日本の元気は踊り場?全国的な元気度は中くらいで、今後が正念場...

日本の元気は踊り場?全国的な元気度は中くらいで、今後が正念場  日本初の試み、地域の元気度を測定する全国「地域元気調査2015」実施

この度、株式会社アール・ピー・アイ(代表取締役:長澤 博英)と株式会社バイヤーズ・ガイド(代表取締役社長:永瀬 正彦)は共同調査として、全国約1.6万人の20~69歳の男女を対象に、「地域元気指数」調査及び、「食のイメージ」調査からなる全国「地域元気調査2015」を実施しました。

図1 地域元気指数上位10
図1 地域元気指数上位10

近年、人口減少や少子高齢化による「地域」の活力が低下する中、地域の元気回復に向けた取り組みが活発化しています。一方で、地域を元気にするための課題や元気の源(要因)は、各地方でそれぞれに異なり、効果的な取り組みを行うことは容易なことではありません。
状況下、地域の元気度を主観的、客観的に評価し、数値化するための基準や測定方法、元気づくり及び食のイメージに関わる各種指標等の基礎データ構築が課題となっています。

このため、地域の元気度を経年的に把握する、日本初の全国規模の調査として、全国「地域元気調査2015」を実施しました。結果は以下のとおりです。


【全国「地域元気指数」調査】
1.地域元気指数と幸せ指数
■地域元気指数は5.76で中位の元気度、DI(※1)はマイナス5.3ポイントで、全国的に減退傾向。今、日本の元気は踊り場。
2015年度、全国の地域元気指数は平均で5.76(10段階評価)、どちらともいえないの5.0と6.0が43.5%を占め、DI(※1)はマイナス5.3ポイントと減退傾向。日本全体の元気度は踊り場にあり、今後、上るのか下るのかの正念場にあるといえる。
※1 DI=前年との元気度の増減傾向をみる指数

■地域元気が高まると、個人の幸せ感も増加することが判明。
地域の元気度と個人の幸せ感には強い関係があり、地域が元気であると感じている人ほど、個人の幸せ感も高い傾向にある。地域の元気が1上がると、個人の幸せ感が0.74上がるという関係にあり、地域が元気になることで、幸せな人が増えることが分かった。

2.都道府県別・市町村別 地域元気指数
■2015年度の都道府県別地域元気指数1位は沖縄県(6.37)、2位 神奈川県(6.23)、3位 福岡県(6.18)。市町村では1位 神奈川県藤沢市(7.14)、2位 滋賀県草津市(6.89)、3位 沖縄県石垣市(6.84)。

■町で唯一、徳島県北島町(6.60)が10位以内にランクイン(※2)。
※2 サンプル数が20件以上あった174市15町中

■人口規模が大きい都市ほど地域元気指数が高くなる傾向。
5万人未満の市において、地域元気指数が4.98と低く、昨年に比べ元気が「減った」と感じる人が「増えた」と感じる人より18ポイントも上回り、かなり危機的な状況、元気づくりの正念場と思われる。

図1 地域元気指数上位10
https://www.atpress.ne.jp/releases/84133/img_84133_1.jpg
図2 市町村規模別 地域の元気度
https://www.atpress.ne.jp/releases/84133/img_84133_2.jpg

3. 性年代別・居住ブロック別 地域元気指数と幸せ指数
■地域の元気は圧倒的に若い女性がけん引。

■地域元気指数や幸せ指数は“南高北低”。
地域の元気を感じているのは、20歳代女性が最も高く、次いで30歳代女性、60歳代女性が続き、幸せ指数も高い。
地域元気指数と幸せ指数が最も高いのは「沖縄」。次に「九州」や「東海」、「近畿」において高い。一方、地域元気指数、幸せ指数が低いのは「北東北」で、他ブロックに比べて著しく低位にある。

図3 性年代別 地域元気指数と幸せ指数
https://www.atpress.ne.jp/releases/84133/img_84133_3.jpg
図4 居住ブロック別 地域元気指数と幸せ指数
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4.地域元気の要素
■地域の元気は、「まちの賑わい」「地域経済の安定」「住みよさ」にあり。
・「まちの賑わい」は、街や商店街に活気があり、若者が地域にいること。
・「地域経済の安定」は、地域に働く場があり、地域の経済環境が安定していること。
・「住みよさ」は、暮らしの利便性と、生活環境の快適性が確保されていること。

5.都道府県別 自己評価と他者評価
■自己評価と他者評価の地域に対する共通するイメージや、ギャップが元気づくりの有望なヒント。
自己評価、他者評価ともに全体平均より高い割合で共通しているイメージや、反対にその差、ギャップが大きいところは、地域の元気をUPさせる方向性を考える上で、有望なヒントになる。


【47都道府県「食のイメージ」調査】
■食のイメージは総合力で「北海道」が首位。「大阪府」「福岡県」が追撃、「京都府」「沖縄県」「新潟県」も健闘。

■食材よりも加工品・料理で地域を認知する傾向がある。

■印象に残った品目は「新潟県のコシヒカリ」、「香川県の讃岐うどん」、「北海道の牛乳、チーズ、バター」「秋田県のあきたこまち」、「北海道のゆめぴりか、ななつぼし」など。

■「松阪牛」「北海道スイーツ」「静岡茶」など、ブランド商品は地域名との相性が良い。


調査結果の詳細は、以下リンク先をご覧ください。

全国「地域元気調査2015」
https://www.atpress.ne.jp/releases/84133/att_84133_1.pdf


データを転載する際には、『全国「地域元気調査2015」(株式会社アール・ピー・アイ、株式会社バイヤーズ・ガイド調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。


【株式会社アール・ピー・アイについて】
「地域を元気に!」というビジョンのもとに、地域づくりのさまざまな分野、場面において、お客様の抱えるテーマに対し、ともに最適解を導きだし課題を解決する、グッドパートナーとなることを目指しています。
URL: http://www.rpi.co.jp/


【株式会社バイヤーズ・ガイドについて】
経営理念【結】のもと、「作る人と買う人を結び、最終的に消費者と結ぶ」、「地域と消費地を結ぶ」という出会いの機会を創出。常にお客様の結果を優先し、相互補助の精神でサービスを行っています。
URL: http://buyersguide.jp/

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