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    猛烈な勢いで成熟へ向かう中国自動車市場~今後の成功の鍵は「製品」ではなく「消費者」にあり~(自動車業界リーダー・ラウンドテーブルより)

    報道関係者各位
    プレスリリース                      2008年3月12日
               株式会社テイラーネルソンソフレス・インフォプラン
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            猛烈な勢いで成熟へ向かう中国自動車市場
         ~今後の成功の鍵は「製品」ではなく「消費者」にあり~
           (自動車業界リーダー・ラウンドテーブルより)
                http://www.tnsglobal.com
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    2008年3月11日(東京)、活況を呈する中国自動車市場では、新規購入者が
    新車購入者全体の約70%を占めており、消費者は自動車購入にあたって
    商品性能やそのステイタス性を強く重視している。しかし、このたび上海で
    開かれた第4回自動車業界リーダー・ラウンドテーブルにおいてTNS(テイラー
    ネルソンソフレス)中国マネージング・ディレクターのジム・セイラー氏は、
    中国においては商品特性自体やその商品によって成功を誇示できるかどうかも
    さることながら、自分のライフスタイルにマッチするブランドへのニーズが
    増大しつつあることを重要視すべきと強調した。

    「急成長が見込まれる中国市場において、自動車メーカーは強力なブランドを
    確立し、競争が激化する中で他社との差別化を図る必要がある。
    中国の自動車市場は途方もない可能性を秘めているが、それだけで持続可能な
    成功が保証されるわけではない」とセイラー氏は述べ、「徹底的な顧客志向が、
    メーカー各社の意欲的な目標を達成する鍵になる」と付け加えた。

    すべての製品カテゴリーでこれまで以上に選択肢が広がる中で、中国の
    消費者は急速に見識を深めており、自分が保有すべきブランドへの期待感を
    さらに高めている。特定ブランドへの強いコミットメント(こだわり)を
    表明する新車購入者の割合は38%にすぎず、各自動車メーカーは、
    自社ブランドをより明確に特徴づけるための取り組みを加速させなければ
    ならない。

    「これまでは新規購入者が市場の大半を占めていたが、中国自動車市場も
    間もなく次のフェーズに突入するだろう。」とセイラー氏は続けた。
    さらに「自動車メーカーが中国市場で長期的に成功を収めるには、確固たる
    ブランド・アイデンティティーを確立し、消費者とのコミュニケーションの
    初期の段階(販売前も含め)からそのアイデンティティーをターゲットの
    消費者と強く関連づけるとともに、顧客のライフサイクル全体にわたって
    適用していくことが重要である」と語った。

    中国国内の地理的条件の問題から効果的な流通網の構築が遅れており、
    販売店のセールスマンも未熟であることが多いため、自動車販売店がブランド
    の「顔」としての役割を果たすための適切な足掛かりを得る機会は少ない。
    実際、車の購入にあたって自動車販売店を信頼できる存在あるいは
    有益な存在と考える人の割合は、全体の15%未満にすぎない。
    中国の自動車購入者にとっては、友人・家族からの薦めに加えて
    インターネットが重要な情報源となっており、先ごろTNS/KPMGによって
    実施された調査の回答者の40%以上が、インターネットは購入決定において
    「極めて重要」または「非常に重要」と回答した。

    マーケティング担当者にとって、インターネットは消費者の関心度をひきつける
    ために有効な手段ではあるが、自社ブランドを消費者のライフスタイルにマッチ
    させるには、単に自社のウェブサイトを開設するだけでは不十分である。
    「一般のチャットルームやブログ、プレスリリース、業界レビューなどを通じて
    市場に対して多くのニュースを提供し、オンラインでの強い存在感を示すこと
    ができれば、市場における優位性を確保することが容易になる」とセイラー氏は
    締めくくった。

    ◇中国の自動車市場について
    中国は、今や日本を追い越してアメリカに次ぐ世界第2の自動車市場となった。
    2007年、新車の総売上台数(トラックとバスを含む)は約22%伸びて880万台、
    新車乗用車の販売台数は、前年比25%増の530万台(多目的車とスポーツ用
    多目的車を含む)に達した。

    現在、中国には自動車メーカー(OEM)が約70社あるが、メーカーの再編や
    淘汰がさらに進みつつあるとみられている。大手メーカー上位7社が
    乗用車市場の約50%を占めており、また海外ブランドが市場で圧倒的な強さを
    示し、中国の自動車売上高のほぼ75%を占めている。一方で、中国独自の
    メーカーも中級車・上級車セグメントで製品ラインの拡大に力を入れるなど、
    急速に活動を増大させている。

    ◇TNS(テイラーネルソンソフレス)について
    TNSはロンドン証券取引所に上場している世界最大規模のマーケティング
    情報サービス会社であり、世界中のクライアント企業が消費者のニーズや
    欲求をより良く理解できるよう、様々な市場情報の収集、分析を行っている。
    TNSでは、主にマーケット・セグメンテーション、広告・コミュニケーション、
    新商品開発、ブランドパフォーマンス、ステークホルダーマネージメントに
    関する調査・提言を行っており、また社会的・政治的世論調査においても
    数多くの実績がある。現在80ヶ国以上に及ぶネットワークを通じて、各国の
    市場に精通した専門家の知識と、国際的に一貫した情報収集・分析力を用いて
    質の高い情報提供サービスを行っている。

    ※TNSについてのさらに詳しい情報は http://www.tnsglobal.com
     ご参照ください。

    ◇当資料の内容に関する問い合わせ先
    株式会社TNSインフォプラン
    担当 : マーケティング&PR 田中 真理子
    Tel  : 03-3265-5590
    Fax  : 03-3265-5419
    E-mail: mariko.tanaka@tns-global.com

    ※本プレスリリースは記事掲載用にのみ提供しております。
     TNSの書面による事前承認なく、本プレスリリースを広告や宣伝等には
     ご使用できませんのでご了承ください。

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    2008年10月15日 09:30