エミレーツ、エティハド、カタール航空が成田に就航　 中東3社の利用意向は？

総合マーケティングパートナーのE-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社(所在地：東京都三鷹市、代表取締役社長：鈴木 裕)のコミュニケーション・プランニング局内に籍をおく、東京流通研究所(所在地：東京都中央区、所長兼上席研究員：宮崎 陽介)では、2010年3月18日～3月23日の4日間、20才から69才の男女に対して中東3社の航空会社に関するインターネット調査を実施いたしました。

昨年のうちから成田就航予定を発表していた中東のエアライン3社(エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空(※)については、昨今メディアでも取り上げられていますが、3社の認知度やイメージ、利用意向を調査の対象とし、556名の有効回答を得ました。

2カ月ごとの時系列の比較データ(昨年の11月より3回実施)、海外ビジネス出張者などの属性比較、関東関西などの地域の比較でも分析しています。
※カタール航空の成田就航日：2010年4月26日予定


【調査の概要】

◆調査設計
調査手法　　　：インターネット調査
　　　　　　　　(株式会社イードの「あんぱら」パネル使用)
回答サンプル数：2010年 3月度　18才から69才、
　　　　　　　　男性 316名、女性 240名(合計556サンプル)
　　　　　　　　2010年 1月度　18才から69才、
　　　　　　　　男性 300名、女性 258名(合計558サンプル)
　　　　　　　　2009年11月度　18才から69才、
　　　　　　　　男性 313名、女性 256名(合計569サンプル)
対象者条件　　：特になし
主な質問内容　：
1年以内の海外出張／旅行経験、3社の認知／イメージ／利用意向、航空会社を選ぶ際に重視すること


【調査結果ピックアップ】

◆3社の中で最も認知率が高いのはカタール航空で、全体の60.8％が「知っている/聞いたことがある」と回答
全回答者に中東のエアライン3社の認知を質問したところ(単一回答形式)、「知らない」を除いた認知率(よく知っている＋知っている＋聞いたことがある)が最も高いのはカタール航空(60.8％)で、次いでエミレーツ航空（40.8％)、エティハド航空(12.1％)の順となりました。
ただし、「よく知っている＋知っている」ではエミレーツ航空が17.8％と、カタール航空(10.6％)を逆転しました。

注：エティハド航空は、2010年2月の名古屋就航までは日本に未参入。
→地域別のデータ、海外ビジネス出張者に絞った時系列データはコチラ
　http://e-gra.co.jp/

◆高級イメージ、サービスの良さでは、エミレーツ航空／エティハド航空が、カタール航空を上回る
それぞれの航空会社を認知(「聞いたことがある」以上)している回答者に、3社のイメージを質問したところ(複数回答形式)、回答率が高いイメージ上位3つは「価格がお手頃である／歴史がある／独自性がある」(カタール航空)、「高級感がある／接客態度・サービスが良い／勢いがある」(エミレーツ航空)、「高級感がある／独自性がある／接客態度・サービスが良い」(エティハド航空)でした。
→そのほかのイメージについてはコチラ
　http://e-gra.co.jp/

◆3社の中で利用意向が最も高いのはエミレーツ航空で、全体の23.2％が「是非利用したい＋利用したい」と回答
全回答者に中東のエアライン3社の利用意向を質問したところ(単一回答形式)、意向度が最も高いのはエミレーツ航空(23.2％)で、次いでカタール航空(16.0％)、エティハド航空(10.6％)の順となりました。
後発参入により差が大きかった認知率と比較すると、3社とも同程度の利用意向となっています。
→地域別のデータ、年代別のデータはコチラ
　http://e-gra.co.jp/

◆お客様に選んでもらうカギは、「接客態度・サービスが良い」イメージが一番
同様に、航空会社を選ぶ際に最も重視していることを質問したところ(複数回答形式／最も重視している点5つまで)、

1位「安全である」 71.2％
2位「価格がお手頃である」 57.7％
3位「信頼できる」 57.2％
4位「接客態度・サービスが良い」 41.9％
5位「接続・乗り継ぎが良い」 32.7％

という結果になりました。

しかし、その一方で、3社の利用意向と3社のイメージの相関分析(単相関係数)をすると、

「高級感がある」 0.413
「接客態度・サービスが良い」 0.326
「勢いがある」 0.301

というイメージのほうが「利用したい」という気持ちとの結びつきが深いこともわかりました。
両方の分析手法ともに、共通で上位に入る「接客態度・サービスが良い」イメージを伸ばすことがカギになると言えます。


■詳しいデータをご希望の方
http://e-gra.co.jp/ にアクセスし、TOPICSからダウンロードできます。


【東京流通研究所(TRK)とは】
東京流通研究所(TRK)は、総合マーケティングパートナーのE-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社の企画や戦略立案を行うコミュニケーション・プランニング局内に籍を置く、調査・研究の専門部署として発足しました。
電気自動車から食料品まで業種業界を問わず、ターゲット顧客のセグメンテーション、コンシューマー・インサイトの発掘、ショッパー・マーケティングなどの取材、調査、分析、研究、レポートの発行を行っています。
また、2009年8月より、新たに「ネットクチコミ」を可視化するサービスを開始いたしました。

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外資系広告エージェンシー、オムニコム・グループ傘下のTBWA Worldwideに属するE-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社は、CRM、デジタル施策、各種販促プロモーションやイベント、広告のバイイング、カタログ印刷など、プランニングから実施までのフルサービスをお客様に提供する総合マーケティングパートナーです。
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設立　　： 1955年
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