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    「渡辺えりがここまでやるの、なんでだろう?」 ――オフィス3○○『70祭 ERI WATANABE CONCERT』 開幕直前!渡辺えり×テツandトモ座談会

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    2025年12月15日 17:45

    2025年1月5日に70歳を迎え、古稀記念公演として1月に『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』、6月に『少女仮面』を上演するなど、精力的に駆け抜けてきた渡辺えり。そんな節目の一年の締めくくりを飾るのが、12月20日(土)・21日(日)に東京芸術劇場プレイハウスで開催される『70祭 ERI WATANABE CONCERT〜ここまでやるの、なんでだろう?〜』だ。
    『ここまでやるの、なんでだろう?』というサブタイトルを目にした瞬間、♪ジャジャジャジャ~ンというギターの音色とともに、あの声――12月20日(土)公演で司会を務めるテツandトモの声が脳裏に浮かんだ人も多いはず。
    なぜテツandトモが司会を? 渡辺えりはどこまでやるのか? そんな疑問にお答えすべく、渡辺えりとテツandトモによるトークライブさながらの座談会をお届けする。

    テツ えりさん、明治座での舞台、お疲れ様でした。
    渡辺 あなた、観に来てないでしょう!
    トモ いきなり何を言い出すんだ(笑)。
    テツ いやいや、えりさんの演技、素敵でした。
    渡辺 じゃあ、私がどんな役だったか言えますか?
    テツ あのですね、え~っと……お店のママ!
    渡辺 ブ~! 違いますけど、今回のコンサートでは歌いながら色々な役になりますから。少女にもなれば、物にもなる、風にもなりますからね。20日(土)と21日(日)でセットリストの一部を変えて、1公演で100本分、もういいやっていうくらいやります。
    テツ じゃあ、本当にいろんなえりさんを見ることができるんですね。
    渡辺 そう、詰め込みすぎているくらい。前回のコンサートのとき、観に来てくれた方に「すごくよかったです、ただ詰め込みすぎですね」って言われたの。今回はそれよりもっと詰め込んでいますから。
    トモ はははははは! 上演時間はどのくらいになりそうですか?
    渡辺 今まさに調整しているところだけど、1部が約2時間、休憩を挟んで2部が約2時間。お二人の他にもたくさんのゲストの方をお呼びしていますが、出たり入ったり自由なんです。
    テツ・トモ ……え?
    渡辺 出たり入ったり自由なんです。
    テツ・トモ ……え、どういうことですか……?(笑)
    渡辺 舞台上にひな壇をセッティングするので、ゲストは出番を待つあいだ、私が歌っているところを聞きに来てくれてもいいし、舞台袖や楽屋で休んでくれていてもいいんです。
    トモ なるほど。お客様も出入り自由なんですよね。
    渡辺 お客様は、私がしゃべっているときだけ出入り自由です。本当は客席で自由にお酒を飲みながら楽しんでもらいたかったんだけど、劇場の都合でそれができなくて。だから、私がしゃべっているあいだにロビーに出て、一杯飲んで戻ってきてください、という形にしました。
    それで本題に入りますけど、20日(土)17:00公演で司会をしていただくテツandトモのトモさんは山形出身で、日本大学山形高等学校から日本大学藝術学部に進まれた方。出会いは、劇団3○○の『1の1の6』というお芝居でした。
    トモ 僕が20歳のときなので、35年前(1990年)です。その前、高校時代に山形市民会館でやっていた劇団3○○の公演を観に行って、えりさんにサインをいただいたんです。それを今でも家に飾っていて。20歳になったときに『1の1の6』の出演者オーディションの案内が出ていて、ちょうど夏休みだったので受けに行きました。

    渡辺 そのオーディションで詩吟を歌ってもらったら、すごく上手だったので即合格。そのときからの仲なんです。だから今回のコンサートでは、最初のメドレーに、お二人をご紹介するための山形民謡『花笠音頭』を入れました。相方のテツさんは山形出身ではないんですが、そこで少し山形のお話をして。そして、トモさんと同じく『1の1の6』に出演していた深沢敦さん、田中利花ちゃんと一緒に、『1の1の6』の楽曲を歌います。

