寮で暮らす学生たちが、留学生受け入れや寮内交流活性化に挑む!...

寮で暮らす学生たちが、留学生受け入れや 寮内交流活性化に挑む!新しい学生主体の産学連携 「RA(レジデント・アシスタント)成果発表会」事後レポート

~学生寮は、多様な人材を育む学びの場へ~

全国に約260棟の学生寮を運営する株式会社共立メンテナンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 充孝)は、運営する「学生会館 ドーミー」で、寮での交流を活性化させる学生リーダー「レジデント・アシスタント」(以下 RA)制度を2015年から導入しました。寮を単なる生活の場から学業・人材育成の場へ高めることを目的としています。1年間のRA活動の集大成として首都圏15大学19寮56名のRAが集う成果発表会を2月10日(金)開催。当日は、大学関係者100名以上、企業関係者30名、計約300名が参加する大型イベントとなりました。

RAプレゼンの様子1
RAプレゼンの様子1

■趣向をこらしたプレゼンで活気に満ちた発表に
1年間の活動を5分に集約してプレゼンテーションにチャレンジし、RAたちは全力で取組み、泊りがけの合宿で特訓を行い当日を迎えました。プレゼンの神様スティーブ・ジョブス氏の扮装をしたり、RA活動の奮闘ぶりを宇宙旅行に例えたり、関西弁を交えながらテンポよく笑いを取ったりと、各寮が趣向をこらし活気に満ちた発表となりました。また、プレゼンにはコンテンツをいかに伝えるかという工夫とともに情熱が大事だということも発表を通じて感じられた点といえます。

RAたちは活動開始早々課題に直面。寮内の活気がない、寮則が守られないなど、どう乗り越えたらいいか悩みながらも前へ進みます。「オアシスのような寮」「帰ってきたくなる寮」など各自理想の寮を目指し寮の生活環境の改善・交流の促進に取り組んでいきました。例えば、RAが率先して寮生に声掛けをする「挨拶運動」を実施したところ、食堂で一人で食べる人が減り、学内や寮外でも交流するようになったという例がいくつも発表されました。また、寮のルールブックを手書きで作って配ることで、ゴミの出し方が改善されるなどRAの自発的な取り組みは功を奏していきます。

昨今増加を続ける留学生を受け入れている国際交流寮では言語の壁が課題になっていましたが、RAが留学生に積極的に話しかけイベントへの参加を促すことで、国籍・言語を超えたコミュニケーション、多様性の実現が可能になっていきました。学校関係者様を通じ、留学生の方から「RAがいたおかげで日本での生活が楽しく過ごせた」という声を頂戴しました。


最後にRA自身が一年間の活動を通じて変化したと感じた点に触れます。寮の環境改善を図る経験を通じて根気強さと粘り強さが身についたと述べたのは法政大学寮のRA。明治大学寮のRAは、今まで内気で思ったことが言えなかったが、RAとして積極的に交流を促す立場となって、言いたいことは言わないと伝わらないと実感し、物事をはっきりと伝えられるようになったと発表しました。また多くのRAがイベントの企画・運営などに主体的に関わる経験を通じて、達成感を得たと述べています。成長の機会としてのRA制度の未来と可能性を感じさせる興味深い発表となりました。

また4月から新しいRAが誕生し、寮生間の交流活性化にチャレンジしていきます。学生寮シェア国内最大規模を持つ当社としても、この活動を積極的にバックアップしてまいります。

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