KVH、SAS70 TypeII報告書を取得

KVH株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長 兼CEO：鈴木 みゆき、以下「KVH」)は、このたび、データセンター事業の主要拠点である「KVH東京データセンター」のコロケーション・サービスにかかわる内部統制の整備状況および運用状況について、米国公認会計士協会(AICPA)の監査基準第70号(以下「SAS70」)に基づく「SAS70 TypeII報告書*」を取得しました。これにより、コロケーション・サービスをご利用いただいているお客様には、ご希望に応じて「SAS70 TypeII報告書」をご提供し、お客様の内部統制評価に伴う業務負荷軽減をサポートします。

今回取得した「SAS70 TypeII報告書」は、2009年10月1日から2010年3月31日までの、「KVH東京データセンター」における、顧客向けのコロケーション・サービスにかかわる物理的セキュリティおよび設備環境管理業務を対象としています。KVHは、すでに東京データセンターの運用・保守およびカスタマーサービス業務において、情報セキュリティに関する国際規格「ISO27001」認証を取得し、IT運用管理の国際標準フレームワークITIL(IT Infrastructure Library)を導入しています。今後ともKVHは、データセンターの運用プロセスを継続的に改善し、信頼性と安全性に優れたサービスの提供に努めてまいります。

*　SAS70は、アウトソース受託業務の内部統制を評価するための米国公認会計士協会(AICPA)の基準です。受託会社監査人が整備状況に関する意見表明を行うTypeI報告書に対して、TypeII報告書では、整備状況の評価に加えて、特定した内部統制(主として統制活動)の一定期間の運用状況の有効性についても意見表明を行います。委託会社においてSOX(J-SOX、US-SOX共に)の対応を行う場合、また、委託会社の会計監査において、TypeIIは高い有用性を持っています。


【KVHについて】

KVHは、1999年に米国フィデリティ投信グループのプライベートエクイティ部門により、通信/ITマネジメント事業の拠点として東京を本社に設立されました。自社の光ファイバ網とデータセンターを基盤に、データ、インターネット接続、音声、マネージド・サービスなど、包括的な通信/ITマネジメント・ソリューションを法人向けに特化して提供しています。アジア地域の拠点として設立されたKVHは、東京、横浜、大阪に加え、香港、シンガポール、上海にもサービス拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は1,700社を超え、金融、製造、製薬、メディア、Eコマースなど多岐に渡っています。

詳しくは当社のウェブサイト http://www.kvh.co.jp をご覧ください。