    トモ 35年ぶりに歌わせていただきます。
    渡辺 テツandトモのお二人には、私の親友・木野花さんとのトークもしていただきますし、もちろんネタも披露していただきます。これがおもしろい話なんですけど、トモさんとはそういう出会いだったから、漫才師になったことを全然知らなかったの。それである夜中に、十八代目・中村勘三郎さんから「はやくテレビをつけろ!」って電話が来て、何かと思ったら「あら、石澤くん!?」って。

    トモ あ、私、石澤です(笑)。
    渡辺 「とにかくおもしろいから見てみなよ!」「これ、一緒に芝居やった人だよ!」っていうやりとりをして。勘三郎さんからの電話で知ったの。
    トモ おもしろいと思っていただけたことが嬉しいですね。

    渡辺 ちなみに21日(日)の公演では、山形出身の橋本マナミさんとロケット団に司会をしていただきます。ロケット団は、勘三郎さんの息子である六代目・中村勘九郎さんから「山形弁のおもしろいタレントがいるぞ」って電話をもらって知ったの。そういうご縁についても、コンサートで詳しくお話ししたいと思っています。そして、テツandトモのお馴染みのネタから『ここまでやるの、なんでだろう?』というタイトルをつけた理由や、何のために、なぜここまでハードなことをやるのか、ということもお話しします。
    トモ そもそも「古稀記念コンサートの司会を」とお声掛けいただいたのは、もう2年前でなんですよね。「そんな先のスケジュール、わかりませんよ~!」って言っていたくらいですから。山形での『渡辺えりと花笠を踊ろう会』の打ち上げでしたよね。えりさんが歌っていて、テツが一緒に踊ったりして。
    渡辺 そう。今回のコンサートは、これまで3○○の公演に関わってくれた人や、山形出身の人を中心に呼ぼうと思っていて、お二人はその代表格だったの。
    テツ だから実のところ、僕はいらなかったんですけど。
    渡辺 何言ってるのよ、そのときに「お二人とも出ていただけますか?」って聞いたもの。「テツさんは滋賀出身で山形の方じゃないけど、いいかしら?」って。
    トモ そうでしたね。
    テツ そうです、それで僕が「ぜひお願いします!」と。
    渡辺 でも、2年前から準備しているっていうわりに、もうバタバタで。本当に大変。
    テツ まさに『ここまでやるの、なんでだろう?』というタイトル通り、「えりさん、こんなにやって大丈夫なの?」って思いますよ。
    渡辺 スタッフもね、これだけゲストがいるから、全部私が歌うとは思っていなかったわけ。今思えば、ゲストに歌ってもらうほうがラクだった(笑)。

    テツ 何を言ってるんですか!
    トモ ボリュームたっぷりですから、僕たちのトークで延びないようにしないといけないですね。僕にとって渡辺えりさんは、子どものころ、NHK連続テレビ小説『おしん』のころから見ていた方ですから、精一杯やらせていただきます!

    渡辺 『おしん』って、もう40年以上前のドラマだけど、山形に帰るといまだに「『おしん』の渡辺えり」って言われるのよ。そのあとにやってきた私の舞台を観てくれていても、やっぱり『おしん』の印象が強い。それを思うと、世の中を変えようとしても50年、100年かかるんだな、何のためにお芝居をやっているんだろうと、ちょっとむなしくなることもある。でもやっぱり、未来のために、諦めずに、ここまでやるんだと思う。今回は「死ぬかもしれない」と思ってやっているから。実際、10年前に舞台上で倒れたことがあるのよ。でも、這いつくばって歌い切ったからね。
    トモ それくらいの覚悟で臨んでいらっしゃるんですね。えりさんが倒れたら、僕たちが支えますから。
    渡辺 ほんと? 倒れそうなところは、先に教えておくから。あと、足をつるかもしれない。
    テツ ああ、任せてください。僕の素直な気持ちをお話しすると、えりさんに直接お会いするまでは、トモからの情報しかなかったんです。もちろんテレビでは拝見していて、とても楽しくて明るい方という印象だったんですけど、トモからは「えりさん、実はすっごく怖いんだ」って言われていて。
    トモ 出た、テツの悪ふざけが!(笑)
    テツ だから、初めてお会いするとなったときはすっごく緊張していたんです。でも実際はもう全然違うわけですよ。優しいし、おもしろいし、すごく気遣ってくださるし。
    渡辺 そう思うでしょ? でも、演出をするとなったら変わるから。真面目だし近眼だから、眉間にしわが寄ってきつい顔になるのよ。
    テツ それもトモから「えりさんって普段からこういう怖い顔するんだよ」って聞いていたので、身構えてました。
    トモ 言ってないよ!(笑)

