京セラのメキシコ工場、同国最高位の環境賞 「Excelencia Ambiental 2016」を初めて受賞

半導体用セラミックパッケージや太陽電池モジュールを製造

 京セラ株式会社(社長:山口悟郎)は、メキシコのグループ会社で、半導体用セラミック   パッケージや太陽電池モジュールなどを製造するKYOCERA Mexicana, S.A. de C.V.(以下KMX、所在地:バハ・カリフォルニア州ティファナ市)が、同国の環境保護連邦建設庁より「Excelencia Ambiental(エクセレンシア アンビエンタル)2016」を受賞しましたので、お知らせいたします。同賞は、優れた環境活動を展開している企業に与えられるメキシコ最高位の環境賞であり、京セラグループとして初めての受賞となります。

 KMXでは、環境パフォーマンスを毎月評価する審査委員会を設置し、環境負荷の低減を図っています。このたび、省エネルギーや資源の有効利用、排水リサイクルの推進に加え、社員による環境保全活動や地域貢献活動など、工場を挙げたこれまでの取り組みが総合的に評価され、受賞に至りました。ヌエボ・レオン州アポダカ市で6月下旬に開催された授賞式典には、メキシコの環境天然資源大臣を含む政府関係者も出席し、KMXを含む19社が受賞しました。
 京セラは、温室効果ガス、エネルギー、水、産業廃棄物の4項目について目標を定めた「京セラグループグローバル環境方針」を制定し、グループを挙げて環境活動に取り組んでいます。今回のメキシコにおける受賞以外にも、これまで日本で「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を6年連続で受賞しているほか、米国カリフォルニア州では、サンディエゴ市より15年連続でリサイクル賞を受賞しています。今後も、環境に配慮した製品を提供するとともに、地域社会の発展と地球環境の保護に貢献する活動を積極的に推進してまいります。

■KMXにおける主な取り組み内容
1. 省エネルギー対策
太陽光発電システムや高効率設備の設置に加え、照明設備にLEDや人感センサーを導入することで、工場の省エネ化を実現。

2.分別の徹底による資源の有効利用
廃棄容器のラベルを識別しやすい色に統一し、写真入りで内容を表示するなど、分別の徹底により産業廃棄物と一般廃棄物の削減に取り組み、資源の有効利用を推進。

3.排水リサイクルの推進
製造工程で使用する水量を稼働状況に応じて細かく制御するため流量調節弁を導入したほか、より多くの排水を再利用できるようろ過装置を改善するなど、排水リサイクルを推進。

4.社員による環境保全活動・地域貢献活動
ペーパーレスを推進する活動や植林活動を実施。また、1996年より、中高生を対象としたティファナ市主催の環境啓発イベントに参加し、環境の大切さについて学生たちに理解を深めてもらうため、KMXの活動を紹介。


■ご参考:KYOCERA Mexicana, S.A. de C.V.について
同社は、1987年にメキシコに設立した京セラのグループ会社であり、通信基地局向けの  セラミックパッケージなどを製造しています。2004年には太陽電池モジュールの生産を開始し、同社で製造した太陽電池モジュールが世界有数の認証機関DNV GL社による信頼性調査「PVモジュール信頼性スコアカード2016」において「トップ パフォーマー」に認定されるなど、環境への配慮に加え、品質にこだわったものづくりを行っています。

カテゴリ:
企業動向
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