モンスター・ラボ、大手企業内に リーン・スタートアップを実践する専門チーム 「リーン・ラボ」を博報堂DYグループ SEEDATA(シーデータ)と共同で結成
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2016年9月14日 10:30Web、ゲーム、アプリ開発において数多くの実績がある株式会社モンスター・ラボ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:いな川 宏樹、以下 モンスター・ラボ)は、大手企業向けイノベーション支援に特化した博報堂DYグループの株式会社SEEDATA(本社:東京都港区、CEO(Chief Executive Officer):宮井 弘之、以下 SEEDATA)と企業の新規事業開発を支援する専門チーム「リーン・ラボ」を共同結成いたしました。リーン・ラボは、Web/アプリをはじめとするIT系の新事業・サービス開発を企画工程から開発段階の下流工程まで、一貫してリーン・スタートアップのスタイルで実施支援します。2016年9月14日(水)より申し込みを開始しましたので、お知らせいたします。

■経緯
近年、顧客の声を聞きながら迅速にITサービス構築のPDCAを回していくリーン・スタートアップの考え方を、大手企業の新規事業開発にも応用することが注目され、「ファスト・ワークス」といった概念が注目されています。
※ リーン・スタートアップとは
事業の立ち上げに関する方法論のうち、仮説の構築、製品の実装、および軌道修正、という過程を迅速に繰り返すことによって、無駄な要素を最小限に抑えつつ、素早く改良を続け、成功に近づいていくという事業開発手法のこと。
※ ファスト・ワークスとは
ゼネラル・エレクトリック(GE)が提唱する製品・サービス開発の方法論。必要最低限の機能を備えた製品・サービスを市場に素早く投入し、顧客の評価を受けて改良を繰り返して完成度を高めていこうとする事業開発手法のこと。
その一方で、現実的に大手企業の新規事業部門でスピード感を持ってPDCA(Plan 企画→Do 実行→Check 評価→Act 改善)を回し、リーン・スタートアップスタイルで業務を推進することは、新規事業を立ち上げるための先進的市場の知見を持つエキスパートの不在と日本社会全体を覆うソフトウェア・エンジニアの不足という課題のため困難となっておりました。このような時代的背景を受け、世界6カ国に日本企業のプロダクトを開発するためのソフトウェア・エンジニア500人体制を抱え、アプリ開発チームをラボ型開発の手法により迅速に揃えることができるモンスター・ラボのノウハウと、博報堂が持つ幅広い定性調査の蓄積により、新規事業アイデアを迅速に創出するSEEDATAのノウハウを融合させた合同チーム「リーン・ラボ」を結成することで、大手企業の新規事業をリーン・スタートアップのスタイルで、知見とスピードを持ってサポートする体制を構築できると考えました。
※ ラボ型開発とは
ソフトウェア・エンジニアチームを、成果物(Webサイト/アプリ)に対する報酬ではなく、期間(時間)に対して契約する開発手法。半年~1年でエンジニア・チームをクライアント専属で確保することができ、一般採用の場合は固定費となってしまうエンジニア雇用費を変動費化しながらも、業界/企業に特化したノウハウを蓄積するチームを構築することが可能です。
成果物を最初に詳細決定しておく必要がないため、仕様が決まっていない段階でも開発をスタートすることが出来、ユーザーやプロダクト・オーナー企業の状況に合わせて仕様を変更し、開発を進めることが可能です。
■課題
大手企業におけるIT系新規事業開発において、「市場調査~企画までの上流工程でアイデアを創出可能な人材の不足と、企画仕様決定~ソフトウェア開発までの下流工程を担う開発チーム両方の不足により、事業を実行していくのに時間がかかり、顧客ニーズ・市場の変化に対応出来ない」という課題が存在しています。
「リーン・ラボ」では、幅広い生活者の定性調査データを蓄積しているSEEDATAが、新規事業開発における企画工程を担い、新規事業アイデアを迅速に創出するサポートを行います。開発工程においては、モンスター・ラボがラボ型開発の手法によって、チームを迅速に形成して開発を進め、アプリを改善させていくためのPDCAを迅速に回します。
このように、2社が持つ特性を掛け合わせることによって、新規事業の創出/実現を妨げていた2つの要因((1) アイデア不足、(2)エンジニア・チーム不足)を解消し、素早く新規事業を立ち上げることができます。
「リーン・ラボ」は、企画工程においても開発工程においても、クライアント専属のチームとして新規開発をサポートする体制をとっておりますので、社内でエンジニアを用意する必要はありません。また、社内に新規事業アイデアが無い場合も、SEEDATAの保有する300を超えるビジネスチャンスに関するデータベースを活用し、すぐに新規Webサービス、アプリの開発を実施出来ます。
▽リーン・ラボによる新規Webサービス・アプリ開発の流れ
https://www.atpress.ne.jp/releases/111847/img_111847_1.png
【株式会社モンスター・ラボについて】
国内130名、海外500名のエンジニア・クリエイター集団として、Webサービス・アプリ開発等のグローバルソーシング事業「セカイラボ」、音楽サービス事業「モンスター・チャンネル」、モバイルゲーム事業を世界6カ国11拠点(東京・大阪・松江・成都・青島・上海・ハノイ・ダナン・シンガポール・サンフランシスコ・ダッカ)で展開しています。
<会社概要>
社名 : 株式会社モンスター・ラボ
本社所在地: 東京本社
〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル7階
設立 : 2006年2月3日
代表者 : 代表取締役社長 いな川 宏樹
URL : https://monstar-lab.com/
【株式会社SEEDATAについて】
イノベーターのためのシンクタンクを標榜し、革新的な事業や製品・サービスアイデアの企画業務をサポートする株式会社SEEDATAでは、先進的な価値観や行動様式を持つ消費者のグループを「トライブ」として発見・定義しています。
※ 株式会社SEEDATAは、博報堂DYグループ横断社内公募型ビジネスアイデア募集・育成プログラム「AD+VENTURE(アド+ベンチャー)」から生まれた社内ベンチャーです。株式会社博報堂DYホールディングス傘下の出資目的子会社であるAD plus VENTURE株式会社が設立いたしました。
<会社概要>
社名 : 株式会社SEEDATA
本社所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂6-1-20 国際新赤坂ビル 西館8F
設立 : 2015年10月15日
代表者 : CEO(Chief Executive Officer) 宮井 弘之
URL : http://seedata.co.jp/
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