    渡辺 普段はこんな顔しないわよ!(笑) でもコンサート本番は、出演者は多いのにリハーサルの時間は限られているから、出トチリしたり時間が押したりしないかが気がかりで。何かあったら怖い顔になっちゃうかもしれない(笑)。そういうときは「まあまあ、えりさん~」って言って出てきてください。

    テツ もちろんですよ! まあ僕が一番怒られるかもしれないですけどね(笑)。今回のコンサートは司会もさせていただきますけれども、僕はえりさんの素晴らしい歌やダンスをたっぷり楽しませていただくことを純粋に楽しみにしていますし、えりさんと共演させていただけることが本当に嬉しいです。
    渡辺 こちらこそ、よろしくお願いします。それにしても、今も全然話し足りないから、コンサートじゃなくてトークライブにすればよかったね(笑)。

    文:榊 恵美/撮影:神屋敷 徹

    <公演概要>

    【公演日時】
    2025年
    12月20日(土) 17:00開演
    12月21日(日) 14:00開演

    ※未就学児入場不可

    【会場】東京芸術劇場プレイハウス(東京都豊島区西池袋1-8-1)

    【演出】渡辺えり

    【出演】20日17時公演のトークコーナーに 木野花 が登場!
    テツandトモとの豪華トークコーナーで、ここだけの楽しいお話が満載。

    <12月20日(土) 17:00公演>司会:テツandトモ
    渡辺えり

    頭脳警察
    澤竜次(さわ りゅうじ): ギター
    宮田岳(みやた がく): ベース
    樋口素之助(ひぐち もとのすけ): ドラム
    おおくぼけい: キーボード
    竹内理恵(たけうちりえ):サックス/フルート
    石垣秀基(いしがきひでき):尺八

    Sumire&TAMAI、田中利花、深沢敦、元劇団3〇〇劇団員有志達

    ・ミュージシャン
    会田桃子、川波幸恵、川本悠自、coba、小林武文、近藤達郎、佐藤舞希子、新内多賀太夫、佐山こうた、鈴木崇朗、宅間善之、田島拓、西嶋徹、長谷川ガク、三枝伸太郎、RIO

    アイザワアイ、岩崎環、黒河内りく、小出奈央、椎木美月、鈴木楓加、手塚日南人、南条采良、藤浦功一、松井夢、翠月瞳、森嵜未弓、夢乃

    20日 出演決定! 友寄有司

    <12月21日(日) 14:00公演>司会:橋本マナミ、ロケット団
    渡辺えり

    尾上松也、北村岳子、Sumire&TAMAI、田中利花、根岸季衣、深沢敦、山崎ハコ、屋比久知奈、元劇団3〇〇劇団員有志達

    ・ミュージシャン
    相川瞳、会田桃子、大野慎矢、川波幸恵、川本悠自、coba、小林武文、近藤達郎、佐藤舞希子、新内多賀太夫、佐山こうた、鈴木崇朗、宅間善之、田島拓、西嶋徹、長谷川ガク、マレー飛鳥、三枝伸太郎、RIO

    アイザワアイ、岩崎環、黒河内りく、小出奈央、椎木美月、鈴木楓加、手塚日南人、南条采良、藤浦功一、松井夢、翠月瞳、森嵜未弓、夢乃

    21日 出演決定! 土屋良太、友寄有司


    ※キャストの出演スケジュールは予告なく変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

    【チケット】一般 ¥12,000  U-30/当日引換券 ¥5,500
    ※全席指定・税込

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    https://w.pia.jp/t/office300/ ※PC/スマートフォン共通(Pコード:537-022)
    セブン-イレブン店内端末にて直接購入可能

    MITT TICKET
    03-6265-3201(平日12:00〜17:00)
    ※座席選択可能

    【チケットに関する問合せ】
    Mitt:03-6265-3201(平日12:00~17:00)

    【公演に関するお問合せ】
    オフィス3〇〇
    TEL:03-6450-8603/FAX:03-6450-8608/MAIL:mail@office300.co.jp

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