福生市、シベリア抑留をテーマにした自作ドキュメンタリー映像の...

福生市、シベリア抑留をテーマにした 自作ドキュメンタリー映像の英訳版を公開

~海外の方にも関心を持ってもらおうと職員有志がセリフを完全英訳~

東京都福生市役所(所在地:福生市本町5、市長:加藤 育男)は、2018年2月に公開した、シベリア抑留を経験した市内在住者のドキュメント映像『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』(以下:本編)の英語字幕版『Detention in Siberia“Memories of a new military recruit”』(以下:英語字幕版)を制作し、8月2日(木曜日)から公式YouTubeチャンネルなどで公開しました。

まもなく終戦記念日を迎えるにあたり、海外の方にも「シベリア抑留」への関心を持ってもらおうと、制作にあたっては、職員有志がセリフの英訳を行いました。


タイトル画面


■英語字幕版の映像を通じて、シベリア抑留の記憶を世界へ

本編『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』は、福生市在住の近田 明良さん(93歳)が、1945年から3年半にわたって極寒のシベリアなどで強制労働を強いられた体験をまとめたドキュメンタリー映像です。

2018年2月の本編公開以来、再生回数3,546回、総再生時間3万3千分(2018年8月1日時点)を超え、多くの方にご覧いただいてきました。

映像へのアクセスの約6%が海外からのもので、国外視聴者の需要も見込まれることから、福生市では4月中旬より、「英語字幕版」の制作を進め、有志職員が2か月半かけ、約9,000文字の日本語台本を英語に訳しました。また、出来上がった英訳はネイティブスピーカーに確認をしてもらい、文法や表現の精度を高めています。


本編のように、自治体がシベリア抑留をテーマとした動画を制作すること自体が珍しい例ですが、さらに英語字幕対応を行うのは、ほぼ他に例のない事業となっています。


終戦から73年がまもなく経過し、シベリア抑留体験の語り部はますます少なくなりつつあります。市では、こうした映像を残すことで、国内外を問わず、多くの人がシベリア抑留について関心をもっていただければと考えています。



【公開した映像の概要】

〈タイトル〉

『Detention in Siberia“Memories of a new military recruit”』(約37分)

※内容自体は2月に公開した本編と同一のものです。


〈公開先〉

YouTube公式チャンネル「福生市メディアラボ」(URL: https://youtu.be/RztzKpeuZtE )及び福生市ホームページ


〈公開日時〉

8月2日(木)


〈映像のあらすじ〉

1945年、当時20歳だった近田 明良さん(市内在住)は、学徒動員で満洲へ。その後、ソ連の武装解除を受け、極寒の地での強制労働に駆り出される。1948年12月、日本から1万km離れたウクライナでの労働を経て、遂に日本に帰国。92歳となった今、その当時の記憶をカメラの前で語る。


〈制作〉

福生市役所秘書広報課広報広聴係・職員有志


〈制作期間〉

3か月


〈製作に伴う費用〉

0円

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