイダーとして、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社に設立されました。包括的な通信/ITマネジメント・ソリューションとして、マネージド・サービス、データセンター・サービス、プロフェッショナル・サービス、データ通信、インターネット接続、音声通信を法人向けに提供しています。現在日本における最高水準の低遅延ネットワークは、450社以上の金融サービス分野の顧客に利用され、高頻度取引に特化した超低遅延ネットワーク接続、プロキシミティ・ホスティング・ソリューション分野では市場をリードしています。KVHの超低遅延ネットワークは、東京、大阪、シカゴ、ニューヨーク、シンガポール、香港、ソウル、上海、シドニーなど、アジア、北米の主要な金融都市を接続しています。
詳しくは当社のウェブサイト http://www.kvh.co.jp をご覧ください。

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