日経BPコンサルティング調べ「Webブランド調査2016-秋冬」 Webサイトのブランド力、総合編では「楽天市場」、 一般企業編ではサイトリニューアルした 「サントリー」が首位を堅持

 株式会社日経BPコンサルティング(所在地:東京都港区、代表取締役社長:戸田 雅博)は、3万人以上のネットユーザーが国内500のサイトを評価する「Webブランド調査2016-秋冬」の結果をまとめた。Webサイトのリニューアルの効果や製品への関心、企業の好感度への影響を明らかにするもので、2016年12月21日に調査報告書を発行・発売した。

図表1
図表1

Webブランド調査について
https://consult.nikkeibp.co.jp/branding/solutions/web-brand/


【調査結果のポイント】
●総合ランキングは、「楽天市場」が2014-秋冬調査以来2年ぶりの総合首位を獲得
●一般企業編(インターネット専業企業を除く)で、「サントリー」が首位を堅持
 第1位「サントリー」は、2016-春夏に続く首位。サイトをリニューアルしたことで、ユーザビリティ評価が向上。
●スコア上昇サイト:お得情報を打ち出した「ANA」、来訪者が求める情報への誘導を図った「コジマネット」
 「ANA」はキャンペーン情報を明確に打ち出すことでサイト来訪者の行動を誘発、サイトが「便利」「信頼できる」との評価を獲得。「コジマネット」は需要の高いコンテンツを目につく位置に置き、「波及効果」「態度変容」が上昇した。

本リリース掲載URL: https://consult.nikkeibp.co.jp/info/news/2016/1221wb/


■Webサイト上、サイト外での行動が活発化した「楽天市場」が総合ランキング第1位を獲得
 調査対象500サイト中の総合ランキング第1位となったのは「楽天市場」。前回第1位の「Yahoo! JAPAN」は今回第2位、前回第2位の「Amazon.co.jp」は今回第3位と、共に1つ順位を落とした(図表1)。

 「楽天市場」は6項目いずれもスコアを伸ばし、特に「波及効果」「コンバージョン」の上昇がWebブランド指数(WBI)を引き上げた。「波及効果」においては「電話、店頭など対面での資料請求、照会」「他のサイトで製品・サービスを購入、申込」、また「コンバージョン」は「このサイト上で製品・サービスを購入、申込」の得票率が前回よりも高く、各指数を牽引した。


■Webサイトを全面リニューアルした「サントリー」が首位を堅持
一般企業サイト(インターネット専業企業サイトを除く)のトップ3は、「サントリー」「Tサイト」「アサヒビール」(図表2)。

 第1位の「サントリー」(ホールディングスのポータルサイト)は今回、サイトの全面リニューアルを実施。「サイト・ユーザビリティ」の4項目全てで「良い」との積極的評価が上昇した。また、「波及効果」についても僅かにスコアを伸ばし、その他4項目は前回よりもスコアが下がったものの、一般企業サイトでの第1位を維持した(図表3)。

第2位は「Tサイト」がランクインした。前回調査に比べて、「サイト・ロイヤルティ」「態度変容」「波及効果」の3指標が上昇しており、WBIの上昇に寄与した。「Tサイト」では実査中に「11月11日いい買い物の日」キャンペーンを展開しており、「運営主の製品・サービスに関心を持った」「運営主の製品・サービスを購入、導入したい」などの項目の得票率アップに結び付いた(図表4)。


■Webサイト上での行動誘発からサイトが「便利」「信頼できる」と評価された「ANA」、来訪者が必要とする情報へのアクセス性向上が指数アップに繋がった「コジマネット」

 前回から今回にかけ、スコアが大きく上昇したサイトは「ANA」「楽天市場」「コジマネット」だった(図表5)。「ANA」は前回(2016-春夏)調査前にサイトをリニューアルし、一度評価が下がったところから大きくV字回復した形だ。WBIは14.2ポイント増加しており、「波及効果」「コンバージョン」「サイト・ロイヤルティ」の上昇幅が大きい。Webサイト上でのキャンペーンコンテンツの閲覧や、サイト内外でのサービスの購入が増加し、サイトそのものへの「利便性」「信頼性」への評価も上昇した。(図表6)。

 「コジマネット」は製品カテゴリーの掲載順の入れ替えや、季節家電の特集コーナーの設置などにより、その時々で来訪者が必要とする情報へのアクセス性の向上を図っていることが寄与し、「波及効果」「態度変容」の指数が上昇。WBIが9.4ポイント増となった。(図表7)。


 近年の調査では、サイトのリニューアル時にサイト来訪者の目線に立った情報整理や、異なるサイトターゲット毎にコンテンツを分類し、必要とされる情報へのアクセス性を高めるサイトが増加している。企業のマーケティングや広報活動におけるサイトの貢献度を本調査で確認し、顧客接点の改善や強化にお役立ていただきたい。

図表1 Webブランド指数 総合ランキング トップ50
https://www.atpress.ne.jp/releases/118460/img_118460_1.jpg
図表2 【一般企業編(ネット専業企業除く)】Webブランド指数ランキングトップ10
https://www.atpress.ne.jp/releases/118460/img_118460_2.jpg

図表3 「サントリー」のスコアチャート
図表4 「Tサイト」のスコアチャート
https://www.atpress.ne.jp/releases/118460/img_118460_3.jpg

図表5 Webブランド指数 スコア上昇ランキングトップ10
https://www.atpress.ne.jp/releases/118460/img_118460_4.jpg
図表6 「ANA」のスコアチャート
図表7 「コジマネット」のスコアチャート
https://www.atpress.ne.jp/releases/118460/img_118460_5.jpg


■Webブランド調査について
(URL: https://consult.nikkeibp.co.jp/branding/solutions/web-brand/ )
調査目的    :Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体の
         Webにおけるブランド・コミュニケーション戦略の成果を
         定点観測する
調査手法    :インターネット調査
調査対象    :全国、20歳以上のインターネット・ユーザー
         (日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
有効回答数   :33,600件
調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
調査実施期間  :2016年10月13日(木)~10月20日(木)
         ※半年ごとに年2回実施(春夏:4月、秋冬:10月)
調査企画・実施 :日経BPコンサルティング


日経BPコンサルティング:日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)

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