業界初のコード脱着式ディスクグラインダーを発売

「電源コードの一本化」で金属加工の現場を変える

 京セラの関連会社である京セラインダストリアルツールズ株式会社(社長:鈴木 健二郎)は、コード脱着式のディスクグラインダーの新製品7モデルを、本年3月下旬より発売しますので、お知らせいたします。

コード脱着式 ディスクグラインダー


 本製品は、業界で初めて※1、本体から電源コードの「取り付け/取り外し」ができる、コード脱着式のディスクグラインダーです。
 金属加工の現場では、作業工程に合わせて複数台のディスクグラインダーを使い分けることが多く、従来、電源コードが脱着できないことから、電源の準備や電源コードの絡まり等により、次工程への移行に時間を要していました。また、足元の配線が複雑になり、つまずきや転倒などによる怪我のリスクもありました。このたび投入する新製品は、コード脱着式により、一本の電源コードを複数台で利用できる仕様とすることで、製品の取り替え作業を容易にし、シンプルな配線とすることで、作業効率のアップや怪我のリスク低減など、お客様の最適な作業現場の環境づくりに貢献します。
※1 2018年2月末現在。京セラインダストリアルツールズ調べ。


■「コード脱着式ディスクグラインダー」導入のメリット
 1. 作業の負担が軽減、作業効率の改善

金属加工の現場では、研磨の工程に合わせて、異なる粒度砥石を取りつけた複数台のディスクグラインダーを準備し、使い分けながら作業を行います。

従来の現場(改善前)
・複数台を使い分ける場合、電源の切り替えに時間がかかる。
・電源コード同士の絡まりによる作業遅延が発生。

新製品導入後の現場(改善後
・取り替え作業が、電源コードの脱着のみとなり、次の工程へスムーズに移行。作業 効率アップ。
・一本の電源コードを共有で使用するため、コードの絡まりによる作業遅延の発生を抑制。
・収納する際に、製品の出し入れの手間を軽減。


2. 怪我のリスクを軽減、安全性向上
加工作業において、複数台のディスクグラインダーは、作業効率の理由から、収納棚等ではなく、足元に置いて作業することが多くなっています。
従来の現場(改善前) 
・足元に複数台の電源コードの束があるため、足元のスペースが狭くなる。
・電源コードが乱雑になりがちで、つまずきや転倒など、怪我のリスクがある。

新製品導入後の現場(改善後)
・電源コードが一本になるため、足元が整理される。
・つまずきや転倒など、怪我のリスクを軽減し、最適な作業現場の環境づくりに貢献。

■金属加工の現場を考慮した製品特長

1. 52mmと56mmから選べる握り径(太さ)
ディスクグラインダーは、作業者の好みに合わせて52mmと56mmの握り径の中から最適な製品を選択可能で、長時間作業の負担を軽減します。52mmは、業界で最も細い※2タイプの製品です。
※2 2018年2月末現在。京セラインダストリアルツールズ調べ。

2.ギヤヘッドの高さを低くすることで、狭所部の研磨に対応
ギヤヘッドの高さを、従来品より低い56mmに設計することで、今まで研磨できなかった狭所部にも対応。また、ギヤヘッドの幅は、しっかりと握ることができるコンパクトなサイズにすることで、操作性の向上をはかりました。


3.格子目メッシュフィルターによる耐久性の確保
故障の原因となる製品内部への粉じんの侵入に対して、ベアリング部にラビリンス構造※3を採用。さらにモーター部の0.161mmの格子目メッシュフィルターにより、冷却風のみを取り入れ、粉じんの侵入を防ぎます。これらによって、故障のリスクを軽減します。
※3 回転物と固定部の間に凹凸を設け、粉じんの侵入を防ぐ構造。

■商品仕様

・いずれも2.5mの脱着式の電源コードを付属。付属しない「コードなし」仕様もラインアップ
・脱着式の電源コードは、2種類の長さ(5m/10m)と色調(黒色/赤色)も用意<別売>


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技術・テクノロジー
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