イリス、ロイツェ社の高精度距離測定センサを販売開始　簡単アライメント、最大300メートル測定可能！大型スタッカークレーンなどの使用環境に対応

2018.10.30 10:30

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産業機器輸入商社の株式会社イリス(本社：東京都品川区、代表取締役社長：フランク・オーバンドルフ)はドイツLeuze electronic社(ロイツェ社)の高精度距離測定センサ AMS300iの販売を開始いたします。

AMS300i 高精度距離測定センサ

これまで搬送設備メーカーでは、大型スタッカークレーンや天井クレーン等の長距離測定に搭載するポジショニング用距離測定センサの設置時に、アライメントが取りづらく設置作業に時間がかかることの他、設置後もスタッカークレーンの振動が原因のブレのために正確な測定が困難、使用環境の温度変化の影響を受けやすいなどの問題が潜在していました。

ロイツェ社ではこのような課題を解決するべく、新型の高精度距離測定センサ、AMS300iを開発しました。

まず、ブラケット一体型の独自デザインにより角度調整が容易になったことで、設置時のアライメント作業時間を大幅に削減。また、ブラケットにシンプルな1枚のフラット板を用いることで、振動の影響を低減しました。

更に、業界でも最長クラスの300メートルの測定距離に対応すると同時に、フェイズシフト構造を採用し、±2mm/120m, ±3mm/200m, ±5mm/300mという高精度を実現しました。また、距離センサとしては世界最多の12種類のインターフェースにあらかじめ対応しており、ご使用環境に対してフレキシブルな組み込みが可能となります。

IoTコンセプトに対応するための診断機能も備えており、汚れ等の影響で受光量が低下してきた場合等に信号を発信するなどの機能や、フィールドバスを介した遠隔監視も可能となる他、冷凍環境等に対応するヒーティング機能等オプションも充実しています。

なお、長距離で使用することを前提とした製品のため、長距離間を通信するためのケーブルを取り除くことができる同じくロイツェ社のデータトランスミッタDDLSシリーズとの親和性が高いことがAMS300iシリーズの付加価値を飛躍的に高めています。

これにより、ケーブル断線のリスクを低減。高所に取り付けられたケーブルの補修の必要がなくなることで、メンテナンスの手間とコストが削減されます。

AMS300i対応インターフェース