大学教育・高校教育に研究成果を活用 日本初、大正大学がエンロ...

大学教育・高校教育に研究成果を活用  日本初、大正大学がエンロールメント・マネジメント研究所を開設

 大正大学(学長:大塚伸夫、所在地:東京都豊島区)は、2017年10月1日付で大正大学 エンロールメント・マネジメント研究所を開設しました。本研究所はこれまで設置していたIR・EMセンターをさらに発展させ、本学の教育改善のみならず、大学教育全体の充実や、高校教育に対して参考となる情報提供もめざし、研究活動を行うものです。具体的には、大学におけるエンロールメント・マネジメント(EM:Enrollment Management)やIR(Institutional Research)の効果的な実施方法に関する実践的な研究、本学学生の入学前から卒業後までの成績をはじめ様々なデータの収集・分析、PBL(Project Based Learning)やAL(Active Learning)等の多面的な学修成果に関する研究、そして、高等教育政策やそのトレンド等についての情報収集・分析を行います。

 本研究所では本学教員に加え、米国でエンロールメント・マネジメントを初めて提唱したJohn Maguire博士等の学外の専門家・実務家も顧問や研究員として迎え、より広い視点から研究を進めていく予定です。


<ポイント>

(1) 日本初(*)のEM・IRに関する実践的な研究を行う「エンロールメント・マネジメント研究所」を開設

(2) 米国でエンロールメント・マネジメントを初めて提唱したJohn Maguire博士等の学外の専門家や実務家等も登用し、ダイナミックな研究を実現


*2017年10月現在、当大学調べ。



■大正大学 エンロールメント・マネジメント研究所開設の目的

(1) 大学教育の充実

 大正大学の学生の入学前から卒業後までの成績をはじめとした様々なデータを一貫して収集・分析を行います。分析結果は本学の教育・研究・社会貢献活動、大学経営に関する企画・立案・支援に活用し、大学改革に役立てます。また、同研究成果・大学での各種取り組み事例は一般に公開し、大学教育の充実に貢献します。


(2) 高校教育に対し有用な情報提供

 近年注目されているProject Based LearningやActive Learningといった主体的な学修手法の成果や効果の検証と可視化、成績評価方法等の研究や高大連携、高大社連携、高大接続型の最新入試の設計や評価方法に関する研究に取り組み、本学主催「高大接続システム改革研究会」「高大連携フォーラム」等を通して、高校に対し有用な情報提供をすることで、高校教育の充実に貢献します。



■大正大学のこれまでの取り組み

2013年11月 IR準備室設置

2014年4月  総合IR室設置

2015年4月  IR・EMセンター設置

2017年10月 エンロールメント・マネジメント研究所設置


本学のマネジメント上のデータ支援、定例的な学内調査の体系化、IRシステムの構築、学内情報公開による「データをマネジメントに活かす組織文化」の醸成、学内からの調査分析要望の拡大等を実現し、本学の大学改革に対する積極的姿勢を学内外に示す象徴的な機関として取り組みを実施してきました。



■役職者等

所長 :福島 真司(大正大学 学長補佐/地域創生学部 教授)

副所長:山本 雅淑(大正大学 人間学部教授)

顧問 :John Maguire(Maguire Associates,Inc.Chair)

顧問 :Linda Maguire(Maguire Associates,Inc.President and CEO)

顧問 :上杉 道世(大正大学 理事長特別補佐/質保証推進室長)    ほか



■部門等組織概要

(1) EMIR部門(EMIRに関する調査分析機能)

・入学目から卒業後までの一貫したデータ収集、調査分析/IRシステムの調査研究

・勉強会主催など、本研究所の研究成果の国内外への発信


(2) 教育アセスメント部門(学修成果の可視化に関する調査分析機能)

・PBL、ALの成果や効果の検証、可視化、成績評価等の研究

・高等学校の探求型学習の達成度や成績評価等へのインパクト創出

・高等学校での学修履歴と大学の学修成果および社会人が評価する学修成果のあり方等の研究


(3) 情報収集・分析部門(シンクタンク機能)

・高等教育政策やトレンド、競合大学の状況、高等学校等の学外情報の収集・分析



■用語一覧

●エンロールメント・マネジメント(EM/Enrollment Management)

調査・分析を活用した戦略的な計画によって、学生の大学選択、入学、在学中の教育サービス、休学・退学阻止、卒業後も含めた学生の将来に関わる支援諸活動を総合的にマネジメントすること。


●IR(Institutional Research)

 教育研究・経営・財務情報など大学の諸活動に関する情報収集・蓄積、学生の学習成果など教学機能についての調査分析、大学経営の基礎となる外的環境等の調査分析を行い、分析結果の提供や共有を通じて、大学の自己評価、意思決定に寄与する活動。


●PBL(Project Based Learning)

 少人数グループでの問題発見解決型(事例解決型、事業課題解決型)学習方法。グループ討議、活動記録作成、自己学習、成果報告を含む統合的・創造的な学習に主眼を置く実践形式の学習方法。


●AL(Active Learning)

 学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る学習法。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、教室内でのグループ討議、ディベート、グループ・ワーク等が含まれる。



◆大正大学の概要

創立 : 1926年4月5日(旧大学令に基づく設置認可)

所在地: 〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1

学長 : 大塚 伸夫

学生数: 学部  4,965名

     大学院 181名 ※2017年5月1日現在

URL  : http://www.tais.ac.jp/


学部・学科:仏教学部   仏教学科

      人間学部   社会福祉学科

             人間環境学科

             教育人間学科

      心理社会学部 人間科学科

             臨床心理学科

      文学部    人文学科

             日本文学科

             歴史学科

      表現学部   表現文化学科

      地域創生学部 地域創生学科


大学院:仏教学研究科 仏教学専攻(博士前期・後期)

    人間学研究科 社会福祉学専攻(修士)

           臨床心理学専攻(修士)

           人間科学専攻(修士)

           福祉・臨床心理学専攻(博士後期)

    文学研究科  宗教学専攻(博士前期・後期)

           史学専攻(博士前期・後期)

           国文学専攻(博士前期・後期)

           比較文化専攻(博士前期・後期)



建学の理念 :智慧と慈悲の実践

教育ビジョン:4つの人となる(慈悲・自灯明・中道・共生)

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