扶養控除が廃止されても「働き方は変わらない」が60%以上収入...

扶養控除が廃止されても「働き方は変わらない」が60%以上 収入増よりも時間の融通や家事との両立を重視

~扶養控除と既婚女性の働き方調査~

フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)では、「扶養控除の廃止」が検討されていることを受け、「扶養控除と既婚女性の働き方」についてのアンケートを2016年9月15日~9月21日に実施しましたので、その結果を報告します。アンケートの対象は、30代~40代の主婦を中心とする当社サービスの登録会員のうち、「扶養控除の廃止」によって影響を受けると想定される働く既婚女性(※年収200万円以内)で、有効回答者数は590名(平均年齢47歳)でした。

図表1:扶養控除や社会保険の扶養範囲について(n=590)
図表1:扶養控除や社会保険の扶養範囲について(n=590)

【調査結果】
(1) 扶養控除とご自身の年収について

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図表2:自分自身の収入について(n=590)

アンケートではまず、いわゆる「103万円の壁」、「130万円の壁」と言われる、扶養控除や社会保険の適用範囲について確認しました。その結果「制度を理解している」が35.3%、「なんとなく知っている」が59.3%、「よくわからない」が5.4%でした。

さらに、ご自身の年収が扶養控除や社会保険の適用範囲を超えないよう意識しているかを聞いたところ、「年収103万円以内に収まるようにしている」が59.3%、「年収130万円以内に収まるようにしている」が11.2%で、働く既婚女性の90%以上が扶養控除や社会保険の適用範囲について知っており、70%以上が「103万円の壁」や「130万円の壁」を気にしながら働いていることがわかりました。

(2)扶養控除の廃止と働き方について

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図表3:扶養控除廃止の検討について(n=590)

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図表4:扶養控除廃止後の働き方について(n=590)

続けて、「扶養控除廃止が検討されていること」について知っているかを伺ったところ、「知っていた」が89.0%、「知らなかった」が11.0%となり、扶養控除がどうなるのかというのは働く既婚女性にとって大きな関心事であることがわかりました。

その一方で、もし扶養控除が廃止された場合、収入を増やすために現在の働き方から変えるかを聞いたところ、「変えると思う」が39.3%、「変えないと思う」が60.7%でした。

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図表5: 収入を増やすために今の働き方からどうしますか(n=232)

さらに、今の働き方を「変えると思う」と回答した232名に収入を増やすためにどうするかを聞いたところ「より収入の高い仕事に変える」が35.3%、「働く時間を増やす」が30.6%、「副業、ダブルワーク等複数の働き方をする」が24.6%、「派遣社員や契約社員から正社員へ等のように契約形態を変える」が6.5%、「その他」3.0%となりました。

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図表6:今の働き方を継続する理由【複数回答】(n=358)

一方、扶養控除の廃止後も今の働き方を「変えないと思う」と回答した358名に、その理由を聞いてみたところ、「時間の融通がきくから」が最も多く67.9%でした。ついで「家事と両立できるから」が48.3%、「趣味等と両立できるから」が31.6%、「仕事内容が好きだから」が25.1%、「育児と両立できるから」が22.3%と続きました。
今の働き方を継続する理由について具体的なコメントを見ると、「家から近く融通のつく仕事をしているし、子供の行事に合わせて休めるので無理に増やしたくない。」(40代、お子さん2人、年収103万円以内に収まるように働いている)、「子供が小学生のうちはなるべく育児に専念しようと思っている。子供との時間の取り方が変わってきてから就業体系も変えていく予定です。」(40代、お子さん1人、年収130万円以内に収まるように働いている)といったように、扶養控除の範囲内で働くかどうかよりも、子供が小さいうちは家にいることを重視したいという意見や、「扶養範囲を超えても大丈夫だが、今くらいか、少し増えるくらいで自分は良いと思っている。目いっぱい働くと心のゆとりが無くなり趣味も出来なくなる。」(50代、同居しているお子さんなし、扶養控除や社会保険の範囲は気にしていない)というように自分の時間を持ちたいといったコメントが見られました。

【調査実施概要】
対象:当社登録の会員
調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2016年9月15日~9月21日 (7日間)
有効回答者数: 590名
回答者(既婚女性)の属性:30代以下15%、40代48%、50代31%、60代以上6%
回答者(既婚女性)の2015年収入:103万円以内83%、130万円以内10%、200万円以内7%
回答者(既婚女性)のうち同居しているお子さんがいる方:77%

【ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要】
ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(市場名:東証1部・4779、本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ約60,000 名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など120,000店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。
当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。「木名瀬 博のフィールド虎の巻」(URL:http://www.sbfield.co.jp/column/

本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年7 月
資本金 :151,499,329円
代表取締役社長 :木名瀬 博
URL : http://www.sbfield.co.jp/

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