SingTelがエンドtoエンド型国際Voice over IP VPNのサービス開始

SingTelがエンドtoエンド型国際Voice over IP VPNのサービス開始
(IP-VPNを利用することにより国際通信のコスト・ダウンに貢献)

平成13年7月3日

通信分野でアジアのリーディングカンパニーを標榜するシンガポールテレコム
(略称:SingTel)は、インターネット・プロトコル(IP)を利用した
エンドtoエンド型国際Voice over IP VPNサービス「ConnectPlus VoIP VPN」を
本年末までに開始する予定です。
サービス提供地域は、一部認可待ちを含め15都市(東京、シンガポール、香港、台北、
ソウル、ロンドン、パリ、フランクフルト、ニューヨーク、サンフランシスコ、
クアラルンプール、バンコク、マニラ、シドニー、及びメルボルン)です。
上記以外の都市向けは、SingTelがサービス提供中の国際専用線(ConnectPlus ILC)
及びフレームリレー(ConnectPlus FR)等の既存バックボーンを経由して接続されます。

SingTelは、今年3月に次世代IPネットワーク技術「MPLS」を用いた高速、高品質の
国際IP-VPNサービスを立ち上げていますが、今回のサービス開始は日本を除く
アジア地区の通信事業者としては、もっとも早いサービス立ち上げの一つとなります。

SingTelは、今回の「ConnectPlus VoIP VPN」サービスにより、企業ユーザー様に対し、
複数の海外事業所間でシームレスかつセキュアで信頼性の高い国際音声通話を
グローバルにご提供出来るようになりました。 更に殆どの通信がSingTelの
バックボーンであるバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)を経由することに
より、企業ユーザー様は、大幅なコストダウンが可能であり、かつ自社インフラを
整備する必要がないというメリットがあります。

このサービスは複数の通話メニューが用意されています。私設網内からネットワーク
外へ、またネットワーク外の固定電話、携帯電話などから私設網内への通話が可能
であり利用者は複数のメニューから最適な通話プランを選択することが可能。
更に、ホームページ上で、これらの通話プランの変更も可能です。

SingTelジャパンの林 建順(リム・キェンスン)社長のコメントは以下の通り

「Connect Plus VoIP VPNサービス開始は、ニーズにマッチした最適なソリューション
をアジア・太平洋地域の顧客企業にタイムリーに提供してゆく、というSingTelの姿勢を
現したものです。SingTelは、アジア太平洋地域に海外拠点及び信頼の高い
IPネットワーク・インフラを構築し、この地域で活躍される企業家の需要に
応えられるよう努力を惜しみません。」

「インターネットをはじめ通信及びコンピュータ社会の急激な膨張により、
自社VPNの稼動状況を、より的確にモニタリングしたいという需要が国際的に顕著に
なっています。こういったお客様の声に応えられるようSingTelのVPNソリューション
では、お客様がホームページ上でVPNのパフォーマンスをモニタリング出来るという
メニューをご用意しました。」

IP-VPNを含むVoice over IPに対する需要は、向こう2~3年で爆発的に拡大すると
予想されています。2001年度で13億ドル(約1600億円)である市場規模が、
2004年には140億ドル(1.7兆円)に拡大し、このうち21億ドル(2500億円)は
アジア太平洋地域の需要であるという予測があります。SingTelは、2004年までに
「ConnectPlus VoIP VPN」サービスで、年間25百万ドル(3000億円)の売上を
見込んでいます。

ConnectPlus VoIPサービスは、データクラフト社のシステム・インテグレーション、
ネットスピーク社のソリューション及びシスコのIPプラットフォームを利用しています。
SingTelは、これらのリーディング・テクノロジー・パートナーと共同で、
VPN上でVoIPサービスを提供し、年々多様化する企業ユーザーのニーズに応えます。
これらは、ハードウェアのみならずソフトウェア、及び東京・大阪の二つの
データセンターに関しても同様であり、SingTelの「ConnectPlus VoIP VPN」
サービスの価値を高めています。

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